5月24日(土) キリンカップサッカー2008
日本代表 1 - 0 コートジボワール代表 (19:21/豊田ス/40,710人)
得点者:21' 玉田圭司(日本)
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オマーン戦とそれに続くW杯予選という当面の目標の事を考えた場合、現時点で残せる最高の成果を出せたのではないか。そんな印象が残る試合だった。
試合の方は、開始直後には両者は激しくプレスを掛け合う中、徐々に日本がペースを掴む展開に。日本は名古屋での4日間の合宿期間で作ってきたチーム戦術を実現。奪われたボールに対して早い切り替えを意識し、厳しい守備を敢行した。また攻撃面ではシンプルな組み立て。つまり中盤で持ちすぎず、狙える場面では果敢にタテパスを入れ続けた。
試合開始直後の6分のビッグチャンスは、闘莉王のオーバーラップがきっかけとなる。コートジボワール陣内で起点を作った日本は、左サイドへと走り込んできたA代表でのデビュー戦となった長友佑都へとパスをつないだ。惜しくも大久保嘉人へのパスはゴールには結びつかなかったが、攻撃時にはリスクチャレンジするというサッカー界では当たり前の事をやることで手にした決定機だった。
また先制点は松井大輔のキープから生まれる。今回岡田監督が招集した、サイドハーフでの起用を想定している選手たちは、誰もがキープできる選手たちである。そしてその選手の一人と目される松井が、持ち前のキープ力で、前半の21分の得点シーンの攻撃でのスイッチとなった。
ボールをまたいで相手選手の動きを止め、一旦今野泰幸へと落とす松井。「ぼくも前にプレスをかけていった。いい形で取れたので、ぼくのところも中もフリーだった。よかったです」と述べたのはアシストを決めた長谷部誠。相手の最終ラインが高い位置にあり、なおかつデコボコな形になっていた。そして長谷部は、今野へとパスがつながったタイミングで、そうやってできていたコートジボワール陣内のスペースを突いた。
シンプルかつ絶妙なスルーパスが今野から出ると、相手守備ラインの裏へと走り込んだ長谷部は「ドイツで右サイドでやっているし、あの形は練習でやっています。結果が出て良かったです」と発言するクラブでの日常的なプレーでクロス。ファーサイドに走り込んだ玉田圭司がダイレクトで合わせた。
岡田監督が目指す形での得点となったことについて玉田は「ゴールは狙い通りです。いいボールが来たので。どこに当たったのかは覚えてないですね」と笑顔を見せていた。
合宿での練習の形を出せた前半に対し、日本代表にとっての後半は少々物足りない内容となる。この現象についてバヒド・ハリルホジッチ監督は「試合後ある選手が『後半疲れが出るのが嫌だと思って試合開始時はゆっくりやろうと思った』といっていた」と発言しており、コートジボワールが前半を落とし気味のペースでプレーしていたのがその理由の一つとして上げられる。
今回のコートジボワールのメンバーが5〜6人の主力を欠き、中1日での連戦だった事を考えると、日本代表として結果は出たが、満足するのが早計であるという事は肝に銘じておく必要がある。ただ、名古屋での4日間の合宿の中で攻撃に特化した練習が行われたのは、2日目の30分ほど。それも岡田監督は守備陣を付きっきりで指導しており、大木コーチが主体となって行われたものだった。そうした事情を考えれば、今日の成果と内容は、到達点として想定される十分なものだったと言える。
岡田監督が掲げているコンセプト。つまり積極的な守備やシンプルにつなぐ攻撃というものは、それを反映させた形でのチーム作りが形になった時に期待感を持たせるものである。このままその理想型に近づいて行ってほしいと思うし、成果は出つつあるものと考えている。
話は少々変わるが、この試合がA代表でのデビュー戦となった長友は、そのポテンシャルを余すことなく発揮しており、近年の代表での最大の発掘と言っていいだろう。また今野と長谷部のボランチセットの完成度の高さは素晴らしいレベルにあり、彼らの能力の高さを証明した形となった。彼ら個々が持つ能力を、組織の中で最大限に引き上げられるような進化を、これからの試合や練習で見せてほしいと思う。
5月27日(火)日本代表vsパラグアイ代表:18時55分からTBS系列にて生中継!
2008.05.25 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【キリンカップサッカー2008 日本代表 vs コートジボワール代表】レポート:いい守備によって生まれた玉田の決勝点。岡田監督の色が出つつある試合内容だったと言える。(08.05.25)















