4月12日(土) 2008 J1リーグ戦 第6節
大分 0 - 0 川崎F (19:05/九石ド/16,977人)
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「今日の試合は一人少なくなった中で引き分けに終わったが、勝利の勝点1だったと思う。戦術が重要ではなく、大分の心を見せることができたことが何より大事」。試合後の記者会見で大分・シャムスカ監督は満足そうに語った。
開幕2連勝の後、3連敗と黒星がひとつ先行していた大分トリニータ。4連敗してしまうと2004年以来のワースト記録になってしまう。この日は「絶対に負けられない」と試合前、選手たちはDFを中心にミーティングをして試合に臨んだ。
一方の川崎フロンターレも関塚隆監督が検査入院をしているために、この日は高畠勉コーチが監督代行を務めたが、「関塚監督に勝ち点3をプレゼントすることが何よりの薬になる」とより一層気合を入れて大分の地へ乗り込んだ。
試合序盤から川崎Fペースで試合が進んだ。鄭大世がサイドに流れれば、中村憲剛、谷口博之が効果的に飛び出してくる。大分は川崎Fの攻撃に対して、ディフェンスに追われる一方。そして前半の14分と15分、立て続けにDF深谷友基がイエローカードをもらい、警告2回で退場。深谷はこの日、J1通算100試合目の記念日で、試合前には花束贈呈のセレモニーが行なわれ、本人としてもメモリアル試合を自ら勝利で祝いたいと意気込んでいた矢先の出来事だった。悔しそうにピッチを去る深谷を背に、大分は残りの75分間を10対11の数的不利な状況で戦わなくてはならなくなった。
シャムスカ監督は、ホベルトをDFラインに下げ、エジミウソンのワンボランチに。そして、「高松大樹は守備の時にはトップ下まで下げ、攻撃ではFWに。金崎夢生は守備の時にはボランチ、攻撃ではトップ下と、一人二役の役割を与えた」(シャムスカ監督)
一方の川崎Fは数的有利をいかし、多彩なポジションチェンジを繰り返しながら大分陣内を攻め立てる。セカンドボールは全て川崎Fに拾われる。何度となくゴールに襲いかかる川崎Fの攻撃陣を、大分の最終ラインは体を張って止めた。
後半に入っても川崎の猛攻は続いた。この日のシュート数は大分の5本に対して、川崎は3倍以上の16本。しかし、度重なる川崎Fの決定的なチャンスをスーパーセーブで凌いだのは大分の守護神・西川周作だった。
「一人退場者が出てから、気持ちをひとつにして、相手のFWをいかに止めるか、みんなで話し合った。勝ちに等しい勝点1だったと選手全員思っている」そう話したのはDF上本大海だが、この言葉から大分のチームがどれだけ一丸となって戦っているかが伝わってくる。
次節は、勝ちに等しい勝点1ではなく、勝利の勝点3を全員でもぎ取ってもらいたい。
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第6節 大分 vs 川崎F】レポート:試合はスコアレスドロー。前半15分で退場者が出て数的不利になった大分。勝ちに等しい勝点1をゲット。(08.04.13)
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