今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【ヤマザキナビスコカップ 大分 vs F東京】レポート:序盤の失点にも動じることなく堅守を貫き、クラブ初の準決勝進出した大分。勢いは止まらない。(08.08.07)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月6日(水) 2008 ヤマザキナビスコカップ
大分 1 - 1 F東京 (19:00/九石ド/13,483人)
得点者:3' カボレ(F東京)、40' エジミウソン(大分)
★準々決勝第2戦ハイライトも後日公開予定!ヤマザキナビスコカップ特集はこちら-
----------
第1戦を2−1で勝利した大分が、9試合負けなしのホーム九石ドームでF東京を迎えた。同点、最悪0−1の負けでも準決勝に進むことのできる大分は優位な状況であった。「消極的になる必要はないが、相手より先に失点しなければいい」(深谷)と、第1戦で得たアドバンテージを有効に使い、ゲームを組み立てるはずだった。

だが試合は早々に動いた。「我々が次(準決勝)に進むためには2点差つけることが大前提。序盤からボールを奪いにいくことを心がけた」(城福監督)。試合の立ち上がり、わずか3分のこと。先制点を手にしたのはF東京だった。右に流れたMFエメルソンのクロスにバウンド処理を誤ったDF藤田がクリアミス。こぼれたボールをFWカボレに難なく決められた。いきなりの先制パンチでゲームプランに狂いが生じた大分。だが、選手は浮き足立つことはなかった。失点に絡んだ藤田に「大丈夫だ。切り替えろ」と同じDFラインを形成する上本、深谷が声をかけた。リーグ最小失点を誇る自慢の守備陣は、慌てることなく対処した。

この試合、ボックス型の4−4−2で臨んだF東京。羽生、エメルソンが中盤でポジションチェンジを繰り返し、大分にプレスの的を絞らせなかった。また1トップ気味のカボレが、鋭いスピードで相手DFの背後をつく飛び出しを見せ、チャンスをつくった。早い時間帯に先制する理想的な展開に持ち込んだF東京だったが、その後は中を固める大分の守備陣を崩しきれなかった。逆に、前半40分にサイドのスペースをつかれ、鈴木の左からのクロスをエジミウソンに合わされ、試合は振り出しに戻った。

1−1で迎えたハーフタイム。点を取るしかないF東京は、攻撃の意識を明確に打ち出した。城福監督は、金沢に代えて平山を投入し、前線を3トップにした。さらに74分には疲れのみえるカボレに代え川口、その4分後には石川を投入し、攻め立てた。一方、大分のシャムスカ監督は、西山、小林(宏)と守備の選手を投入。守りを固めながらも、前がかりになるF東京の空いたスペースを存分に利用し、カウンターを仕掛けた。ピーンと張り詰めた緊張感の中、両チームの勝利に対する意気込みが感じられるスピーディーな展開となった。84分には、互いのシュートがポストを叩くなど、一進一退の攻防が続く。ロスタイムに入り、F東京はGK塩田も前線に上げ、1点を奪いに行く状況をつくった。だが、最後まで集中力を切らさなかった大分の堅守を崩すことはできずタイムアップ。大分がクラブ初の準決勝を決めた。

大分の勝因は、やはりリーグ最小失点数を誇る守備の堅さだった。序盤で失点するも「まだ有利なのは変わらない。次の点を取られないようにしよう」とゲームキャプテンの鈴木が声を掛け、チーム全体で守備の意識を貫いた。「有利な状況で試合することに慣れていないチームなので、難しい試合になると思っていた。だが、この経験がいきてくると思う」(鈴木)。勝ちあがることで若いチームは自信をつけ、成長している。チームの経験値という点ではまだまだだが、勢いにつながりやすいのも若いチームの特徴である。A代表候補合宿とオールスターに選出された19歳金崎をはじめ、北京五輪代表として戦っている、西川、森重と若いタレントが揃っている。堅守と勢いで、クラブ初のタイトルまで突っ走るかもしれない。

以上

2008.08.07 Reported by 柚野真也
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着