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【J2:第22節 横浜FC vs 水戸】プレビュー:どしゃ降りの中の戦いがもたらした闘志が、横浜FCをよみがえらせる。過密日程の中、一歩でも前に出た方が勝利に近づく(08.06.24)

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6月25日(水)J2 第22節 横浜FC vs 水戸(19:00KICK OFF/ニッパ球
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 長いシーズンの中で、チームのスタイルを作り、そのスタイルに自信を持って戦うことは、良い成績を挙げるために必要な要素である。しかし、そのスタイルを貫き通すことは非常に難しい。スタイルが表現できていたとしても、成績が伴わないと、微妙なずれが生じてくることもある。今シーズンの横浜FC、水戸は、ともに自ら仕掛けるスタイルを指向して、チーム作りを進めているものの、スタイルの定着に向かって発展途上という状態が続いている。

 横浜FCは、第2クールに入り長いトンネルに入っている。15節から7試合勝利なしという状況は、第1クールの勝点を拾っていた状況からすると正反対。ビルドアップはできるものの、ゴールに結びつかない。一方で、セットプレーでの失点が多く、勝利に手が届かない。前々節の岐阜戦は、「ボールを当てた時に独りよがりになっていた」(都並敏史監督)得点王のアンデルソンを外してまで臨んだ試合だった。この試合でも、ポゼッションしながら、岐阜の執拗な守備に徐々に勢いを削がれると、セットプレーから失点し、敗戦を喫する。先の見えない敗戦に、サポーターから叱咤激励の声が飛んだ。そして、指揮官が試合前にサポーターの声を選手に伝え、必勝を期して臨んだ前節の愛媛戦。この試合でも、早い時間で失点をしてしまうが、この試合の横浜FCは、一皮むけた戦いを演じる。後半、早川知伸が2枚目のイエローカードで退場するが、「どしゃ降り、退場という状況で、環境的にも迷いなく、しゃかりきに戦えた」と指揮官が振り返るように、大雨でサッカーにならない状況、さらに10人という逆境をものともせず、逆転を果たす。1対1の局面で、これまでにない積極性を発揮した。ゲームは、セットプレーで同点に追いつかれ、勝点3を逃してしまったが、1人少ないことを全く感じさせない戦いを展開。ロスタイムの最後まで攻撃を続けた。
 
「水戸戦では、最低でもこのファイトを見せたい」という都並監督が期待を寄せるのは難波宏明。「相手に圧力をかけてくれるし、チームを軌道にのせてくれるペースメーカー。巻のように、何かを起こしてくれる」と、日曜日の日本代表戦で得点を呼び込んだ巻誠一郎にダブらせた。アンデルソンへのマークを分散させる彼のスペースへの飛び出しが、この試合のポイントになる。難波をはじめとしたチーム全体の闘志が、求めるスタイルであるビルドアップからのゴール、そして勝利へ結びつくだろう。

 一方、今シーズンの水戸は、前からプレスを掛け、積極的な攻撃と守備を目指している。シーズン序盤は、噛み合わずに苦しい試合が続いたが、第14節にパク チュホが加入すると、チームに芯が通り始める。第14節からの成績は、4勝3敗。もちろん成績はチーム全体のハードワークの結晶であるが、彼の加入が、目指すサッカーの表現に大きな役割を果たしていることは間違いない。

 前節の広島戦は、広島の見事なパスワークの前にプレスの網が機能せず、さらに広島が巧妙に前後の揺さぶりを掛けると、防戦一方になる。パク チュホがカウンターの場面で何度か持ち上がるものの、低い位置に押し込められた他の選手がうまく絡めずに、決定機までは演出できなかった。終了間際に、セットプレーで1点差まで詰め寄るが、力の差を感じる敗戦となってしまった。しかし、広島はJ2でも図抜けたポゼッションを誇るチーム。そう思って、切り替える事が大事だ。第5節の前回の対戦では、三浦淳宏のファインゴールで勝点3を逃すものの、後半途中まで狙いとするサッカーを披露し横浜FCを圧倒した。成熟し始めている第2クールのサッカーを自信を持って展開すれば、ここ8試合無失点試合のない横浜FCに対して、チャンスは必ず作れるだろう。

 今回の対戦では、ビルドアップからのゴールという理想型を体現したい横浜FCと積極的なプレスを掛ける水戸が、立ち上がりから激しい攻防を繰り広げることは間違いない。「立ち上がりからぶつかり合いになるし、後半戦はそういう戦い方にしたい」(都並監督)というように、横浜FCにとっては、今後の躍進のために前節で取り戻した積極性を持続させて、勝利を収めることが必要。水戸も、自らのスタイルを貫くためにも、連敗から脱出することが必要となる。中3日という過密スケジュールではあるが、ともに目指すのは、より前のポジションでの攻守を体現した上での勝点3。そのためには、キープレーヤーだけでなく、チーム全体でより有利なポジショニングを取り続けることが必要。相手より一歩前に出る積極性を持ち続けた方が、勝利に近づくことは間違いない。

以上

2008.06.24 Reported by 松尾真一郎
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