4月12日(土) 2008 J1リーグ戦 第6節
横浜FM 2 - 0 柏 (14:05/日産ス/20,026人)
得点者:14' ロニー(横浜FM)、71' 山瀬功治(横浜FM)
----------
昨季、対戦成績1勝3敗と苦手にしていた柏レイソルをホームに迎えた横浜F・マリノスが、2−0と快勝。しかも期待されていた新外国人ロニーが、J初ゴールといううれしいおまけ付きだ。
試合は序盤から横浜FMペース。高い個人技をベースにパスワークも冴え、柏陣地で試合を進める。そしてロニーのゴールが生まれたのは前半14分。松田直樹が、ゴール前付近の右サイドへ走り込んだロニーへ正確な縦パスを送る。すると、ボールを受けたロニーは背負っていた柏DF古賀正鉱のマークを、反転し一瞬かわし、素早いタイミングでシュート。ボールはゴールに吸い込まれた。
だが、柏も徐々にボールキープ率を上げる。その起点となったのは左MFの茂原岳人。サイドに張るだけではなく、ピッチ中央にも顔を出すので横浜FMのDFは彼を捕まえきれず、ボールを持つとタメを作り、味方のサイドからの押し上げを引き出した。25分にはその茂原自身が左からクロスを蹴り、中で鈴木達也がダイレクトで合わせたが、ボールは右枠外へ。その後、柏は前半終了までクロスを6本上げることには成功したが、シュートミスや相手DFにクリアされ、ゴールには至らず。その間、31分に横浜FM山瀬功治のシュートがクロスバーを叩き、柏は冷や汗をかいたが、前半を終えた段階ではどちらに勝利が転がるかはわからなかった。
柏は後半の頭から左サイドバック石川直樹に代え、FWポポを投入。攻撃により力を注ぎ、開始から5分間で3本のシュートを放ち、支配力では横浜FMを上回る。また、60分にはアレックス、65分に菅沼実が途中出場し前がかりになる。しかし、その勢いは長くは続かなか
った。68分、ボランチ鎌田次郎がハンドでこの日、2枚目のイエローカードをもらい退場。すると、横浜FMが誇るアタッカー陣が再び躍動し始める。また追加点を狙おうと、指揮官は坂田大輔をピッチに送り出す。そして71分、ゴール前でその坂田がパスしたボールを山瀬功が蹴り込み追加点。その後も横浜FMが柏ゴールに何度も迫り圧倒し、勝利を飾った。
この日の横浜FMは、相手が1トップのため今季初の4バックを採用。システム変更に不安もあったが、大島秀夫が試合後、「久々の4バックだったが、去年もやっていたので、やりやすかった」と言うように無難にこなした。なかでも右ヒザ痛のロペスの欠場にともない、トップ下を務めた山瀬功がシュート7本を放つなどイキイキとプレー。また、ボランチ松田2得点の起点となるなど、攻守に大車輪の活躍。2人以外にも、山瀬功が「今年のチームは最終ラインだけでなく、選手全員の守備意識が高い」と言うように、前線からの守備も効いていた。さらなる飛躍を期待できる内容といえるだろう。
一方の柏は、石崎信弘監督が「退場者が出たのが残念。リズムが出ていたと思うけど…」と振り返ったように、後半いい流れのなか、1人欠いたのが悔やまれる。ただ、選手たちの多くは「自分たちのやりたいサッカーができなかった(古賀)」というように、立ち上がりから相手の個の能力に躊躇し、持ち味の前線からのプレッシングを遂行できなかったことを後悔していた。『柏らしさ』を取り戻すには、まず守備の再構築から取りかかることが必要のようだ。
以上
2008.04.12 Reported by 小林智明(インサイド)
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第6節 横浜FM vs 柏】レポート:横浜FMが今季初の4バックで快勝。柏はサイド攻撃から活路を見いだすも決めきれず(08.04.12)













