4月26日(土)J2 第9節 横浜FC vs C大阪(13:00KICK OFF/ニッパ球)
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第1クールは、8節を終了し早くも半分を消化。ここまでのJ2を表現すると大混戦。どのチームにもチャンスがあり、昇格レースの流れが見えてきていない。横浜FCとセレッソ大阪は、ともに今年のJ1昇格が明確な目標であり、勝点という意味では良いポジションに付けている。しかし、地力の強さで勝っている側面も大きく、シーズンを通して勝ち続けるための総合力という点では、まだまだ改善の余地は大きい状況だ。
横浜FCは、第7節の山形戦で初黒星を喫したものの、第8節では好調のFC岐阜に対し、ロスタイムでの劇的な逆転勝利を収めた。これまで多くのチームを苦しめてきた岐阜の速い出足に対応できず、立ち上がりは相手にペースを与える。しかし、柔軟なポジションチェンジを繰り返し、その中でビルドアップが徐々に形として現れ始めると、小野の飛び出しからオウンゴールを誘発。後半もセットプレーで失点するものの、選手交代でチームを活性化すると、岐阜の足が止まった隙を突いて八田、アンデルソンの得点で逆転勝ち。またも地力を見せつけるとともに、前節の山形戦の悪い流れを断つ、心理的には大きな勝利だった。
しかし、横浜FC自身は、決して万全ではなく、未だに発展途上の状態である。自ら主導権を取ったと言える試合は、第2節の湘南戦だけ。その他の試合は、相手がペースを握っている状況を、選手交代やポジションチェンジという采配によって流れを引き戻し、勝点に結びつけている。競馬に例えれば完全な追い込み型。劇的な勝利は演出できるが、守備が堅いJ2においては、研究されるにつれて追いつくことが苦しくなってくる。確実に勝点をモノにするには、やはり先制されないことが一番。試合の入り方を含めて、攻守で主導権をつかみ、守備を安定させたい。守備の要となるエリゼウについて「エリゼウがDFラインに入ったことで間延びしてしまう。正直、エリゼウの適切なポジションに困っています」と都並監督が述べるように、配置について試行錯誤中。この試合で、都並監督がどのような答えを出すのかにも注目したい。
セレッソ大阪は、前節はロアッソ熊本に対し、ぎりぎりの勝利をもぎ取り、連敗から脱出。前線のキープ力に香川とボランチが絡んだときのパスワークは見事で、そこからチャンスを得るが、逆に守備でのポジションバランスが悪く、熊本のハードワークの前にセカンドボールを拾われ始めると、せっかくのリズムを失い始めてしまった。最終的には、選手交代やシステム変更が実を結び、試合終了間際のジェルマーノのゴールで勝利を得るが、こちらも地力の差でなんとか結果を出した形で、チームとしての課題はまだまだ多い。そんな、セレッソにとって明るいニュースは、香川の日本代表候補選出。今週行われたトレーニングキャンプでも、一際目立つ動きを見せ、練習試合ではゴールも挙げている。熊本戦でも、香川から大きなチャンスを作れていただけに、日本代表で得たものをこの試合で表現することで、セレッソの地力を「ゴール」という形に結びつけたい。
試合展開としては、両チームとも、激しくプレスを掛けるチームではないため、ともに狙いとする攻撃をいかに実らせるかがポイントとなる。J1を目指すチーム同士の一戦だけに、ミスの少ない中で、ゴールを奪い合うスリリングな展開になるのではないだろうか。昨シーズン途中までセレッソ大阪を指揮していた都並監督と、その後を引き継いだクルピ監督の駆け引きも見逃せない。
J2は、この4/26の試合からゴールデンウイークの連戦モードに入る。16日間で5節のカードが組まれている。横浜FCとセレッソ大阪は、実際に戦うのは4試合であるが、この連戦をうまく乗り切ったチームが、前半戦の主役へと踊り出すことになる。連戦中は戦術的修正は難しいだけに、その初戦で勢いを付けることが非常に重要となる。ここまで地力で勝点を積み重ねてきた両チームが、この試合で安心できる勝ちパターンを見いだし、今後の弾みとできるかどうか、非常に注目される試合である。
以上
2008.04.25 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
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