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【J2:第28節 仙台 vs 岐阜】レポート:終盤は際どいカウンターの打ち合いとなったが、共に勝点3をもたらす決勝点は得られず。連続無得点からは解放も、決定力不足が双方を苦しめた。(08.07.27)

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7月26日(土) 2008 J2リーグ戦 第28節
仙台 1 - 1 岐阜 (19:05/ユアスタ/13,262人)
得点者:5' 片桐淳至(岐阜)、63' 平瀬智行(仙台)
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仙台は前節に見えた、チャンスメークの少なさという課題に対して、90分において改善した姿を見せた。ところがそれでも勝点3は手に入らなかった。いくつかの要素が、仙台の勝利を阻む。

まず何より、開始直後の失点が、仙台にとっては痛恨だった。5分、仙台は高い位置でボールを失ったのだが、こうしたチャンスボールを決定的な場面へとつなげられるタレントが岐阜にはいた。ボールを受けた片桐淳至が、裏へ向けて動き出した小島宏美へスルーパスを通すと、ペナルティーエリア右でためた小島からゴール正面へ流しこまれたボールに自ら走りこんだ。小島につられて仙台の守備陣はGKの林卓人も含めて全て片サイドに寄っていたため、片桐はほぼ無人のゴールに流し込むだけ。あっという間に決まった岐阜の先制弾が、仙台に重くのしかかる。

それでもこの日の仙台は、チャンス自体を生み出すことが出来ていた。中盤でダイレクトのパスがテンポ良くつながるばかりでなく、前節から見られるようになった、浅い位置からライン裏を狙った縦一本のパスも、アクセントとして機能。時に両SBが岐阜のゴール前に飛び込むなど、攻めは久しぶりに分厚さが感じられるものだった。

だが、打てども打てども、シュートはとにかく決まらない。特にこの日は、ペナルティーアーク付近でのポストプレーを起点に、飛び出してきた中盤の選手が何度も決定機を掴むのだが、惜しかったのを挙げるだけでも、永井篤志のシュートはことごとくGK日野優の正面、富田晋伍のミドルはDFに弾かれ、梁勇基のミドルもバーを直撃。さらに後半も、左でしっかり引き付けてぽっかり空いたペナルティーエリア右に飛び込んできた田村直也のシュートは日野のセーブに遭い、後方にこぼれたボールに関口訓充はあとわずか詰められない。ようやく63分、まだハーフウェーライン付近にいた田村が、前線の平瀬智行の動き出しに合わせて長いスルーパスを通すと、平瀬がゴール右角度のないところから冷静に決めて同点に追いつくものの、ここまでが本当に長かった。

その後も決定機は仙台にいくつか転がり込むが、セットプレーからのこぼれ球に反応した飛弾暁のボレーはバーの上を越え、関口がペナルティーエリア左から右足で放った一発は、曲げることが出来ずゴールの右上を逸れていく。梁の右足アウトサイドからのスルーパスを受けて抜け出した中原貴之はDFに寄せられシュートを打つに至らず…と19本ものシュートを放ちながら、結局仙台のゴールは1つに終わった。

ゲーム展開に話を戻すと、試合は後半、双方がカウンターを打ち合う展開になった。仙台がボランチの永井を下げる代わりに中原を投入し、梁がボランチの一角となったこと、そして岐阜も勝点3を狙ってか、ダブルボランチながらどちらかというと一人位置を下げてアンカーのような役割を務めていた菊地完を下げて、攻撃の持ち味を持っている藪田光教を入れたことで、中盤は双方にとってオープンのスペースが広がる、いわば「フリーパス」のような状態に。互いのゴール前までボールが行ったり来たりという目まぐるしい流れにスタジアムのボルテージは上がっていくが、前述の仙台だけでなく、岐阜も途中投入の片山真人、大友慧、そして藪田らが、もたらされた決定機をものにできず。試合終了のホイッスルが鳴り響くまで、結局双方からゴールは生まれなかった。

仙台と岐阜、ともに勝点3を得てもおかしくない試合展開だっただけに、悔やむ気持ちはあるだろう。しかしそれがより強いのは、ホームであり、そしてシュート数も、良い形からの崩しも多かった仙台であるのに間違いはない。8月からは、先日正式に加入が発表されたFWのナジソンも起用が可能となる予定だが、その前に現有戦力は、図らずも決定力不足を露呈してしまった。

ナジソン、そして負傷で別メニューとなっており次節起用可能かはまだ言及できないが、もう一人の新加入である斉藤大介。彼ら2人が、課題のはっきりしているチームにどのような変化をもたらすのか。とにかく今は、彼らのすぐさまのフィットを願うのみである。

以上
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