8月12日(火)北京五輪 女子グループG 日本 vs ノルウェー(20:45KICK OFF/上海)
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現在、他グループを含め、決勝トーナメント進出を決めているのは日本と同グループGのノルウェーただ1チームのみで、まれに見る大混戦となっている。グループGでは勝点6を上げているノルウェーが現在トップ。2位につけているアメリカは勝点3、3位は日本とニュージーランドがそれぞれ勝点1で並んでいる。
決勝トーナメントへは各グループの3位のうち上位2チームにもチャンスがある。日本は現時点ですでに1位通過の望みは絶たれている。他のグループで3位の可能性のあるチームが勝点3を得ていることから、予選リーグ最後となるノルウェー戦での勝利なくしては決勝トーナメントへの道は開かれないのである。もう通過順位など気にしてはいられない。
「まだ自分たちの力を出しきれていない」――佐々木則夫監督はアメリカ戦後、何度も同じ言葉を口にした。ニュージーランド戦ではロングボールに対してのポジショニングが定まらず、手間取っているうちにビハインドゲームとなり、焦りのあまり自分たちのサッカーを展開出来るようになるまでに時間を要した。
アメリカ戦では猛攻に耐えながらここでも先に失点してしまい、攻撃でもチャンスを作りながら決定打に欠き、今一歩及ばなかった。勝たなければならなかった試合と勝てたかもしれない試合、どちらもモノにすることができずに最終戦を迎えることとなってしまった。
予選リーグ最後の舞台となるのは、初戦と第2戦を戦った秦皇島より2〜3度ほど気温が高い上海。湿度も秦皇島よりはあるように感じる。「ノルウェーは北欧のチームなので、暑くなるなら暑くなってもらった方が日本としては戦いやすいような気がします」と語るのは近賀ゆかり。なでしこジャパンでも屈指の身体能力を誇る彼女だからこそ言える言葉というわけではない。オリンピック直前まで行われていたなでしこリーグの開始時間はほとんどが午後1時。最も暑さの厳しい時間帯でリーグ戦を戦っている選手たちが、暑さに弱い訳がないのである。
とはいえ、勝点3を取るためにおそらく、開始直後から飛ばしていくであろう日本。後半にはノルウェーも必ず疲労が見え始める。そのときこそ日本の攻めどきなのだが、そこで足が共に止まってしまっていては先はない。後半、ニュージーランド戦のようなチャンスが必ず訪れるはずだ。最後の猛チャージ時のスタミナに影響が出ないことを祈る。
もう一つ、不安要素として残るのがやはりここでもピッチだ。深い芝には秦皇島でもプレーしているのでおおよその見当はついているだろうが、問題はぶっつけ本番になってしまうということ。前日に予定されていたスタジアムでのトレーニングは、これまでの男女予選リーグの連戦で酷使したため、芝を休ませるということで会場の変更を余儀なくされた。6連戦を展開したピッチ状況は良好とは言い難いものになっている。10日に行われた男子の試合でも、芝があらゆる場所でめくれ上がっていた。これまで以上にパススピードに気を配らなければならないだろう。
変わって前日トレーニングの会場となったのが同済大学グランドだ。当初は冒頭15分のみ公開の予定だったが、セキュリティ側との問題が発生し、すべて非公開で行われた。その時間、実に2時間。最後の調整は念入りに行われた。
ノルウェーは確かに高さも脅威ではあるが、両サイドから仕掛けるスピードある攻撃は要注意。そしてそれ以上に展開術に長けたチームだ。しかし、それゆえに展開するにあたり相手に同調してしまう傾向がある。ニュージーランド戦ではそれ顕著に表れ、あやうく、ニュージーランドに同点に追いつかれそうな場面もあった。日本としては先手を打たれて流れに乗せてしまったノルウェーから勝ち越すにはリスクが高すぎる。だからこそ今大会は未だ見ることのない先制点がなんとしても欲しい。選手たちの想いが強い分、先制すれば一気に日本のペースに持って行くことが出来るはずだ。
「アテネが終わって4年間、そして私が代表に選ばれてから約10年、すべての集大成。ここへくるために一緒に予選を戦った、このチームに携わった全ての人の想いを胸に明日は戦う」と改めて決意を語ったのは池田浩美。女子サッカー界にとっては最大のイベントであるオリンピック。明日で終わりにしてしまうのか、決勝トーナメントへ駒を進め、さらなるステージで自分たちのサッカーを開花させるのか。この逆境をいかに跳ね返す返すか、なでしこ魂の見せ所だ。
以上
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