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【J2:第26節 水戸 vs 山形】レポート:輝けるストライカー荒田智之に導かれし水戸が今季2度目となる魂の3連勝を挙げる!(08.07.13)

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7月12日(土) 2008 J2リーグ戦 第26節
水戸 2 - 1 山形 (18:04/笠松/4,152人)
得点者:24' 荒田智之(水戸)、64' 眞行寺和彦(水戸)、73' 小原章吾(山形)
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過密日程での試合ということで、序盤から両チームの動きの重さが目立ち、ロングボールの蹴り合いの展開となった。その中で両チームを分けたのは「ゴール」であった。「サッカーにおいて何よりも点を取ることがリズムを変える」(小林伸二監督)。

お互いに中盤を排除した展開の中、24分、水戸・荒田智之が輝きを見せる。水戸が最後尾でボールを奪うやいなや荒田がDF裏へと素早い動き出しを見せ、そこに左サイドバック小澤雄希からのスルーパスが送られる。柔らかなトラップで山形DFを置き去りにした荒田は冷静に右足を振り抜き、ゴール右隅へと叩き込んだ。これで4戦連続ゴール。今の荒田は誰も止められない。

先制ゴールを決め、一気に勢いに乗った水戸は30分にも赤星貴文からのスルーパスを受けた荒田がGKと1対1のチャンスを作る。これはGK清水健太の好セーブに阻まれるが、荒田の鋭い動きが山形の最終ラインを翻弄し続け、水戸のペースのまま試合は進んでいった。

後半に入り、山形はエース豊田陽平を投入。五輪代表候補に名を連ねるストライカーが力を発揮し、前線で幅の広い動きを見せ、45分には宮崎光平からのスルーパスを受けてシュート。48分にはCKから最後は秋葉勝がボレーシュートを放つものの、ともにGK本間幸司がセーブ。豊田を中心に息を吹き返した山形が後半開始早々からチャンスを作ったが、決めきれないでいると荒田の存在が再び際立つこととなる。

再三の飛び出しに苦しんだことで山形のマークが荒田に集中。そこで荒田以外の選手がフリーになりだし、51分には左サイド堀健人がクロスに対し、ニアで荒田が潰されるものの、ボールはファーサイドでフリーの遠藤敬佑の元へ。遠藤のボレーはGKにはじき出されるものの、そのシュートでペースを握り返した水戸は63分に追加点を奪う。最後尾から鈴木和裕がボールをDF裏へ入れる。山形DFが荒田に気を取られたことでゴール前に空いたエアスポット。そこに途中出場の眞行寺和彦が走りこんで頭でゴールへ流し込むこととなった。

2点を追う山形は豊田、長谷川悠の2トップにシンプルにボールを入れ、水戸DFに圧力をかける。しかし、そこからは水戸の守備陣の力の見せ所であった。「前が仕事してくれているので、後ろもしっかり守らないといけない」(大和田真史)という気迫の守備を見せ、隙を作らない。73分にFKから失点を許すものの、バランスを崩すことなく、山形の猛攻を退け、タイムアップ。試合終了と同時にピッチに倒れこむ選手たち。「走れなくなるまで走った」(赤星)水戸が魂の3連勝を挙げた。

とにかく荒田の存在が大きい。前節も同点に追いつかれる嫌な展開の中で力づくにゴールを奪うなど、彼の決定力が「チームを救っている」(赤星)。決めるところでしっかり決められていることで、守備でも「やることがはっきりするようになる」(大和田)のである。荒田の存在により、攻守に築かれている厚い信頼関係。今の水戸の強さの秘訣はそこにある。輝けるストライカーに導かれし水戸が今、上昇への咆哮をあげている。この勝利で手にした上位進出への切符を片手に、これから次なるステップの戦いがはじまる。

一方、山形は苦しい3連敗。疲労の色は濃厚で、選手たちの動きは前回の対戦時と比べて明らかに鈍かった。ただ、それは肉体だけの疲労ではなく、精神的な疲労も大きく影響していることだろう。上位を走り続けるというプレッシャーが見えない形で選手たちの心身に蓄積していることは間違いない。同じ日程でも「下位から這い上がる」というモチベーションで戦える水戸とはそこで大きな差があったと言えよう。「まだ(力は)本物ではない」と小林監督は力なく語ったが、この状況を乗り越えられるかが山形の今後を左右することとなる。「本物」になるための試練のとき。今こそ一致団結で乗り越えたい。

以上

2008.07.13 Reported by 佐藤拓也
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