7月29日(火)キリンチャレンジカップ2008 U23日本 vs U23アルゼンチン(19:20KICK OFF/国立)
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ちょうど2年前に立ち上げとなったこのチームも、北京五輪本番とこの試合を残すのみとなった。つまり、このアルゼンチン戦は、反町ジャパンの国内最終戦。この機会を逃すと国内で、もう彼らの姿を見ることは出来ないのだ。壮行試合として、日本国内のファンに最後の雄姿を生で見せる試合として、悔いの残らない、実りのある試合を期待したい。
スケジュール的に見ると、今回の合宿が22日に始まってからちょうど1週間たったところでの試合ということになる。Jリーグ各クラブの、リーグ戦の試合と試合の間隔も通常は同じ1週間。代表という短期集中の場では、クラブのように時間をとってじっくりトレーニングをすることは難しいのだが、本番前ということでそれが可能となった。24日のオーストラリア戦はクラブなどで言えば、週半ばの練習試合に近い位置づけととることもできる。そこで課題を抽出し、このアルゼンチン戦を本番の試合として考えると、クラブでの1週間と重ねて考えやすい。
オーストラリア戦で逆転勝ちという内容も結果も得たことから、その後の過程がスムーズに進んだ。戦術練習を行う、週の後半に相当する26日には攻撃に、27日には守備に重点を置き、徹底的にトレーニングを行った。体力的にはきつい日々が続いたが「オレら若いからね!キツイ練習も大丈夫!」と笑顔の内田篤人(鹿島)の声に代表されるように、雰囲気は上々だ。ただ、その上で選手たちは冷静でもある。「アルゼンチン戦は簡単にはいかないって分かってる」と内田は続けた。
試合前日の練習は恒例どおり冒頭のみの公開となった。室内でウォーミングアップを行ってきたようで、ジョグの後すぐにボール回しのメニューに入った。いつもであればボール回しの前に、ボールを使ったウォーミングアップも行い、トータルで20分近く練習を公開するが、この日はきっかり15分のみ。北京五輪での前日の公式練習を想定したようだ。
この練習には李忠成(柏)が左ひざ痛のため、細貝萌(浦和)がオーストラリア戦で負った右第一肋軟骨のヒビのため不在。室内で別メニューで汗を流したとのことだ。
アルゼンチン戦の先発は、オーストラリア戦に比べ守備的な色合いの強い、おそらくはトゥーロン国際大会で採用していた4-5-1システムを敷くことになるだろう。GKには西川周作(大分)、4バックには森重真人(大分)が吉田麻也(名古屋)に代わって入り、ボランチは本田拓也(清水)と梶山陽平(F東京)が入りそう。1トップには豊田陽平(山形)もしくは森本貴幸(カターニャ)で、本田圭佑(VVVヘンロ)、香川真司(C大阪)、岡崎慎司(清水)のうち2人がサイドを務め、トップ下には谷口博之(川崎F)だろうか。
練習では、攻撃面は中央からの崩しにトライしていたが、アルゼンチン相手に「そうは簡単にはいかないと思うから、中と見せて外だったり工夫が必要になってくる」と香川。このところ、一気に存在感の増した彼は要注目の存在だ。
また、守備ではゴール前での対人練習を繰り返し、「最後は個人で責任を持つ。そこは最低限できないとやっている意味がない」と森重は話す。森重もまた安定したプレーと、U-20日本代表時代も見せていたミドルからロングのセットプレーで存在感を見せている。
国内最後の試合ということに加え、アルゼンチンという相手に選手たちも高揚感を隠せない。同世代(85年生まれ)が臨んだFIFAワールドユース選手権(オランダ)で優勝、その次のU-20ワールドカップ(カナダ)でも優勝、さらに前回のアテネ五輪でも優勝…。メッシ(バルセロナ)は来日しなかったが、オーバーエイジで加わったのはリケルメ(ボカ・ジュニアーズ)、マスケラーノ(リバプール)といったビッグネーム。それだけでなく、ガゴ(レアル・マドリード)やアグエロ(アトレチコ・マドリード)はユース世代でも活躍しており、疑う余地のない強豪中の強豪だ。日本の五輪代表選手たちのテンションが上がるのもうなずける。
そんな相手に、内容も結果も求めて戦ってこそ、北京五輪への弾みになるというもの。最終確認の相手に不足はない。全てを出し切り、確かめ、本番への足がかりにしたい試合だ。
以上
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