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【J1:第19節 F東京 vs 横浜FM】レポート:F東京 VS 横浜FMはドロー。手にしたのはともに勝点1。しかし、その”1”という数字の持つ意味は違うものだった。(08.07.27)

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7月26日(土) 2008 J1リーグ戦 第19節
F東京 1 - 1 横浜FM (19:04/味スタ/28,986人)
得点者:4' 大島秀夫(横浜FM)、9' エメルソン(F東京)
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浴衣ナイトとあって試合前には浴衣姿でコンコースを歩く人が多い。
7月26日土曜日、F東京は、夏休み最初のホームゲーム横浜FM戦を、“浴衣ナイト”、“スーパーモルツDAY”、“ファイヤーワークスナイト”として、夏を満喫してもらえるようなイベントを用意。親子連れ、ご夫婦、恋人同士、友人同士、それぞれ“味スタの夏”を試合前から楽しそうに満喫している様子が見られた。日中の暑さとはうって変わって、キックオフの頃になると、わずかに風も吹き始め涼しくなった。

F東京は、GK塩田仁史、DF椋原健太、佐原秀樹、藤山竜仁、徳永悠平、MF今野泰幸と金沢浄のダブルボランチ、右にエメルソン、左は羽生直剛、FWは赤嶺真吾とカボレというスタメン。一方の横浜FMは、GK榎本哲也、DFに河合竜二、中澤佑二、松田直樹、MFは長谷川アーリアジャスールと兵藤慎剛のダブルボランチ、右に田中隼磨、左に小宮山尊信、トップ下に山瀬功治、FWは大島秀夫と坂田大輔のツートップ。

ともに欲しい勝点3の鍵を握る先制点を手にしたのは横浜FMだった。試合の立ち上がり、わずかに4分のこと。左に流れた山瀬からのクロスにゴール前に2人が滑り込み、その1人、大島が押し込み先制点。しかし、その5分後、F東京も金沢のパスをうけたカボレがドリブルで持ち込みエメルソンへパス。エメルソンは巧妙なトラップから相手DFをかわしてゴールを射止め同点。

1-1でむかえたハーフタイム。打ち上げられた300発の花火に湧いた味の素スタジアム。両チームのサポーターからは大きな拍手。この盛り上がりは、どちらのサポーターにとっても、後半への期待をより強くさせるものとなった。

横浜FMの木村浩吉監督は、長谷川に代えて水沼宏太を投入。山瀬をひとつ下げ、トップ下に水沼を入れた。その交代により山瀬が下がりぎみの位置になり、前半に比べプレーするスペースを得たことで、立ち上がりには強烈なミドルシュートを2本放つ。次第に今野と金沢どちらかが、水沼、山瀬をそれぞれみるようになり、F東京は落ち着きを取り戻した。しかし、山瀬はその低い位置から“ボールを散らし、そこから自身も前へ出る”という動きを繰り返し、攻撃を組み立てる。

防戦一方のF東京。後半14分には、エメルソンに代えて石川直宏を、カボレに代えて平山相太を投入。後半30分には金沢に代えて大竹洋平を投入し、大竹を左にし、羽生をボランチの一角とした城福浩監督。

一方横浜FMは、より攻撃をしかけにかかる。後半30分、田中隼磨に代えて斎藤陽介を投入し、水沼が田中の位置に入り、斎藤、坂田、大島の3人が高い位置でゴールを狙う。後半34分には小宮山に代えて金井貢史を投入。

なかなかフィニッシュにまで持ち込むことの出来ないF東京が後半放ったシュートはわずかに2本。セットプレーのチャンスもいかすことができない。一方の横浜FMも、11本のシュートを放ち、ゲームを支配して攻め続けながらもあと1点が遠い。

結果1-1のドロー、手にした勝点は1ずつだった。

しかし、「1」という同じ数字は、勝てない状況が続くF東京と、連敗から抜け出せなかった横浜FM、それぞれにとっては違う意味を持った。試合終了直後、まず、対照的な反応をしたのはサポーターだった。F東京サポーターからはブーイングが飛び、横浜FMサポーターからは拍手が沸き起こっていた。

監督会見も同様。「イーブンとは胸を張って言えない内容だと思います」と意気消沈した様子の城福監督。一方、「1勝のところまで、あともう一歩のところまできている。まだまだですが、3試合の中でいちばんいいゲームだったと思います。選手はここ3試合、コンディションのいい選手から使うということでしたので、最後まで運動量も落ちずに、F東京の選手より運動量が勝っていたという風に自負しています」と、就任後初の勝点に少しではあるが、希望を見いだした表情の木村監督。

そして、選手も。「(ブーイングやシュート打てコールに対して)見ている方は、そう思っただろうし、まだまだみんなで練習をしてシュートまで持っていく形を作る。もっとレベルアップしなくてはいけない」と今野。「ホームにふさわしくないようなゲームだったことは、一人ひとりが考えなくてはいけない。とても複雑な試合」と羽生と重いムードのF東京。対して横浜FMはわずかではあるが、手ごたえをつかんだ試合となった。「今までの負けより、今日はチームの雰囲気も良くなっていると感じるし、状況が良くなっているという雰囲気は感じている」と松田。「前進あるのみなので、状況的には、いいところをポジティブにとらえながら積み重ねていくしかない。だいぶ自分たちでゲームをコントロールできたという手ごたえはある」と山瀬。

「チームとしてやろうとしていることを、一人ひとりがもう一度しっかり確認して、“はたいて動く、はたいて動く”をやり直さないといけない。今日のように出したら出しっぱなしということでは、やろうとしているサッカーは出来ない。練習から質を上げていきたい。やることは変えないし、今日の試合で出た課題をしっかり取り組んで、今やろうとしていることの質をもっと上げていきたいと思います」とゲームキャプテンの羽生は締めくくった。

リーグ中断中の親善試合とヤマザキナビスコカップで、どれだけの変化をみせることが出来るのか。ともに2週間後のリーグ戦での戦いに期待をするしかない。

以上
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