9月18日(木)AFCチャンピオンズリーグ アル・カラマ vs G大阪(04:00KICK OFF/ホムス)
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日中は飲食を絶ち、日没とともに食事をするラマダン(断食月)に訪れたダマスカスだが、ラマダンが重要な宗教行事であることを実感させられる。
人々の生活リズムもいつもと異なり、夕方になるとほとんどの商店はシャッターを下ろし、自宅に食事を取りに戻る。18時を過ぎると街は暗くなり、通る車も少なく、まるで深夜のように閑散とする。イスラム教第4の聖地、「ウマイヤド・モスク」に行ってみると、この時期は夜まで開いているはずだが扉は閉まり、中で宗教儀式が行われているようだった。もちろん、レストランは夕方になるまで日中は閉店。ホテル以外で朝食、昼食を食べることは困難になる。そして何より困るのは、ダマスカスで数少ないビールを飲めるレストランでも、ラマダン中は宗教上の理由でアルコールを出さなくなることだ…。
だが、20時を過ぎると商店のシャッターは開き、車も人通りも戻って来る。そんな時間に旧市街地、「オールド・ダマスカス」にある、「スーク(市場)・ハミディーエ」で、G大阪サポーターの男性2人とばったり出会った。嬉しくなって話を聞くと、2人はツアーではなく、個人旅行でシリアまで来たそうだ。航空券だけを買い、ホテルもこちらに着いてから探した。「明日も自力でホムスへ向かいます」。
今回、日本から来るG大阪のサポーターはツアー参加者が25名程度で、個人で来るのは「多分、この2人だけだと思う」とのこと。2人が首に巻いていた現地の青黒のスカーフは、スークの一番奥まで探して見つけたもので、「青黒のものがなくてやっと見つけました。結び方はお店の人に教えてもらいました」。オフィシャルグッズかと思うくらい、違和感なくガンバカラーのスカーフ。アラブではあまり見ない配色なのに見つけ出すとは、さすがサポーター!と感心する。スタジアムでの再会を願い、2人と別れウマイヤド・モスクに戻る。門は開き、イスラム教徒がモスクに入って行くが、異教徒の入口である北門は閉められ、モスクの中に入ることはできなかった。
21時を過ぎると、ほとんどの商店が開き活気づく。さっきまでの静けさが嘘のようだ。夜明けから日没まで飲食を絶つラマダンの間、人々は必然的に夜更かしになる。今回、ホムスで行われるアル・カマラvs.G大阪戦のキックオフが22時(日本時間深夜4:00)になったのもラマダンのためだ。18時ごろ食事を取った選手が動けるようになるには、このぐらいの試合開始でないと厳しいだろうし、観客も集まらないだろう。しかし、おかげで試合終了が深夜0時ごろ、それから車で2時間かけてダマスカスへ戻り、記事を書くとなると、間違いなく夜明けを迎えそうだ。選手にも厳しいが、メディアにも辛いラマダンである。
以上
Reported by 小野寺俊明@ダマスカス(ナノ・アソシエーション)
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一覧へ【レッツゴーACL】アジアの細道、遥かなるACL2008 vol.4 ラマダンのダマスカスと、青黒のサポーター。(08.09.17)
ダマスカスの旧市街地にあるスークでG大阪サポーターと遭遇。首に巻いている「青黒」のスカーフはスークで見つけたもの。オフィシャルグッズかと思うくらい、違和感なく「青黒」でした。それでは明日、スタジアムでお会いしましょう!















