6月25日(水) 2008 J2リーグ戦 第22節
C大阪 1 - 2 草津 (19:04/長居/5,554人)
得点者:30' 島田裕介(草津)、47' 田中淳(草津)、85' 小松塁(C大阪)
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福岡との雨中の激戦を土壇場のゴールで制して4試合ぶりの白星を獲得し、この勢いに乗って、今度はホームでの約1カ月ぶりとなる勝利を目指す2位C大阪。岐阜戦の引き分けで連勝こそ止まったものの、ここ5試合で4勝1分けと波に乗り、自信を持ってアウェイの長居に乗り込んできた6位草津。モチベーションの高い両者が激突した好カードとなったが、試合はこの6月のコンディションがそのまま表れたものとなった。
福岡戦でようやくメンバーが揃いかけたC大阪だったが、この草津戦のスターティングメンバーからはDF江添建次郎、柳沢将之、FW古橋達弥という主力の名前がなかった。柳沢は累積警告による出場停止で、江添、古橋はともにケガのためベンチ外に。そのため、右サイドバックには丹羽竜平、ストッパーの一角に山下達也、FWには10試合ぶりの先発となった19歳の白谷建人が入ったC大阪。香川真司、柿谷曜一朗の10代コンビも名を連ねていることで先発の平均年齢は22.45歳となったが、この若さが、草津の術中にハマって空回りしてしまう。
「立ち上がりにいい入り方をしていけた」と香川が言うように、開始20分までは明らかにC大阪ペースだった。CKやFKを立て続けに奪ったのだが、普段キッカーを務めていた古橋の欠場が響いてか、このチャンスを活かすことができない。特に、FKではジェルマーノとアレーでトリックプレーを見せようとして2度も失敗するなど、精細を欠く場面も露見し、スタジアムのため息を誘う。
そのようにC大阪がもたついている間に、リズムを整えてきたのが草津。この一戦ではDF登録の選手を5人並べるという奇策に出ていたが、実際のところは、喜多靖が4バックの前でアンカー的な役割を担い、その前に松下裕樹と熊林親吾が並ぶ3ボランチ的なフォーメーション。「香川、ジェルマーノをどう止めるのかというのがテーマ」(植木繁晴監督)にしていた草津は、そのキーとなる二人を徹底的につぶして、カウンターをねらっていたが、これがしっかり形になった。30分のPKによる先制点を生み出したのは、一発の島田裕介からのスルーパス。C大阪が前がかりになったスキをうまく付き、流れを一気に引き寄せることに成功した。
その後、C大阪も反撃に転じ、何度もチャンスを作ったが不発。スタジアムの照明トラブルで一時中断するアクシデントもあって、ホームチームは嫌なムードを抱えながら前半1点ビハインドで折り返したが、この悪い流れを払拭できないままハーフタイムを終えてしまう。C大阪は後半開始早々の47分にCKから失点。最悪のパターンでリードを広げられてしまった。
なんとか打開を図りたいC大阪のレヴィークルピ監督は、その5分後に森島康仁を投入。小松塁との長身2トップにしたが、左から尾亦弘友希のクロスが時折入るものの、アレー、柿谷らが足下でのプレーに固執する場面が目立って攻めのリズムが作れず。香川、ジェルマーノもタイトなマークで思うような仕事ができず、チーム本来の迫力ある攻撃は鳴りを潜めてしまい、草津の堅守を崩せない。結局、16本のシュート、13度のCK、22度の直接FKをを得ながら、85分の小松のゴールのみに終わったC大阪は、草津にリーグ戦で初黒星を喫してしまった。
「草津は気迫がすごかった。それにウチは負けていた。こういう試合をしているようでは上に行けない」と悔しさをにじませた香川。大黒柱を封じられたC大阪はこれで6月はホーム3戦未勝利となり、順位も再び3位に落とした。一方、6月を4勝1分けと負けなしで乗り切った草津。植木監督は「素晴らしい試合というわけではないが、素晴らしい戦いをしてくれた」と、狙いどおりのサッカーを展開した選手たちを称賛していた。
以上
2008.06.26 Reported by 前田敏勝
J’s GOALニュース
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