4月13日(日) 2008 J1リーグ戦 第6節
京都 2 - 1 神戸 (13:04/西京極/14,109人)
得点者:4' 田原豊(京都)、18' 田原豊(京都)、77' 石櫃洋祐(神戸)
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京都が神戸に競り勝ち今季初の連勝を果たし、勝点を11まで伸ばし5位に浮上。逆に神戸は今季初の連敗、9位に順位を落とした。
大久保嘉人、レアンドロを欠く神戸は「きちんとした守備から」(神戸・松田監督)と栗原圭介とボッティをFWに配置、「古賀誠史、朴康造が飛び出せば」と松田監督は期待を寄せた。
しかし、守備から入ろうとした神戸の思惑を、京都は開始早々から崩した。
前半4分、GK榎本達也へのバックパスに京都FW田原豊が素早く反応しプレスをかけると、榎本のパスを奪い、落ち着いて蹴り込み先制を奪う。
これで京都は勢いに乗り、15分には右サイドの平島のクロスに、中央の田原の裏に、徳重隆明が飛び込みダイレクトシュートを放つなど神戸を押し込む。
そして、18分、佐藤勇人が前線のスペースに浮いたボールを送り込むと、柳沢敦がそれに反応、DFと交錯してボールがこぼれると、それを田原豊が豪快に蹴り込み2-0とリードを広げる。京都は守備から入ろうとした神戸の出鼻を挫いた。
攻撃に出ようとする神戸だが、京都は古賀誠史、朴康造にサイドを突破させず、攻撃を作らせない。神戸は36分に左サイドバックに鈴木規郎を入れてサイド攻撃の活性化を図るが、京都もスペースを消してボッティを自由にさせず攻撃を分断、相手にチャンスを作らせず前半を終了させた。
後半、京都は角田誠に代えて、中山博貴を投入。シジクレイをボランチからDFに下げ、アタリバをボランチに配置する。
神戸は須藤大輔を投入し、右サイドバックに松岡亮輔を、右サイドの中盤に石櫃洋祐を置く。
後半流れを掴んだのは神戸、後半5分には古賀のクロスのこぼれに石櫃が強烈なシュートを放つなど、京都ゴールに迫る。しかし、京都も神戸の裏を突く速攻でチャンスを作り、後半9分に柳沢の右サイドからのクロスに佐藤勇人がシュートを放つなど鋭い攻撃を見せる。
しかし、後半32分、左C.Kからこぼれたボールを石櫃に決められ、1点差に詰め寄られてしまう。
後半41分、京都は森岡隆三を投入し、3バックで神戸の攻撃を跳ね返し、2-1のままタイムアップを迎え、連勝で勝点3の積み上げに成功する。
今節、京都と神戸の大きな違いは2トップの働きの差だろう。柳沢、田原が裏、そしてポストプレーと、攻撃を牽引したのに対し、神戸はボッティが引いてボールを受けることしか出来ず、前半、攻撃を組み立てられなかった。
後半、神戸は須藤を入れ、古賀、石櫃のサイドを積極的に上げさせて前線の枚数を増やすと、前で仕掛けられるようになり迫力ある攻撃を作り出せるようになった。後半見せた攻撃への積極姿勢でこの連敗を乗り切りたいところだろう。
逆に京都は後半、柳沢、田原が絡めばチャンスを作れるが、FWが絡まないサイドの組み立てでは拙攻となる場面が目立った。
今節、ゲーム全体でつなぐ意識を見せた京都だが、つなぎからいつFWに入れるのか、という部分で課題を見せた。中盤がFWの動き出しに確実に応えられるパスをもう少し多く出せるようにしなければならないだろう。
速攻から、そして、つなぎから、柳沢、田原、徳重、林へと自在にパスが出せるようにならなければ、これからの戦いは苦しくなるだろう。
連勝だが、課題も試合毎に見える京都、さらに磨かれて成長してくれることに期待したい。
以上
2008.04.13 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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