4月26日(土) 2008 J2リーグ戦 第9節
山形 0 - 0 福岡 (13:04/NDスタ/3,012人)
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●小林伸二監督(山形):
「前半はセカンドボールを拾えたということがすごく良くて、キープできたという感じがします。アビスパさんがハーフウェイラインから10mのところにラインをコンパクトにしていた前半のときに、自陣からダイレクトにボールを蹴るのであれば、もう少しFWの選手がバックラインを見れれば、何回かオフサイドにならずに済んだし、逆にラインが上がるのが早いのであれば、1回どこかに付けておいて背後に蹴るという、ちょっとした駆け引きがあったらもう少し裏が取れたのかなと思います。押し込んだ場合に、もう少しバイタルの中央のところにくさびを入れてコンビネーションができなかったのかなと。そういう形でハーフタイムは話をしました。
後半は前半より広がった形でチャンスをつくれたと思いますけど、前のゲームに比べるとクロスが一本調子でなく、マイナスがあったり、少し裏に蹴ってみようかなというところがあったと思うんですけど、やっぱりその精度のところと、それを呼び込む動きがもう少し欲しいなと思います。と同時に、センターフォワードに入ったときに、もう少し3人目の動きで絡めるところを……脚力が欲しいのか、1回広がったところで逆サイドから入る時間をつくるのかというところで、トップに絡む動きが中央でできれば、広がりがあって中央があるという形ができたのかなと思っています。いいところまで行ってるんですけども点が取れていないというのは、残念なところです。勝ち点1を取ったというところと、今日もそうなんですけれど、メンバー交代をして、選手がうまく機能して、もうひとつ馬力が上がってきているので、それはすごく効果的だなと感じています。
ここへ来てちょっと怪我人が出ているんですけど、今のメンバーでこの連戦を乗り切っていきたいと思います」
Q:木藤選手を左SBに入れて、石川選手を上げた意図は?
「彼らは両方できるので、いつか石川を前に上げようと思っていたのと、向こうの田中佑昌、中村北斗といったところが、特に前半、北斗がオーバーラップしたりというところでちょっと手こずったのがあったし、CKになる前のクロスで、少し石川のアプローチが甘くて放り込まれたのがあったので、逆に石川のクロスがもっと高いところで生かせるためには、木藤を後ろに下げたほうがいいのかなというのと、仮に木藤がオーバーラップしても、テイクオーバーしてくれる石川がいると、縦の2人のポジションチェンジでうまくいくのではないかなというところがありました。石川のほうが前でずっとプレーできたというのも、木藤がきちっと後ろでやってくれたからということで、すごく効果的にできたなと思っています」
Q:途中出場の本橋選手の評価は?
「前半、自陣からのボールが縦パスになるので、押し込んだときに幅がなかなかつくれなかったので、そういう意味では、本橋に展開してほしいなというところがありました。あまり彼ができることはなかったんですけど、公式戦にこうやって、膝が悪いなかで去年やっていたのが今年もプレーできたというのは、彼本来の展開力をさらに活かしていけるようになるのではないかなと期待をしています」
Q:2トップの坂井選手、長谷川選手の評価は?
「前半は元気が良かったんですけど、少しラインが浅いということがわかっていたなかで、どうしても背後のラインは見えないので、見えるところのバックのポイントを見ながら、要するにチェックの動きを入れてできるようになるとおもしろいなというのと、ワンプレーして戻りきれないうちに後方からボールを蹴られているので、一呼吸置いたなかで蹴ってもらって、ラインに1回吸収されて出ていくというタイミングを覚えるともう少し良かったのかなというのと、バイタルに入れる中盤の選手と、バイタルでもらう2人の呼び込みがもう少し必要だったんじゃないかなと思います。ただ、随分動けるし、スペースに出て起点になってくれるし、守備もハードワークしてくれるし、そういう意味では後ろの選手も助かってるし、最終ラインがすごく安定していたというのは、センターフォワード含めて、サイドハーフの守備に方向性をつけてくれてるというのはあると思います。そういう意味では、ハードワークしてくれたと思います。ですから、坂井が代わったあとに長谷川がいいところで点を取ってくれたりすると、そういうものが報われるのかなと思うんですけど。それは次に期待しておきたいなと思います」
Q:今日フル出場した根本選手の評価は?
「身体能力、ジャンプ力とドリブルからの突破ですよね、それがサイドでも中央でも見えたと思います。中央については、突破してからのシュートというプランニングが点になるんですけど、サイドは当然、突破したあとにクロスというもうひとつの仕事がありますよね。そこのボールの精度だったり、視野の広さが出てくると、それが点につながるんじゃないかなと。いい形でもぐり込んでペナまで入ったんですけど、そこから直線的なボールになったので、それが合わせられるようにするとすごくサイドでもやっかいな選手だし、今日みたいに途中から中でワンポイントで仕事ができる選手になってもらえればいいなと思います。この前の試合と併せて、右サイドで随分いい仕事をしてくれていると思います。前半、ボールをもらうときに、もう少し高い位置からチェックしてもらうのか、高い位置から中にもぐり込んでもらうようなことができると、もっと相手のサイドバックが難しいし、ボランチも難しいプレーヤーになっていくと思うんですよね。そういうところを覚えれば、もっともっと良くなると思います」
Q:セットプレーから何度かチャンスをつくられる場面が、特に後半ありましたが、その原因は?
「ひとつは、前半のCKのときにキーパーのオブストラクションがあって、それをレフェリーが取ってくれてないんですね。後半もそうなんですけど、キーパーの前に11番(田中)がいて、キーパーにはぶつからないんだけど進行方向に立っているので、ブロックしてるんですよね。今日みたいにボールを置いてこられたとき、クリアもそんなに強いボールにならないし。そういうところですね。もっとアピールすべきだったという話をしましたけど、なかなか取ってもらえませんでした。危ない場面はそうです。前半もそうですけど、後半も抑えられてるんですよね。そこは難しいところでもありますよね。どうしても上背は向こうのほうがあるものですから、とにかくジャンプしろと。早くジャンプをするか、ジャンプしてまともにヘディングをさせないといったところはやってくれたと思いますけれども、そういうところは今後、覚えるところがあると思います」
Q:第3節の岐阜戦以降、チームは負けていませんが、どう評価しますか?
「負けていないというより、勝っていないというほうが。とにかく勝ちたいので。1回勝つとポンとジャンプするんですよね。今は我慢しなくちゃいけないところではあるんでしょうけど、今日のゲームはとにかく勝ちたいなと。ただ、守備が安定してきたということは言えると思いますので、もう少しそこをみんなが理解できると、攻撃のほうでバリエーションがもっと増えて、そこで点が取れればいいなと思います」
Q:リチェーリ選手がベンチにもいませんでしたが?
「昨日のトレーニングでもも裏をちょっと痛めたんですよね。2週間で4試合あるので、ちょっと我慢したほうがいいなというところですね」
Q:リトバルスキー監督は、「小林監督は福岡の選手を知っているので有利なのではないか」と話していましたが、やはりスカウティングなどでは有利な部分は感じましたか?
「そうですね、正直言って。キーパーの吉田と黒部についてもセレッソ時代にやっているので、今日のメンバーのなかでやっていないのは外国籍選手だけなんです。あとは去年1年、福岡で見ている選手もいれば、2000年に入った選手もいるし。ビデオを3ゲームくらい観ましたけれども、それ以上におそらく、負けが2つ続いたあとに勝って、メンバーをいじらないだろうということになると、それぞれの選手もわかるし、途中から出てくる選手の特徴もわかるので。城後が入ったらロングスローだったりとか、いろいろわかるのでやりやすかったのはあります。それだけに、私としては勝ちたかったというのがひとつと、もうひとつは、そういう教えた選手が簡単に勝たせてくれなかったというのもまたうれしい。1年間付き合っている選手なので、それは思います」
以上















