6月29日(日) 2008 J1リーグ戦 第14節
大分 1 - 0 神戸 (14:05/九石ド/18,733人)
得点者:41' 森重真人(大分)
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「たまたま自分のところに飛んできたので押し込んだだけ」。決勝ゴールをあげたDF森重真人は謙虚にこう語った。そして続けた。「得点よりも無失点の方が嬉しいです」。攻守に渡り、しっかりと仕事をした森重。特に、北京五輪代表のオーバーエイジ枠候補にあがっている日本代表のFW大久保嘉人に仕事をさせなかったのは大きい。大久保も試合後「ボールを全然、触れなかった。クロスもほとんど上だったので、上の方ばっかり見ていた」と悔しそうに語っていた。大分は前節、鹿島相手にいい内容のサッカーをしたが、「内容がよくても勝点3が取れなかった」(森重)。今回はどうしても内容よりも勝点3が欲しかった。
この日の大分は蒸し暑く、気温は29.1度。両チームの指揮官とも、試合後の記者会見で、この暑さが選手の体力を消耗させたと話したほどだった。立ち上がりから神戸は大分の固い守備を崩そうとサイドから攻撃をしかけた。しかし大分の中盤からの守備が分厚くて、なかなか前のFW大久保までボールが届かない。シュート数も前半は大分が8本、神戸は2本と圧倒的に大分の方が多かった。そしてチャンスを先に掴んだのも大分だった。前半41分、FWウェズレイのFKに反応したDF上本大海がヘディングシュート。それがバーを直撃し、跳ね返ったボールを森重がすかさず押し込んだ。これが結局、決勝弾に。北京五輪代表をアピールするような気迫のこもったゴールだった。
ハーフタイムで大分・シャムスカ監督は「守備の意識を高くもってから攻撃を仕掛けていこう」、神戸・松田浩監督は「サイドを全く使えていない。サイドチェンジを意識してやろう」とそれぞれ指示を出し、選手たちを再びピッチに送りこんだ。
後半始めから神戸はボランチの金南一に代え松岡亮輔を、左サイドのボッティに代え、以前大分でもプレーしていた吉田孝行を投入し、得点を狙いにいった。後半は神戸・松田監督の指示通り、左サイドバックの鈴木規郎が積極的に攻撃を仕掛けてくる。そこで、大分・シャムスカ監督は、「鈴木規を抑えるために、右サイドに高橋大輔を入れ、さらに右サイドからの攻撃も増やそうと思った」と言い、FW前田俊介の代わりにケガで長期戦列を離れていたMF高橋大輔を投入。高橋は前節の鹿島戦で途中交代したが、この九石ドームに立つのは昨年の9月22日以来、約10か月ぶり。高橋がピッチに登場するとスタンドから「おかえり」の割れんばかりの大きな拍手が沸き起こった。後半、大分はしっかりと守備を固め、前半の1点を守りきり、勝点3をしっかりと掴んだ。
これで大分はリーグ戦、ホームで4連勝。もちろんホームで強いのはいいことだが、上位に食い込むためにはアウェイで勝ち星をあげていくことが必要となってくる。しかも、次はクラブ史上初のヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント(7/2@味スタ)。アウェイでF東京との対戦となる。必死でつかんだ切符なだけに簡単に手放してはいけない。今日の勢いを持って、アウェIの地に乗り込んでもらいたい。
以上
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