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【スルガ銀行チャンピオンシップ 2008 OSAKA G大阪 vs アルセナルFC】プレビュー:長居で開催される『スルガ銀行チャンピオンシップ』。初代王者に輝くのはガンバ大阪か、アルゼンチンのアルセナルFC か?!(08.07.30)

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7月30日(水)スルガ銀行チャンピオンシップ 2008 OSAKA G大阪 vs アルセナルFC(19:00KICK OFF/長居
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アルセナルFC(アルゼンチン)メンバー
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 ガンバ大阪が今年2つ目の『タイトル』獲りを目指す、『スルガ銀行 チャンピオンシップ 2008 OSAKA Jリーグヤマザキナビスコ カップ / コパ・スダメリカーナ 王者決定戦』。初の開催となる今回は2007Jリーグヤマザキナビスコカップの覇者であるガンバ大阪と、コパ・スダメリカーナ2007優勝チームのアルセナルFC(アルゼンチン)が長居スタジアムで激突する。

 アルセナルFCは、その歴史において長らく下部リーグを戦いの舞台としてきたが、2002年に1部リーグに昇格。以降、トップリーグでの戦いを続ける中でクラブ創設50周年の節目を迎えた昨年には南米のクラブチャンピオンを決める『コパ・リベルタドーレス』と並ぶ同地域のクラブカップ『コパ・スダメリカーナ』を征し、今大会の出場権を得た。当時、チームを率い、緻密な戦術家として評価の高かったグスタボ・アルファロ監督は、国内大会での成績が振るわなかっ
たこともあり今年の7月で解任されており、今大会は39歳の若き指揮官、ダニエロ・ハルネロ新監督が指揮を執る。
 注目選手はクラブの生え抜き選手で昨年の『FIFA U-20ワールドカップ カナダ2007』優勝メンバーであるMFゴメス。昨年はアルゼンチン代表経験のあるFWホセ・カルデロンととコンビを組んで来たが、その彼が他クラブに移籍。得点力ダウンを懸念する声も聞くが、2003年のデビュー以来、小柄ながら個としても高い突破力を誇り、チームの攻撃力アップに貢献してきたMFゴメスだけに要注意。『10』を背負うプライドに懸けても、個人技の高い他選手とうまくコンビネー
ションを築きながらゴールを目指すことだろう。

 そのアルセナルFCを、いつものホーム、万博記念競技場ではないとはいえ、本拠地とする『大阪』で迎え撃つG大阪は、先日行われたJ1リーグ戦・大分戦こそ0-1と敗れたが、MF遠藤保仁、FW播戸竜二といった主力が体調不良でチームを離れている状況下でも現在J1リーグで、首位に勝点3差の4位。近年同様に上位争いを続けている。ただ、今季は例年以上に決定力不足に悩まされていることで、苦戦を強いられる試合が増えているのは事実。加えて、先週にはFWバレーの移籍が決定的となるなど、更なる窮地に立たされているという印象を抱くファンも多いことだろう。

 それでも、個のポテンシャルを思えば、一概に「バレーの離脱、イコール、得点力低下」とは言えない。実際、大分戦は決定力不足以前の問題で、大分の堅守に手こずる中で、チャンスすら作り出せなかったという印象。暑い中での一戦とはいえ、前線からの守備を徹底した中でイージーミスを減らし、運動量を落とすことなく人とボールを動かす攻撃力を示せていれば違った展開になったとも言えるだろう。
 ただ、終わった試合を振り返り、「たら、れば」を言うのは得策とは思えない。大事なのは、これから行われる試合でいかに同じ過ちを繰り返さないか。結果を得られるか、ということ。今大会でもそうした本来の姿を取り戻す中で、結果にこだわった戦いを期待したい。
「もちろん『タイトル』ということは頭にあるけど、まずは大分戦のことが頭にありますから。あの試合で感じた、悔しさと情けない気持ちを覆すような戦いをチームでしっかりしたいと思う。こういう時こそ、気持ちの部分がすごく大事ですから。この間の試合の反省は活かしながら、しっかり気持ちを出した戦いをしたい(DF山口智)」

 注目は、アルゼンチンチームとの対戦に意欲をみせるFWルーカス。過去には五輪代表時にアルゼンチン五輪代表と対戦したことがあるFWルーカスだが、クラブチームとしての対戦は初めて。元々ブラジルとアルゼンチンは長くライバル関係にあることもあり、「アルゼンチンとやるということそのものが自分にとって重みを持つ。当たりも強いしハードにくるチームだが僕らは僕らのサッカーをするだけ。その上で勝利を目指したい」と意欲を示す。また彼と同じく、前線を預かるMF二川孝広も注目選手の一人。リーグ戦では今季は無得点と沈黙しているが、アジアを舞台にしたAFCチャンピオンズリーグのグループリーグでは3得点を挙げ、チームの窮地を救ってきたMF二川だけに、今回は南米を代表するクラブチームを相手に大暴れしてほしい。
「アルセナルについては、まだビデオを見ていないので何とも言えないが、アルゼンチンという国には激しいという印象がある。そういった相手に対し、自分たちのサッカーで勝負したい。タイトルも掛かっているし、どんな内容であれ結果を残せるよう戦います(MF二川)」

 G大阪にとって、今年最初の『タイトル』となった2月のパンパシフィックチャンピオンシップ2008。今大会でも、同じく『初代王者』として歴史にその名を刻むことができるのか。相手はアルゼンチンの強豪とはいえ、36時間の移動時間を経て今大会に挑むということを考えても、負ける訳にはいかない。Jリーグを代表するクラブとして、そのプライドが感じられる熱い戦いを期待している。

以上

2008.07.29 Reported by 高村美砂
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