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【J1:第21節 大宮 vs G大阪】レポート:やるべきことを明確にし、中盤を制した大宮がG大阪に完勝。G大阪はロニー初登場も決定力不足は未だ解決の糸口が見つからず(08.08.17)

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8月16日(土) 2008 J1リーグ戦 第21節
大宮 2 - 0 G大阪 (18:00/NACK/10,087人)
得点者:4' デニスマルケス(大宮)、43' レアンドロ(大宮)
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小林慶行(大宮)が「全てが今日はうまくいきすぎ、という感じ」とコメントするほど、大宮にとっては会心の勝利だった。

まず、得点した時間帯が2ゴールとも非常に効果的だった。
「試合前から絶対に取ろうとみんなで話していた」(MF金澤慎)先制点を手に入れたのは試合開始からわずか4分後のこと。右サイドからDF村山祐介が入れたクロスにFWラフリッチが頭で合わせシュート、G大阪GK藤ヶ谷陽介が弾いたところをFWデニス マルケスが再び押し込んだ。前半早々4分という『時間』ももちろんだが、前節・札幌戦に続き2試合連続の先発起用したFWラフリッチの190cmの高さ、決して当たり負けしない強さを最大限生かして生んだ、『形』としても大宮にとってはまさに理想通りのゴールだったと言えよう。そして、前半43分での追加点は終了間際だけに「特にダメージが大きかったはず」(小林慶)。小林大悟が蹴った左CKの絶好球をレアンドロが頭で強烈に突き刺して2−0と差を広げた。

ゲーム展開も、大宮のプラン通りに進んだ。
クロスボールからというようよりも、遠藤保仁、二川孝広からの決定的なボールが得点を生むとの分析から、大宮は特に中盤でのボールの奪い方を徹底した。「両サイドのチカラ(MF藤本主税選手)と大悟(MF小林大悟選手)にも、『外に追い込んでセンタリングを上げさせて守ろう』と言っていた」と小林慶が明かしたように、この試合ボランチに入った遠藤からのパスはことごとく遮断した。樋口監督も「しっかりとユニットを作った中で相手を追い込み、奪いたいところでボールを奪うというDFができたことが一番の勝因」と、中盤の出来を高く評価した。

もう1つ大きなポイントとなったのが、後半23分に訪れたデニス マルケスの一発退場のアクシデントだろう。ハーフタイムのロッカールームで「G大阪はこのままで終わるはずがない。2点を守ってもダメ。3点目を取りに行こう」(GK江角浩司)と確認し合っていただけに、チーム得点王の退場は大打撃かと思われた。が、「デニスが抜けたことで、逆にチーム全員がDFを徹底させることができた」(小林慶)。2点リードという、気持ち的に多少の余裕は持てるが決してセーフティーとは言えない、攻めるべきか守るべきかの意思統一が非常に難しい状況を、完全に「守り」へとチーム全体の意識をシフトすることができたことが、結果的に無失点勝利へつながった。
「数的有利にはなったが、大宮があそこまでハッキリとひいてくるとは思わなかった」とG大阪・明神智和も驚きを隠さなかったように、ほぼ全員が引いて守りに入った大宮は、何度かロングボールを入れられ危ないシーンは迎えたもののGK江角が超ファインセーブを連発、決して無理に攻めることはせず最後まで全員が集中し、凌ぎきった。

一方、G大阪は遠藤をボランチに置き、二川ではなくMF佐々木勇人を先発起用した4−4−2へシステム変更してスタートしたが、思うように機能しなかった。2点のビハインドを負ったことで、「帯同はさせたが、まったくプランに無かった」(西野朗監督)はずの獲得間もないFWロニーを後半頭からやむなく投入し、爆発力に期待をかけたが一発は生まれず。大宮が一人減り数的有利になってからはFW岡本英也を送り込み、3−4−3の攻撃的布陣でゴールを目指したが、心臓部というべく遠藤からのパスがことごとくカットされた上、中盤でのパスミスも連発し、ほとんど見せ場なく試合終了の笛を聞いた。まさかのリーグ戦3連敗に西野監督も「苦しい状況は続くのかなと思います」と力なく。決定力不足の解決には、まだ時間がかかりそうだ。

「この勝利をきっかけに勝ち続けたい」と村山。試合後、NACK5スタジアムが記録的集中豪雨で床上浸水するという大惨事に見舞われたことも含め、同会場で挙げた約4ヶ月ぶりの『完勝』ともいえる白星は、監督、選手、サポーターにとって忘れられないものになりそうだ。

以上

2008.08.17 Reported by 上岡真里江
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