7月30日(水) 2008 J2リーグ戦 第28節
愛媛 1 - 0 徳島 (19:04/ニンスタ/7,809人)
得点者:63' 大木勉(愛媛)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
----------
‘06シーズン、愛媛でのJ開幕戦となった横浜FC戦に次ぐ8,000人近い観客が詰め掛けた水曜、夜のニンジニアスタジアム。しかし、ほぼ無風で肌にまとわりつくような湿気がスタジアムを包み込むように、キックオフからピッチ上でもスッキリとしない試合展開が続いていた。
「仙台戦と広島戦で自分達の持っているものを100%出して燃え尽きていた」(望月監督)ためなのか、この日も運動量が上らない愛媛。序盤から徳島にポゼッションを許すと、次第にセカンドボールも拾われるようになってピンチを迎える。20分には新加入のアンドレジーニョから、さらに麦田のクロスからもソウザにヘディングで合わせられ、42分のシーンでは愛媛のゴールが割られてしまう。幸いにもオフサイドの判定に救われたが「クロスからの守備にズレがあった」(DF星野)隙は、いつ傷口を広げてもおかしくない状況が続いていた。
こうして愛媛にとっては厳しい時間が流れる中、ようやく燃え尽きていた火に再び明かりが灯ったのが63分のワンプレー。サイドの高い位置から仕掛ける本来の展開とは違い横谷、赤井と中央を切り開いた仕掛けのフィニッシュも、再び徳島ディフェンスの中央を割るスルーパス。「徳島のDFが右にいた選手(高杉)につられてコースが開いた」と言うFW大木が、後ろからのパスに絶妙なトラップでゴールを向くと、シュートは徳島のGK島津の脇をすり抜けてゴールネットを揺らした。
この一撃で高まるスタジアムのボルテージとともに、試合展開も一変。徳島が菅原と大島、玉乃と攻撃的な選手を次々と投入し、前掛りになる背後を突いて更なる攻撃を仕掛けた愛媛。途中出場のFW田中、内村が裏を狙い、2列目からは横谷や赤井が飛び出すことで徳島の反撃を牽制。73分には大木からスルーパスを受けた赤井のシュートがポストを叩き、89分には内村のシュートが島津を襲った。結果的に追加点は生まれなかったが、そのまま逃げ切った愛媛が四国ダービーで連勝を飾り、今季の勝ち越しを決めた。
そして試合後、できあがったばかりの真新しい「四国ダービー・ウィナーズ・フラッグ」を手にした愛媛。キャプテン金守が受け取るとゴール裏ではサポーターの手で高らかに掲げられ、スタジアムには凱歌が響いた。クラブとサポーターが一丸となり、共に闘った最高の舞台で選手とスタッフも闘い、見事に結果を出し、そして共に笑った。これで徳島との通算対戦成績は6勝4分7敗。JFL時代には勝てなかったライバルに追いつくまで、あと一歩にまで迫った。
そしてリーグ戦の連敗も3でストップ。四国のライバルを破った後に続く日曜の一戦の相手となるのは、こちらもJFL時代からしのぎを削り合うライバル草津。今は水をあけられてしまった草津を破り、今季初の連勝を達成して再びホームに帰ることができれば、いよいよ愛媛の第3クールでの反撃が始まる。
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第28節 愛媛 vs 徳島】愛媛側レポート:共に闘い、共に笑った愛媛の四国ダービー第2ラウンド。「四国ダービー・ウィナーズ・フラッグ」が愛媛のゴール裏に高らかに掲げられる!(08.07.31)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













