4月12日（土）J1 第6節 大分 vs 川崎Ｆ（19:00KICK OFF/九石ド）
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前節、大宮に２−０で敗れた大分トリニータ。開幕２連勝で好スタートをきったが、その後、３連敗。黒星がひとつ先行してしまった。

足首の捻挫から復帰したばかりのFW高松大樹は、「大宮戦は前半の１本で流れがあっちに持っていかれてしまった。大分としたら０−０か、１−０で前半を終えるのが理想の流れ。あの１本でやりにくくなったし、やられたという感じはあった。」とこの試合を振り返った。

連敗したここ３試合は、名古屋戦の前半３分、G大阪の１２分、大宮戦の前半４３分に相手に先制点を奪われて、負けるというパターンが続いている。DF森重真人も「先制されるときついゲーム展開になってしまう。まずは、しっかりと守備を固めて失点しないことが、何より大事」と話している。３連敗を抜け出すためには、まず失点しないことがポイントとなってくるであろう。

今節はホーム・九州石油ドームに川崎フロンターレを迎える。

川崎Fは３節、４節で２連勝したが、前節の京都戦で０−１で敗戦を喫し、連勝ストップ。しかも、フッキの退団、また関塚監督は体調不良のため検査入院と、チーム状態は落ち着かない状態だ。しかも２００７年の５月１９日には０−２、２００６年の７月２９日には１−１、２００５年は０−１とアウェイでの相性はあまりよくはないが、２００５年以降の対戦戦績は４勝２分２敗と川崎Fの方が上回っている。しかし、ホームでの戦いを得意とする大分なので、ここは気を引き締めて臨まなければならない。

両チームとの３−５−２の布陣を組み、システムが同じになる。大分としては、大宮戦でラインが下がりすぎる場面も多かったので、前からしっかりとプレッシャーをかけ、攻撃に転じた時には、サイド攻撃、２列目、３列目の動きにも期待したい。チーム得点王の金崎夢生も、「もっと積極的にしかけ、ゴールを狙っていきたい」と言い、公式戦４ゴール目への意気込みを語った。川崎F戦でJ1通算１００試合出場になるDF深谷友基も、「しっかりと守備がはまった時にはウチは調子がいい。まずは立ち上がり失点しないこと。絶対ホームでは負けたくない」と自らの記念の試合を勝利で祝うつもりだ。

川崎Fはシステムが同じ相手には、なかなか自分たちのペースを作れないところもあるが、「勝ことが何より関塚監督への薬になる」と高畠監督代行が話すように、まずは監督もためにも勝点３をプレゼントしたいはずだ。

同じシステムのガチンコ勝負。主導権を握るのはどちらのチームか。楽しみにしたい。

以上