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【2008プレシーズンマッチ F東京 vs クラブ オリンピア】レポート:城福トーキョー首都決戦制す!パラグアイの名門クラブ相手に味スタで3ヶ月ぶりの勝利。(08.08.01)

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7月31日(木) 2008プレシーズンマッチ
F東京 1 - 0 クラブ オリンピア (19:29/味スタ/6,122人)
得点者:11' オウンゴール(F東京)
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 F東京が、パラグアイの名門クラブ・オリンピアに1−0で勝利した。ホーム・味の素スタジアムでは4月29日リーグ9節大分戦以来となる3ヶ月ぶりの白星。翌週に控える大分戦に弾みをつけた。

 均衡を破ったのはF東京だった。前半11分、FW赤嶺真吾が敵陣でボールを奪うと、前線へ抜け出すFWカボレにアウトサイドでパスを送った。ボールはカボレから逸れると、相手DFのクリアしようとする足に当たり、GKカバイェーロの手をかすめてゴールへと吸い込まれていった。これでF東京が流れを掴みかけたが、ゲームを決定づける2点目が奪えなかった。前半終了間際のロスタイムには、カボレがロングシュートを放つも、GKに阻まれてゲームは後半に折り返した。

 後半は両チームともに続々とフレッシュな選手を投入し、互いに決定機を作るも、ゴールネットを揺らすことはできなかった。F東京は54分、エリア内にドリブルで侵入したカボレが倒されPKを獲得する。カボレは自らボールをセットしてゴールを狙うも、GKにストップされてしまう。オリンピアは65分、FWエディソンが最終ラインの背後に上手く飛び出し、そこにMFロハスが頭で浮き球のパスを送る。エディソンは胸トラップしゴールを狙ったが、足先をかすめたボールは力なく転がりGK塩田仁史の腕に収まった。その後、試合の流れは右往左往するも、両チームともに決定打を欠き、1−0のスコアのままゲームは試合終了した。
「公正な目で見ても、今日の結果は引き分けが妥当だったのではないか。個人的にはそう思っている」(コスタス監督)
 クラブ・オリンピアのアルゼンチン人監督は悔しさ混じりにそう話した。日本のほぼ真裏に位置するパラグアイの首都アスンシオンから数十時間の長旅を経て東京へとやってきた。時差と、疲労の中、まだ世界のショーケースに並ぶ前の二十歳前後のスター候補生を中心としたチームは、最後まで勝利を目指して戦っていた。ゲームを有意義にする状況をクラブ・オリンピアは作ってくれた。試合後の監督会見の冒頭で、城福監督も真っ先に感謝の言葉を口にした。

 城福監督は「個々の課題と、チームでの役割、それぞれにトライし続けることで見えてくるものがある」と、このゲームのテーマを話していた。では、F東京がこのゲームで行ったトライは何だったのか。

 まず、リーグ19節横浜FM戦に引き続き、赤嶺・カボレの2トップでスタートした。赤嶺とカボレを並列に置いて1人がサイドに流れると、もう1人が中央にポジションを取った。サイドに流れたFWを起点に人数をかけて攻め落とすシーンは何度か作れたが、カボレの運動量が落ちてくると赤嶺1人がサイドに流れる場面が多くなっていった。赤嶺は本来、エリア内での仕事が得意な選手だけに、それでは魅力が半減してしまう。平山を1.5列目に配すパターンと、赤嶺起用の2トップでサイドに起点を作る2つのオプションができたことは大きい。FWの住み分けを図り、相手に合わせて起用法を変えることができるのは強み。ただ、どちらも肝は相棒のカボレだ。このままカボレにゴールが生まれないようであれば、再考の必要があるかもしれない。

 また、守備ではDF茂庭照幸を中心に無失点で守りきったことは次に繋がる大きな成果だろう。今季開幕前のキャンプから継続するラインの押し上げや、マークを近くで捕まえるといった約束事が守られた結果だった。加えて、相手の疲労もあったが、ボールを運ぶためのポジションの取り直しもあってパスは良く回っていた。「原点に立ち返る」という指揮官の狙いはゲームの中に顕著に現れていた。ただ、課題も多く残っている。やはりフィニッシュまでのラストパスと、シュートの精度は不満足な出来だった。結果的には1−0で勝利を収めたが、2点目を奪えなかったことで危ないシーンを再三迎えてしまっていた。

ナビスコカップ準々決勝大分戦を翌週に控えている。大分には先勝を許しているだけに、得点を多く奪わなければいけない。シーズンを通した課題ではあるが、劇的な変化がなければ準決勝進出、4年ぶりのカップウィナーは望めない願いだ。

以上
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