4月16日(水) 2008 ヤマザキナビスコカップ
千葉 0 - 0 札幌 (19:00/フクアリ/7,495人)
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リーグ戦で2試合連続4失点を喫し、守備の立て直しが急務だった千葉。ヨジップ クゼ監督はGKに今季公式戦初出場の岡本昌弘、右サイドバックにこの試合がJリーグ公式戦デビューのMF益山司、そして左サイドバックにJリーグ開幕戦での負傷箇所が回復したDF青木良太を起用。さらに、4月12日のリーグ戦第6節のスタメンからMFとFWの選手を3人入れ替えて臨んだ。対する札幌は、負傷者続出の中でMFクライトンが右足内転筋痛を押してスタメン出場。クライトン以外でリーグ戦第6節でもスタメンだったのは、DFの吉弘充志と坪内秀介、FWダヴィというようにスタメンの選手を入れ替えてきた。
序盤から得点機を作ったのは千葉だった。FW巻誠一郎が11分には札幌の坪内へのファウルがあったもののヘディングシュートを放ち、16分にはゴールポストの横に外れるシュートを打つ。攻撃が停滞した試合ではシュートがゼロで終わることが少なくない巻が、流れの中からシュートを打っているのはボールが前線まで入っている証拠だ。また、守備面では札幌のゲームメーカーのクライトン、得点源のダヴィに入るボールを、DFだけでなくダブルボランチのMF下村東美とMF米倉恒貴も積極的に潰すプレーが目立っていた。
前半はダヴィ、坪内のサイドからあとわずかでゴールという枠外シュートが目をひいたものの、千葉に主導権を握られた札幌。後半開始からは積極的に千葉のディフェンスラインを狙う攻撃で、試合の流れを変えに出た。だが、それに対して千葉のヨジップ クゼ監督は、タメを作りつつゲームメークしていたMF馬場憂太に代えて69分にFW新居辰基、79分には巻に代えてFW苔口卓也をピッチに送り出した。攻撃のポイントである『相手のディフェンスラインの裏を狙う』プレーをより明確にしたことで、後半の終盤には流れを引き戻した。だが、84分にはMF谷澤達也の枠内シュートが札幌のGK佐藤優也が左手1本でセーブされるなど、決定力不足もあって得点機をモノにできず、ノーゴールに終わった。
坪内が「後半は千葉をイケイケの状態にさせてしまったけど、その中で最後までみんなで粘り強くプレーできた」と語ったように、札幌は今季の公式戦で初の無失点試合と守備面で結果を残した。負傷者が多いチーム状況にあって、守備の成果は自信になるだろう。残念なのは、得意なはずのセットプレーが一度も得点に結びつかなかったことだ。
右足首の負傷のため益山がわずか9分で交代というアクシデントがあった千葉だが、代わりに入った坂本の奮闘もあって無失点と守備では手応えを得た。だが、「スペースに走りこむ選手がいないことが多いが、点を取るには1人はスペースに出る選手が必要」(馬場)、「相手の守備を崩すには3人目の動きが有効。もっとボールを呼び込めるように動き出しの質を上げることが大事」(苔口)というように、攻撃面ではまだ課題が山積している。ボールをどれだけ保持していても、思い切って前に出る仕掛けがなければ、やはり守備のブロックを崩して得点できないことは試合からも明らかだ。守備に戻る時のリスクマネジメントを常に頭に置きながらも、相手の意表を突くような動きのある攻撃を狙ってほしい。
以上
2008.04.17 Reported by 赤沼圭子
2008.04.17 Reported by 赤沼圭子
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