4月26日(土)J2 第9節 仙台 vs 水戸(16:00KICK OFF/ユアスタ)
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チームの多くの人間が「(3試合合計で)勝点を6つ失った」と悔しがる、ここ3試合連続となった、追いつかれての引き分け。そこから何を学び、得られた反省をどう活かすのか。ゴールデンウィーク序盤のホーム2連戦で、仙台は大いに試される。
多くの選手が口を揃えるように、仙台は今年のゴールデンウィーク、日程の面で最も恵まれた状況にある。4月26日から5月6日までの11日間で、最大4試合組まれるチームがいる中、仙台は最初の2戦を移動なしのホームゲーム連戦で消化した後、5月3日の第11節は休み。そこでしっかりと休養を摂った上で、5月6日の第12節、昇格争いをリードしている広島とのアウェイマッチに臨むことができるのだ。この理想的な日程を確実に勝点増に繋げたい仙台、まずはホームでの取りこぼしを回避し、チームに勢いをもたらす必要がある。
仙台のこの1週間は、愛媛戦(8節)に対しての反省からスタートした。
愛媛戦の特に後半は、今季(例え大量点を得ることができなくとも)ゲームの内容では見るべきものを見せ続けてきた仙台にとって、およそ初めてとなる「ゲームの流れを長時間相手に明け渡した」展開となった。風上に立ち、ハーフタイムを経て一気に出てきた愛媛の攻勢を受けて、1点をリードしていた仙台の選手たちから共通の指針が失われたのがその理由。両翼が深く相手を押し込んで、分厚い攻めを見せるという普段の持ち味は削がれ、同時にどこでボールを奪うべきかが見えなくなった守備は終始揺さぶられ続けた。それでも林のPK阻止で逃げ切れるかに見えたところ、綻びがロスタイムについに決壊、土壇場で勝点を2つ減らすという結果になっている( /jsgoal_archive/result/2008/0419/20080200030220080419_detail.html )。
この悔しすぎる体験はしかし、仙台のチームに明確な改善点を示した。それは自分たちのサッカーを貫くことの重要性だ。「前半は素晴らしいサッカーができていて、良い流れだったにもかかわらず(後半に入り)自らその流れを切ってしまった。サイドバックが高い位置で相手を押し込むという自分たちの持ち味を、自分たちから消極的になってしまうことで失ってしまった」とは、愛媛戦を分析した手倉森監督の言葉。
サイドバックだけでなく、チーム全体が前半のように攻撃でのエネルギーを出せなかった分、逆に愛媛に攻撃をされた―悔やまれたこの点を改善するべく、チーム内で各々が意識を変え、行動を起こしている。木曜日の練習前には監督の理解の下、選手たちだけで話し合いの場を持ち、同じピッチに立つ者として戦い方の意識統一を図った。センターバックの渡辺が「少し押し込まれることがあっても、両サイドバックには可能な限り高い位置を取らせて、いい時のウチのサッカーができるように支えたい」と意気込みを語るように、良いリズムでの自分たちのサッカーを貫くべく、仙台の選手は愛媛戦の体験から、頭を切り替えている。
水戸は前節、徳島でのアウェイ戦に破れ、5試合ぶりの黒星。そんな中で迎える仙台戦だが、水戸にとって仙台は、リザルト上「天敵」と呼べる存在。水戸がJ2に参入した2000年以降、仙台に対しては0勝6分け18敗と未だ勝利がない( http://www.j-league.or.jp/SS/jpn/team/20080200_000147_W0711_J.html )。
とはいえ、これはあくまで過去の結果。まして今季は、長期政権となっていた前田秀樹監督から、弱冠36歳、Jリーグの中で最も若き木山隆之監督に代わっての1年目。過去のデータはあてにならないし、まして監督、そして今季水戸のユニフォームを着てピッチに立つ多くの若手選手に、そのような「苦手意識」はないと思われる。
今季の水戸の戦いぶりの特徴、つまりは木山監督の目指していたサッカーは、ショートパスを駆使してポゼッションを高め、そこから縦へのスピードと力強さをもった両サイドを通じて相手を崩しにかかるサッカー。
だが前節の徳島戦では、その戦い方から若干の変化があった。これまでの試合に比べ、ロングボールを用いる機会が増えていたのだ。
これにはいくつかの要因が考えられる。まず、徳島の前線に「君臨」するドゥンビアのスピードを警戒するあまり、最終ラインがどうしても引き気味になってしまうこと。これは仙台もまた、第7節の徳島戦で若干そうなっていたから、気持ちは良くわかる。
しかしもう一つ、水戸の前述の戦いぶりに理由を求めるとすれば、中盤センターの構成か。村松が務めていたボランチの位置に、第7節熊本戦の途中から、それまでセンターバックだったビジュが入っているのだが、守備の強さは折り紙つきなビジュをここで使う分、メンバーから外れた村松の展開力は失われる。ともすればこの影響も、戦い方のわずかな変化に現れているのではないか。となると今節の水戸が、どういう意図で仙台との戦いに臨むのかは、この部分のメンバー構成で少し見えてくるかもしれない。若き木山監督の采配は、客観的な目線でこの試合を見る上でも注目したい。
ここまで書いて思ったのだが、仙台の手倉森監督も、よく考えてみればプロ監督としては「ルーキー」であった。
両チーム共に、目指すサッカーははっきりと、監督の頭の中に描かれている。それを成し遂げるために、あるいはそれが上手く行かない時に、流れを自分のチームに持ってくるために…新人監督同士の頭脳戦となれば、それもまた楽しみな見所の一つとなろう。
以上
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