5月10日(土) 2008 J1リーグ戦 第12節
新潟 1 - 0 磐田 (19:04/東北電ス/33,657人)
得点者:17' アレッサンドロ(新潟)
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新潟が1-0で磐田を下し、2連勝。これまで1引き分け3敗と未勝利だったホームでの磐田戦で、初白星を挙げた。前半17分、矢野貴章のシュートのこぼれ球をアレッサンドロが押し込んで先制。この1点を寺川能人、千葉和彦の2ボランチを軸に連動性の高い守備で守りきった。
磐田は新潟の固い守備にてこずり、後半は退場者を出して数的不利になるなど勢いに乗り切れなかった。
寺川、千葉のボランチ陣が新潟のリズムを作った。「千葉とはお互いに声を掛け合ってやれた」(寺川)、「寺川さんとは今季一番の連係ができた」(千葉)と息の合ったプレーで中盤を支えた。
第一の任務は磐田のトップ下の西紀寛を自由にさせないこと。おもに千葉がマークにつく。流れによって寺川がつくが、その際は「確認してはっきりさせた」(寺川)とあいまいな部分はなくした。相手のキーマンを抑えることで、磐田の中盤のボール回しを狂わせる。中途半端なパス、セカンドボールを寺川が奪ってすぐに攻撃に切り替える。「奪ってから裏を狙うまでが速かった。攻撃の勢いにつなげられたと思う」と千葉。寺川は「磐田は技術のある選手が多いので、焦らずに落ち着いて守った」と、好感触のまま90分を闘った。
第10節の大分、前節清水、そして磐田といずれもトップ下を置くチーム。相手の中盤の起点から機能を奪う戦いを重ね、手ごたえをつかんできた。大分戦は1-3で敗れたが、清水には3-0、そして今回の1-0。今季初の勝点を挙げた第5節柏戦(0-0)からこの磐田戦までの8試合中、無失点試合は6に。この間の失点は5。開幕4連敗のときは合計10失点だったが、守備は見違えるように安定した。
「大分戦ではマークの受け渡しがあいまいだった。しっかりついて、渡すときははっきりと声を出す」。千葉が言うように、明確な意思の伝達が中盤、最終ラインでできるようになった。寺川は「みんないい意味で危機感を持っている。それが表に出てきたことが結果になっている」。しっかり守ることで、チーム全体の気持ちが高まってきた。
磐田は流れをつかめないまま失った1点が最後まで響いた。立ち上がりから新潟にゴール前で起点を作られ、矢野貴章、マルシオ・リシャルデスらに裏を狙われる。ラインを上げきれず、本来の中盤のサイドから効果的に攻めるパターンを作りきれなかった。
後半になって、前線からの守備でボールを奪い、高い位置に起点を作る流れをつかみかけた。後半15分、故障明けのFW前田遼一が萬代宏樹に代わって投入され、攻撃は活性化された。だが、26分に加賀健一がこの試合2度目の警告で退場。攻める姿勢は貫いたが、新潟に守備で数を生かされた。「自分たちで苦しくしてしまった」と内山篤監督。詰めの甘さが勝敗に直結した。
ホームで連勝した新潟と、2連敗になった磐田。今後の勢いにつながる対照的な結果になった。
以上
2008.05.11 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
J’s GOALニュース
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