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【J1:第6節 京都 vs 神戸】プレビュー:今季最初の関西ダービー 因縁の西京極決戦! 6位神戸と、7位京都の直接対決、攻撃陣に不安を残す神戸に、チーム一丸の京都が挑む(08.04.13)

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4月13日(日)J1 第6節 京都 vs 神戸(13:00KICK OFF/西京極
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J1第6節、京都は神戸を迎え撃つ。前回の西京極での両者の対戦は2003年11月22日2ndステージ第14節まで遡る。J1残留天王山となった試合で京都は神戸に敗れ、結局J2降格の悪夢を見ることとなった。
あれから5年―、西京極での苦い過去を塗り替える勝利を見せることができるか。ホームのサポーターのためにも京都、意地を試されるゲームとなる。さらに、順位を見れば神戸6位(勝点8)に、京都が7位(勝点8)。ここで絶対に勝点3を積み上げなければならない。

前節、京都は素晴しい勝利を収めた。対柏(4節)敗戦の悪い流れを断ち切り、かつ、対川崎Fへの連敗を止める白星は、勢いと共に自信を深める勝点3となったはずだ。加藤久監督も「個々でサッカーをすれば負けていた。チームで、ボールにプレスをかけることでゲームをコントロールできた」と手応えを十二分に感じている。

対する神戸はやや深刻な事態に。前節の東京V戦でチームの大黒柱・大久保嘉人が退場処分を受け、今節出場停止。もう一人のFW・レアンドロも4節から負傷離脱となっており、相次ぐ得点源の今節欠場は神戸にとって不安を残す。しかし、京都・加藤久監督は「他の選手が頑張ればチームは活性化する。誰が出ても神戸のサッカーは変わらないでしょう。絶対に簡単なゲームにならない」と楽観を完全否定した。神戸は前節の試合で、ボッティが攻撃を牽引し、金南一も守りで力強さを見せていた。チームの危機を収束し力に変える選手がいるだけに気の緩みは命取りになるだろう。

チームの危機、そこで結果を残す。前節、これを体現した選手が京都にいた。川崎F戦、前半終了間際に、ディフェンスの中心・手島和希が左足を負傷、チームに不安がよぎった。手島和希は今年の京都の躍進を支えてきたDFだ。素早いカバーリングと反応良く1対1に持ち込む上手さ、そしてライン統率と、本人は「シジクレイがいてくれるから」と控えめだが、若い増嶋竜也の前へ出る積極性を上手く引き出す役目まで果たす働きぶりだった。

その手島の負傷退場は京都にとって大きな痛手となるはずだったが、それを払拭したのが森岡隆三だ。今季初めて控えに名を連ね、いきなりの出番にも関わらず川崎Fの猛攻を跳ね返した。ここまで出場機会が全くなかったが、見事勝利に貢献した森岡隆三。その森岡について秋田豊コーチはこう言った。「結果を出すことは分かっていたよ」と―。「(森岡)隆三は常に前向きに練習を大事にしていた。結果を出すことは分かっていた」。さらに秋田コーチはこう語る、「試合に出ていない選手のモチベーションでチームの雰囲気は変わる。だから(森岡の活躍は)チームの活性化につながる」

今季、控えに入っても未だ出場できていない選手に、倉貫一毅、斉藤大介、中谷勇介がいる。練習を見れば、彼らが常にいい準備はしているのはすぐ分かる。後はチャンスがいつ来るか、ということだろう。数少ないチャンスで結果を出してポジションを奪う、このとてつもなく厳しいポジション争いがチームに力を与える。今季、徳重隆明が控えからポジションを取ったように、控え選手のポジション争いも今季の京都の勢いの要因のひとつだ。今節は誰に出場チャンスが巡ってくるのか、加藤監督の采配にも注目だろう。

チームのために、そして何より自分自身のために結果を貪欲に追い求める選手たち。チーム一丸の京都、神戸相手にどんなサッカーを見せてくれるのか、その興奮は是非スタジアムでどうぞ。

以上

2008.04.12 Reported by 武田賢宗
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