6月28日(土) 2008 J1リーグ戦 第14節
横浜FM 0 - 1 磐田 (19:05/日産ス/27,549人)
得点者:64' ジウシーニョ(磐田)
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横浜F・マリノスがジュビロ磐田を相手に、0-1で今季ホーム初黒星を喫した。これで暫定ながら勝ち点18で10位に。磐田は同じく勝ち点17で16位から13位にまで順位を上げた。
横浜FMのシステムは4-4-2。松田直樹と中澤佑ニがCBを組み、Wボランチは河合竜二とロペス、2トップは坂田大輔とロニーが務めた。磐田の方は3-5-2で、Wボランチに成岡翔と上田康太、2トップにジウシーニョとカレン ロバートがコンビを組む。
前半は横浜FMがペースを握る。ロペスにボールが集まり、そこから左右に展開され、両サイドハーフの山瀬功治と清水範久がそれぞれサイドバックと絡む攻撃で、ポゼッションで優位に立った。しかし、この日は磐田GK川口能活が大当たり。28分のロペスの強烈なミドルシュート、35分の山瀬功のFKを抜群の反応で防ぐ。そしてロスタイムには、速攻からフリーで抜け出しビッグチャンスを得た坂田のシュートを、辛うじて弾くスーパーセーブでゴールを死守した。
後半に入っても序盤は、前線からのプレスがいい横浜FMが主導権を握っていた。だが、55分を過ぎると磐田が攻勢に出始める。山瀬功が「前半に比べ、チーム全体の足が止まった」ことと、上田が「今日は積極的に行こうと思った」という姿勢が重なり、磐田の流れが生まれたのだろう。64分、ついに均衡が破れた。上田が右サイドでボールを持つと、CB加賀がオーバーラップするまでタメを作る。それに横浜FMのDFがつられた瞬間にフリーのジウシーニョにパス。ジウシーニョは右足一閃、ゴール右スミにミドルシュートを決めた。その後、横浜FMは兵藤慎剛、大島秀夫、山瀬幸宏を投入し、攻撃に厚みが増す。さらに残り時間5分になると松田を前線に上げ、パワープレーを試みる。しかし、磐田のDF陣は最後まで集中力を切らさず、シュートチャンスすら作らせない。結局、後半の横浜FMは2本しかシュートを打てず、磐田が約2ヶ月ぶりとなる勝利を飾った。
この日の磐田の影の立役者は、今季リーグ戦初出場のカレン ロバート。労を惜しまず走りまくり、前線からのチェイシングも秀逸だった。ケガから復帰したカレンが飛躍すれば、磐田の巻き返しは現実味を帯びてくる。
一方、リーグ戦でここ5試合勝ち星がない横浜F・マリノス。だが、内容自体はそれほど悪くない。リーグ戦で初めてボランチを務め、守備力が懸念されていたロペスも、前半は何度も相手選手からボール奪取に成功。攻撃では悪癖だったボールの持ちすぎも見せず、シンプルにボールをさばき、チームの潤滑油になっていた。彼が軸となり、前半から後半頭までに見せたポゼッションサッカーは、磐田を上回っていたといえるだろう。しかし、河合が「攻め急いでしまった部分がある」と悔やんだように、失点後にタテへの攻撃が多くなり、磐田に『守るリズム』を与えてしまったように感じた。タレントが揃い実力はあるだけに、先制されても動じないことが、意外と勝利への近道かもしれない。
以上
2008.06.29 Reported by 小林智明(インサイド)
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第14節 横浜FM vs 磐田】レポート:磐田が川口のビッグセーブとDFの堅守で1点を守りきる。横浜FMはポゼッションで上回るも、ホーム無敗ロードが途絶える。(08.06.29)
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