9月14日(日) 2008 J2リーグ戦 第35節
山形 0 - 4 広島 (16:04/NDスタ/14,392人)
得点者:33' 佐藤寿人(広島)、57' 高萩洋次郎(広島)、64' 槙野智章(広島)、76' 森崎浩司(広島)
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●小林伸二監督(山形):
「思ったより失点を食らってしまって、ちょっと残念だなと思います。前半立ち上がり、押されてるんだけど抑えるようなことができて、自分たちのリズムになったときのミスで点を取られたのが痛かったなあと。自分たちがいい攻撃をしたところのミスがつながってしまったというのが痛かったなというところですね。取られて、引っかけられて、パスを競り負けてと3つのところが、どこかで修正ができればよかったんですけど、そういうところが難しかった。ただ、そのキックを引っかけられるというのが、思ったよりもコントロールしてヘッドアップしてパスするところが少し早いのか、向こうが予測してポジションを変えられたり、ボール際のところで競り負けて、ふつうだったら体が入るんだけど、もうひとつ体が強かったというところで競り負けて…1点目の話ですけれども、そういう細かいところの技術だったり、スピードだったりというところで少し、今までやっているチームとは違うかなというところはあります。
後半はうまく入ったと思ったんですけど、ああいうチャンスをものにできなかったのも残念だったなと。そしてコーナーキック。ああいうところであまりミスしないんですけど、ミスしたのが残念だった。自分たちがボールを持ってリズムができそうだというところで失点を食らってしまった。2点目を取られても1点取ればと、随分サイドが割れてきたんですけど、逆にサイド一発割られてシュートで3点目と、ちょっとやっぱり甘かったなと。ちょっと守備として、少し甘かったのではないかと。ハーフタイムに、うちの右サイドのボールへのスライドというグループの戦術のところで、スライドしてないのでしっかりスライドするように言いましたけれども、あとは、中盤の球際で負けていました。競ったあとのルーズボールで、向こうの選手が滑ってるんだけど、うちの選手は立っている。取られてからも一生懸命追いかけられないというところに、ちょっと今日の入りがあまりよくなかったのかなあということは選手には話しました。そういうところがもったいなかったなと思います。そういうところはメンタル的にカバーできるところでもあるので、今後つなげていかないと。残り9試合というのは技術だけではないところが出てくるので、そういうところは熱いものを出しながら気持ちをコントロールしていくということは大事だと思います。次のゲームからしっかりやれるようにしていきたいと思います。点が取れなかったのはすごく残念ですけど、また次のゲームに向けて、今週頑張っていきたいと思います」
Q:今日は中盤の選手を2枚代えましたが、先ほどおっしゃったような球際の守備を考えての交代ですか?
「そうですね、前半きつかったと思います。判断が悪いし、球際も悪かった。一見、速そうではあるんですけど、ボールを1回散らすと3バックが5バックになって、2ボランチも下がるので、遅攻にするとボールは回るんですよね。そこのところ、取ったところの判断が悪いし、そのへんがちょっと前半はうまくいかなかったのかなという感じですね。当然、そこが支柱になるので、そこを新しい選手にして生かしていくというのと、もうひとつはサイド。宮沢も今日は元気だったし、右サイドは宮本とキタ(北村)で随分破れていたので、ボランチを機能させればというところがあったんですけど、結果的にはうまくいかなかったと思います」
Q:今日、豊田選手を先発から外した経緯などを教えてください。
「今週、随分悩みました。先週はゲームのなかであまりいい形にならなかったんですけど、今週は随分、トヨ(豊田)もそういうところを意識してやってくれていたんです。でもボールを前でなくさなければ中盤がもう少し絡んでいけるなというところがちょっとあったので、思いきって代えるということ。それからベンチに入れておくと途中から入れて点をずっと取っているので、そういうことも考えて、途中からでも十分点を取る可能性もあるし、かなりの貢献をチームではするのではないかなということで、今回はサブのスタートということにしました。早い時間に入れることは決めていたんですけど、1点取られてしまったので思ったよりも早い投入になりました。できるだけ早い時間で出したいなとは思っていました。0−0だったら効果的になるなと。要は、サイドが破れるとクロスについては絶対に点が生まれるなというのはあったので、十分やっていけるなと思ったんですけど、ちょっと失点が早かったので残念でした。そういうところでうまくいかなかったと思います」
Q:先発した馬場選手のプレーについては?
「彼は収まったところではいいんですけど、どうしても、長谷川にボールが行ったときに、長谷川の裏に走るんじゃなくて、長谷川の面のほう、引いたほうに行くので、中盤の特徴が出てくるんだろうなと思います。ただ、今の状態で中盤で使うのは難しいなと。それは、守備に難点があるんじゃないかなと思うので、なかなかボランチでは使いにくいということで、今日は前のほうで起点をつくってほしいと。でも、うまく入ると、中央でちょっとコンビネーションをやりましたけど、そういうこともできるので、収まったりすると、後方からのボランチだったり、サイドの選手も攻撃参加できるので、今後もどこのポジションがいいのかを見極めながら、よりチームに絡めるように進めていきたいなと思います」
Q:点差が離れてからの選手のメンタリティの部分をどうご覧になりましたか?十分戦っていたのかどうかというところですが。
「最後まで中盤の選手は走ってるし、まったくというわけではないですけどやってくれたと思います。それと、ああいうふうになったときに、じゃあ積極的にって、そんなにボールを取れるチームなのかと言ったら、本当にレベルの高いチームでもあるし、点を取らせてしまったことで乗らせてしまったというところはあるんですよね。だからやっぱり、苦しいゲームにはなったと思いますけども、最後までクロスを挙げたり、セカンドの選手が走ったりしているので、まったく気落ちしたとは思わないですね。早く割り切って、次をやったほうがいいなという感じです」
Q:今日は勝つためのゲームプランはどんなものを描いていましたか?
「先に点を取るか、0−0で行って豊田を入れることですね。それか、3バックなのでサイドが、遅効になると5バックからボランチ2枚が下がって7枚になるので、サイドの前の中盤のところが空く。早めに攻めると3バックの脇が空く。要はサイドを狙って、そういうなかでひとつは、馬場憂太でキープできればそこで中盤の選手だったり、秋葉が絡んでいったりスペースに出ていくというところをうまく使えればいいなというところを狙ってはいました。サイドを破ること、サイドからクロスというところで点が入るなというところは、自分たちも前回もクロスから2点取っているし、広島が前節で7−1で岐阜に大勝しましたけど、ピンチはやっぱりサイドからなんですね。そういう意味でも1枚、前に憂太を入れて、前でもキープできるほうがいいなというのは狙いにもありました。当然、遅攻になったときに、失点したときもそうなんですけど、押し込んでるんですよね。前に行っててボランチが引っかけられたものでカウンターになってるというだけであって、選手が後ろにいなかった、最終的なボランチの選手が引っかけられてるので結果的にはああいうふうになりましたけど、そういう意味では、少しボールが回るようになってきたというのはあると思いますね」
Q:今日は1万5000人近いお客さんが入ったゲームになりました。この試合の重要さがあっての集まり具合でしたが、そのなかで、今シーズン最悪に近いスコアになってしまった点はいかがでしょう?
「ホーム開幕戦も随分入っていたんですけどいいゲームができませんでした。今回も、いいゲームをしたかったのは私以上に選手だと思うんですけど、なかなかそれがうまくいかない。このゲームが一戦ですべてではない。42試合やるなかの1ゲーム。でも、こういうふうに形で人が入ったというところで、多くの人に勝ったというところをプレゼントできればいいんですけど、なかなかそういうふうなことは、ある部分、難しいところでもあるんですよね。ですからそれは、選手にはプレッシャーになることで言えないことだと思うんです。一番いいのは、多くの人に来てもらったなかでいいゲームができて、ということだと思いますけど、でも、これが何回か続けば勝つことができるわけですよね。勝たなければ難しいとなると、ちょっときついかなというところもあります。ましてや、相手はトップですし、そういうところに向かっていかなければならない。で、先ほど言われたように、勝つことだけじゃない。じゃあ、4点取られたあとにどうだったのか。一生懸命やれたのかどうかっていうところはひとつあると思うんですよね。でも、最後まで走ってくれたので、それは失点を食らったかもしれないですけど、失点を抑えるために2失点でオッケーということではなく、1点を取るために、3失点、4失点となったものであって、それは積極的にやってくれたと思っています。そういうなかで、なかなか難しいんですけど、またいいゲームをして来てもらうというふうに、私も含めて現場のスタッフ、選手には頑張らせたいなと思います」
Q:4失点したことに関して、ディフェンス面での課題をどう見ていますか?
「前回のゲームもね、前節の草津とのゲームもそうなんですけど、そんなに危ないところはなかったんですね。攻撃の決定力というところでもう少し精度を上げる必要がある。そうすると勝てるというところで、だいぶ守備も安定してきた。今回、多くのチームと違うのは、1トップ2シャドーだということ。その2シャドーをどう抑えるかというのが大きなところで、3トップと違って間で受けるものですから、難しいんですよね。食いつくとスペースへ走られてしまう。そういうところの判断が難しいところがうまくいかなかったのかなと。ただ、前回うまくいったので、そういう形で網1回前からということで、取る方向性も決めていたんですけど、それが今回はなかなかうまくいかなかった。それは、ミスからの1点と、いい形になったときの2失点目が大きいと思います。これでいいんだという形で向こうは積極的に来るし、こちらはそれを抑えながら点を取っていかなきゃいけないというところでいくと、先に点を取られたことで後手に回ったというのはあると思います」
以上















