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【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 大分】レポート:ロスタイムの明暗。追いつかれた新潟は今季公式戦初勝利を逃がす。大分は勝ちに等しいドロー(08.04.17)

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4月16日(水) 2008 ヤマザキナビスコカップ
新潟 1 - 1 大分 (19:00/東北電ス/16,159人)
得点者:72' アレッサンドロ(新潟)、89' 小林宏之(大分)
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新潟にとっては敗北に、大分にとっては勝利に限りなく近い結果だった。1-1の引き分け。後半27分、新潟がアレッサンドロのFKで先制。そのまま逃げ切るかと思われたロスタイム、大分は小林宏之が同点ゴールを決めた。

つかみかけていた勝利。それも新潟にとってはのどから手が出るほどほしかった今季の公式戦初白星。リーグ戦とヤマザキナビスコカップを合わせて公式戦9試合目でようやく手にするはずだった勝点3が、つかみかけたところでこぼれ落ちた。

ロスタイム。新潟の左サイドを大分・藤田義明が突破。シュート気味のクロスを新潟・GK北野貴之がはじき出す。そのこぼれ球を大分・小林宏之が押しこんだ。「シュートのところよりも、その前の段階。簡単にサイドを破られた」。新潟・内田潤は最後の最後にチャンスを作らせたことを悔やんだ。

新潟は微妙な空気のままリードしていた。後半27分、アレッサンドロのFKで先制する。我慢比べの中でつかんだ1点は今季初勝利に直結するはずだった。その重みは選手全員が感じていた。「リードしてから守りに入ってしまった」と内田。北野も「前でプレーするために、どう守るのかをはっきりさせなければならなかった」。リードしたことで、受け身に回り、その分、大分に攻撃機会を与えてしまった。

「勝っていない中、精神的にしっかりしたものがなかった」。鈴木淳監督も精神面の甘さを指摘した。先制点後、相手ボールに対するプレッシャーはほとんどなくなった。中盤でボールを回す大分の攻めにあわせて、動くだけだった。クロスに対してもほぼノーチェックで、中央を固めることに終始した「バタバタした守備」(鈴木監督)。

先制直後の選手交代は田中亜土夢から今季公式戦初出場のマルシオ リシャルデス。左アキレス腱痛から復帰したばかりで、フィジカルは未整備。ただ、ボールキープのテクニックはある。前線である程度ボールは持てる。そこからどうするかがあいまいだった。
「1点取って勝てるようなチームじゃない。1点を取ったらもう1点。畳み掛ける攻撃をしなければだめ」と内田。勝ち急いだ結果、生じたのは中途半端な守りの意識。その陰で、新潟の持ち味のアグレッシブな攻守は忘れ去られていた。「新潟のサッカーはどういうものなのか。しっかりと意識して戦わなければ」(内田)。これで公式戦9試合勝ち星なし。救いは勝点を積み重ねたこと。19日にはリーグ戦第7節京都戦(東北電ス)が控えている。原点に立ち返って、気持ちを切り替えるインターバルとして、中2日は十分な時間でもある。

大分にとっては、勝利と同等の価値がある勝点1だった。「われわれの頑張りはスコア以上のものがあった」。シャムスカ監督は手放しで選手を褒めた。出場停止と故障者が重なっていた。ただ、リーグ戦前節の川崎F戦を気持ちの入ったスコアレスドローで乗り切ったことで、ムードは上向きになった。この日の山崎哲也、小林宏之、藤田義明の3バックは初めての組み合わせ。それでも攻守のバランス、役割分担をスムーズに整えた。
そんな中で生まれたのがロスタイムの同点ゴール。小林宏が右足で押し込む。「右足は利き足じゃないけど」と苦笑いする小林宏は、「藤田が打ったとき、こぼれてくれ、って思った」と一瞬の集中力を同点ゴールの要因に挙げた。アウェィでのロスタイムの同点劇。「モチベーションが高まる」。シャムスカ監督は手ごたえを口にした。
新潟にとっても悪い結果ばかりではなかった。先制点、そして負けなかったことも事実。京都戦もホームで行われる。次につながる要素は多い。
両チームとも、この試合の結果、内容を次戦に結びつけることでチーム力がアップする。

以上


2008.04.17 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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