今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第12節 F東京 vs 柏】レポート:柏がF東京を封殺!今季初の連敗を喫したF東京はここからが正念場を迎える。(08.05.11)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月10日(土) 2008 J1リーグ戦 第12節
F東京 0 - 1 柏 (16:05/味スタ/17,122人)
得点者:74' 大谷秀和(柏)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -

----------
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、F東京に歓喜の声はなかった。2試合連続完封負けで、今季初の連敗を喫した。柏は3連続完封勝利を飾った。試合は74分、柏MF大谷秀和がCKからゴールを奪い0-1で柏が逃げ切った。

柏・石崎信弘監督は試合後、監督会見の席で「(プレスは)最近は、そんなに掛かってないよ」と、笑いを誘った。90分間前線から激しいプレスを掛け続ける昨季より、この日のプレスの出発点は15メートル後ろからだった。「前線からプレスにこなかったわけではないが、奪ってからの速い攻撃という部分をより強調している印象は持った」と、F東京・城福浩監督。柏は最終ラインとダブルボランチがしっかりとブロックを作り、ボールを奪ってから素早く縦へと繋ぐショートカウンターでF東京ゴールを強襲した。

ゲームの主導権を握っていたのはF東京だった。ただ、ビルドアップでのミスが多く柏にカウンターの好機を与えてしまっていた。プレッシャーを受けていない状態でのサイドチェンジをミスするなど、繋ぎの部分でも課題を残してしまった。

F東京が後半、先に動く。59分、MF羽生直剛に代えてMF大竹洋平をピッチに送り出す。起点を一枚加えて攻めに出たF東京だったが、柏の守備を崩すことができず。さらに、城福監督は守備的MF浅利悟を一枚削ってFW近藤祐介を入れて攻撃的な布陣へとシフトさせるが、いたずらに時間だけが過ぎていった。そして74分、柏が左CKの好機を掴むと、柏FWポポが鋭いボールをゴール前へと送る。このボールをF東京GK塩田仁史がパンチングでクリアするも、ボールは柏MF大谷の下へ。これを大谷は冷静にゴールへ流し込み、貴重な時間帯で先制点を奪った。

F東京は78分、FW平山相太を入れパワープレーへと切り替える。ロスタイムも含め、何度か決定機を作ったが、柏の体を張った守りに防がれゴールを割ることができず、試合終了の笛は鳴らされた。
「今季僕らが戦おうとするステージとしては、もう後がない状態にいる。このままズルズル落ちていくことは避けたいし、中断期の前に意地を見せなければいけない」(城福監督)
F東京は「絶対に連敗しないチームになる」という目標がリーグ12節で崩れてしまった。相手チームにも、今季の戦い方や新加入選手の特長を把握されてきている。だが、城福監督がシーズン前に掲げた「シーズンを通して右肩上がりに成長し続ける」というチーム作りの真価が問われるのはこれからだ。
柏は守備の再建に成功し、序盤の出遅れを取り戻した。けがで戦列を離れているフランサが戻れば、チームは次のステージへと駆け上がるはずだ。

以上

2008.05.11 Reported by 馬場康平
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着