6月15日(日) 2008 J2リーグ戦 第20節
山形 3 - 0 仙台 (16:04/NDスタ/15,422人)
得点者:18' 宮沢克行(山形)、66' 石井秀典(山形)、89' 長谷川悠(山形)
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●小林伸二監督(山形):
「前半はちょっと守備的になってしまった。10分、20分ぐらい受けてしまったなという感じがします。それはひとつは、仙台がすごく攻撃的に入ったということが言えると思います。ここ何試合か、仙台が両サイドバックを高めに上げてボランチを残すというところがあって、そこでシンプルにボランチの裏を突くというところと、思ったよりもセンターバックのアプローチが甘いので、バイタルをうまく使えた。ただ、フォワードのファーストタッチが悪くて、フリーなのにうまくコントロールできないというようなところがあって、落ち着きのない立ち上がりだったと思います。でも少しボールを回すと、相手陣内に持ち運ぶことができたので、速く攻撃するときと、自分たちがリズムをつくってゆっくり攻撃しても持っていけるというところが、もっと早くわかるとよかったのかなと思います。そういうなかで、右サイドを突破して、クロスで宮沢がヘディングで点を取ってくれたんですけど、なんかすごく気合いの入ったヘディングだったなあと。負けてたまるか、みたいなヘディングがよく入ったなという印象がします。
後半については、さっき言ったように両サイドのスペースとバイタルが空くので、もっと落ち着いてタイミングよくボールを引き出すということをフォワードに言いました。守備については、ラインが深い。2トップの1枚が引いて、もう1枚がファーに流れたときに、どうしてもそのファーに流れた選手に対応してラインが深かったので、プレスがかかればラインを上げて積極的にコンパクトにするということ。それと、ボールにもう少し積極的に行きなさいということを言いました。それはうまくいったなと思います。それと同時に、仙台の足が止まったように見えたので、中央のコンビネーションが落ち着くと、先ほど言ったように両サイドバックが高い位置を取るので、一発でサイドチェンジが有効に効くというところも併せて狙い目になったので、後半は少し意図したところができたのかなというところがあります。
2点目はコーナーキック、フリーキックで点が取れそうだなという気がしてたので、いくつかの形を紹介しましたけど、コーナーキックで点が取れたんですけど、フリーキックのほうが点が取れそうだなという気がしてました。3点目は、キープのなかからもう1点取るという勢いがうれしかったなと思っています。
キープで終わるというよりも、チャンスがあったらそのなかから切り換えるという意味では、強い気持ちが持てるように。前回、苦い思いをしたので、そういう意味では、この1カ月ですごくたくましくなったんではないかなと思います。タイミングよく点が取れていますが、じつはずっと取れるという保証はないので怖いんですけど、今のところ、うまくチャンスをものにできてるなというところには、選手のなかに貪欲さが、ひとつのゴールについての貪欲さが少しずつ出てきたのかなと思っています。
前回やられているので、第2クールになって勝てたというのは、チームにとってすごく意義があることで、第1クールで負けた相手に修正ができてきてるというのは、チームの状態がよくなってきているのではないかなという感じを受けています」
Q:1点目はスローインからでしたが、あの場面を少し詳しく解説していただけますか?サインプレーか何かでしたか?
「いや、スローインですから、ボールサイドにサイドバックが近いところにサポートに来てくれるまで、サイドでうまくコンビネーションができたということと、クロスに対して、2トップと逆サイドの宮沢ですね、中盤の選手がうまく入ってたということで、2列目に1枚、ペナルティー(エリア)の中に3枚いたということが、得点を取れる可能性が高いということですね。いいクロスはそうですけど、逆サイドの選手が詰めてるというのがよかったと思います」
Q:これで6連勝。周囲からは「山形の強さは本物ではないか」という声も聞かれていますが、監督ご自身はどう評価していますか?
「いや、チームは若いので、なかなかそれは、本物だということはないと思いますね。シーズンを通して答えが出るだけのことであって、どうしても調子がいいときがあったり悪いときがあるので、さっき言ったように、いいタイミングで点が取れてるというところに、貪欲さというところでワンチャンスをものにするというのが芽生えていると思うんですけど、果たしてそれが本当に点に結びつくかというのは難しい部分があると思います。さっき言ったように、守備が少しずつ安定してきた、高い位置でボールが奪えるようになってきた、というところで、今いい方向に行っているんじゃないかなあと思います。当然、まだ半分やってなくて、自分たちがチャレンジすることで上位に来たということで、今度、そういうわけにはいかないと思うんですよね。構えてしまうとたぶんやられると思うので、自分たちのやれることを出していくというようなサッカーを、順位は順位として、緊張感のある順位ということで、しんどい思いをして勝たなくちゃいけないんじゃなくて、良いときにしんどい思いをして、良い順位にいて緊張感のあったシーズンを通すというのは、すごく面白いですよね。そういうところで行ければいいなと思いますけど、そういうところで一戦一戦戦うことが大事で、今は本物ではないと思うんです。1シーズン通して答えも出てないので、本当にシーズン通して力強いものができると来シーズン、ということになると思うんですけど、今年はまだそういうことは言いきれないと思います」
Q:前回は前半2−0を逆転されましたが、今回は前半1−0でした。ハーフタイムでそのへんの緊張を振り払うようなことを何か選手に伝えましたか?
「当然、向こうも点を取りにくるわけですから、油断すると点を取られる。大きく言うと、コートが変わったということですよね。風上から風下になったというところで、ミドルシュートに気をつけるということがまずひとつ言えると思います。それと立ち上がりすぐ、アプローチをして跳んだ選手が2人いたんですよね。それだけ入りが悪かったっていうことですよね。シュートに対して背を向ける選手が2人同時に出た。そこは風下でそれをやられると、やられる。だからコースに入ってきちっと対応するというのがひとつと、アプローチをすることによってスクリーン……相手が背を向けたときに離してしまう。それはそのままアプローチすればいい。そこの判断が、前半、センターバック2人がすごく悪かったんです。随分やられたケースが出ていると思います。きちっと行けば裏を取られることがないのに、そういう中途半端なことをやったというところですよね。あとは、点を取りにいくということですね。リードしてるので、しっかり守備をしたうえで点を取りにいく、というところで、中央のコンビネーションは十分行ける。センターバックのアプローチがない。ボールサイドどちらかに行くと、特に田村のほうはラインが高い分、田ノ上はボールサイドにスライドしてしまうので、逆サイドに一発でサイドチェンジすると有効になるっていうところは形上、修正ができてない。修正っていうか、仙台の戦い方ですよね。そこのスペースを突けたということは言えると思います。そういうところは十分、後半もう少し落ち着いて、フォワードにイージーミスが多かったんですよね。コントロールミスしたり、パスが強かったり、もう少し落ち着いてやれれば2点目が取れるということで送り出しました」
Q:後半に仙台が2枚代えてきたあとに3バックにシステムを変えて、前から攻撃してきました。今までだと、そこでガタガタと崩れるケースが多かったですが、今日はそこで持ちこたえて失点0で終えたというのは、どんな要因が考えられますか?
「ひとつは、危ないのが入らなかったというのがあると思いますけどね。あと、こういう流れのなかで3バックにしてくるというのは、あまりないんですね。シーズン前の練習ゲームではあって、そのときに、中盤を押し出してやるという。今日は3バックですけど、3バックは広がったビルディングアップになるので、3バックにプレスをかける中盤があれば、ボールサイドにスライドすれば同じことで、それを、ボランチが2枚だったのが梁がトップ下に入ったことで3枚になるわけですね。そこを受けてしまうと押し込まれるので、前に出て、ボランチを縦の関係と、センターフォワードを縦の関係で守備をしていくという形を、今うちのチームは採って守っているんですけど、左側がうまくいったんですけど、右側が少しスムーズじゃなかったなと。今日終わったあとに木村と話しまたけど、梁ともう1人いる。だったらボランチは動かさないことには、自分は中盤の北村を押し出せない。そこがスムーズに行きだしてるところかあるると思います。だからあまりバタつかなくて済んだのかなあというところはあると思います」
Q:大分をJ2優勝させたときも6連勝がありましたが、あのときの大分と今の山形、何か共通点はありますか?
「守備が安定したってことですね。ただ、明らかに違うのは、大分の場合は、センターバックがそんなに足が速くなかったので、サイドバックを高い位置に上げてスライドするっていうのが難しかったんですね。でも、今のチームは高い位置でプレスがかかるし、フォワードに活動量のある選手が多いので。守備ができるフォワードが多いので、守備をしながら高い位置でボールを取って攻撃していくっていうのが、少し今の状態では、いい形でボールが取れたり、いい形の攻撃になっていってると。それは、2002年の大分とは違うところですね。ただ、守備が安定して遙かに点が取れるようになったのは山形。大分は1点か2点、取れるときは取れるんですけど、そこにエースがいて、点を取ってくれる選手がいましたけど、今の山形はそういうエースというよりも、グループ戦術とかチーム戦術の流れのなかで選手がゴールを奪うというふうになっていると思うんですね。そういう意味では、強いのではないかなと思いますね。取れだすと取れるという感じです。それと、今、フィジカルは安定していると思います。シーズン通して、コンディションはいいとは思わないんですけど、今のコンディションはすごくいいのではないかなと。相手と比べたときに、足が止まることが少ないような気がするんですけど、そういう意味では、選手はいい準備をしていると思います。そういうところで、ちょっと違うところはあります」
以上
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