●国際親善試合〜北京で勝つための戦いは、続く。〜
6月12日(木)19:10〜/国立
U-23日本代表 vs U-23カメルーン代表
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北京五輪組み合わせ抽選会翌日に始まった、今回のU-23代表合宿。5月下旬のトゥーロン国際トーナメント、6月の国際親善試合vsカメルーン戦、そして7月下旬の壮行試合から五輪初戦アメリカ戦の8月7日へ、という流れがそろそろ明確に実感できる時期でもあり、本番のイメージが湧くと共に、メンバー選考への緊張感が少しずつではあるが感じられる3日間となった。
初招集も含む26名はそれぞれにフォアザチームに徹すること、その中で自分の持ち味をアピールすることの難しさを感じながらも、戦術練習や練習試合を終え帰路についた。国内で大枠での選考合宿としては最後もしくは限りなく最終段階だといわれた今合宿だが、充実の表情を見せる選手もいれば、いまひとつ納得のいかない表情を見せた選手もいた。
今合宿のメインは最終日に行われた練習試合。前日には、20日の抽選会で決まった対戦相手アメリカ、ナイジェリア、オランダに関する「簡単なイメージビデオのようなもの」(反町監督)を用いたミーティングが行われた。そこで戦う自分たちの姿、どう戦えばメダルに近づくのかというところに立ち返った。結果的には「全員守備、全員攻撃。ノンストップでの日本らしいサッカー」で強豪ぞろいのグループリーグに臨むしかないという話に終始したという。それを踏まえての練習試合ではあったのだが、結果も内容も決して納得のいくものとはいえなかった。
■1本目(40分×2)
U-23日本代表候補 1-1(前半0-0)浦和
得点:後半13分高橋峻希、後半32分李忠成(PK)
GK 西川周作(HT松井謙弥)
DF 槙野智章、小林祐三、細貝萌(HT青山敏弘)
MF 辻尾真二、菊地光将、梶山陽平、上田康太、柏木陽介
FW 李忠成、平山相太
■2本目(45分×2)
U-23日本代表候補2-1(前半1-0)大宮
得点:前半25分谷口博之 後半18分橋本早十、後半44分谷口博之
GK 山本海人(HT林彰洋)
DF 田中裕介、青山直晃、吉田麻也、中村北斗
MF 本田拓也、谷口博之、大竹洋平(HT岡崎慎司)、梅崎司(→大竹 ※後半35分から再出場)
FW 山崎亮平、萬代宏樹
メンバーに関しては前日に反町監督が「選手の個性を生かせるような組み合わせで」分けると話をしており、どちらが主力組、どちらがサブ組という明確な組み合わせではない。ただ、GKと攻撃陣に関しては浦和戦出場組が、守備陣に関しては大宮戦出場組が常連に近く、主力に近いといえそうだ。
3-5-2で臨んだ浦和戦に関しては浦和が主力を送り込んできた前半はなかなか自由にさせてもらえず、後半に入りようやくU-23代表が主導権を握ることができるようになってきた。唯一の得点はPKから生まれただけではなく、どことなく動きもバラバラとし、攻撃も単発かつ単調であった。特に中盤で上手くバランスが取れず後半ボランチに入った細貝が「もっとバランスが取れればよかった」と話せば、柏木も「全体に前に行ってしまう時間もあり自分が守備に残らざるをえなかったりチグハグ」と話した。最後尾からチームを見た西川は「新しい選手がいてコミュニケーションが上手くいっていない、、、という言い訳はできない。今後はもっと声を出し統率していかないと」と厳しい表情を見せていた。
4-4-2で臨んだ大宮戦。相手の大宮と同じシステムで、相手にペースを握られる時間帯があるものの、大宮ペースの時間も半分はあった。青山直晃がキャプテンマークを巻き、後方からチームを支えた。数度見せたヘディングと、1対1の強さはこの日のうち最も光っていた要素といえるだろう。得点は「狙っていた」という谷口博之の目の覚めるような2発。2本ともペナルティエリアぎりぎりと距離のあるところから、抑えの利いた強烈なシュート。チームとしてスピードをもったカウンターでサイドから中央へという展開だった。だが、得点機そのものはさほどなく、攻撃陣のアピールも谷口の2発の印象の方が強く、霞んでしまった。
2戦を終えて反町監督は「ゴール前は課題」と苦い表情を見せる。この課題の解消は必ずしも既存勢力で、と考えているとは限らないことを考えると攻撃陣にとっては悔いの残る練習試合となったのではないだろうか。また、指揮官は「ここでの課題はチームに持ち帰って欲しい」とも話した。メンバー争い自体はいまだ混沌としている。ということは逆に選手たちにとっては挽回のチャンスもあるということ。次回5月中旬の招集まで、選手たちは各々がこの3日間の課題をチームで克服すべく過ごす必要がありそうだ。
以上
2008.04.23 Reported by 了戒 美子
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