10月9日(木) キリンチャレンジカップ2008
日本 1 - 1 UAE (19:20/東北電ス/31,853人)
得点者:72' 香川真司(日本)、77' アルハマディ(UAE)
サポーターズサイト | 10.15観戦バス運行
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ディフェンスに関しては岡田監督の狙い通り。玉田圭司をワントップに据え、2列目に大久保嘉人、岡崎慎司、中村俊輔を並べたことで中盤に厚みが出る。これによってUAEの選手に対し、日本は意図してプレスを仕掛け、ピッチ中央部付近でボールを奪い続けた。前半のUAEは彼らにとってのいわゆるアタッキングサード、つまり日本のゴール前までボールを運ぶことすらできなかった。
常に試合を支配し続けた日本に対し、UAEのファーストシュートは前半の34分のこと。それも長谷部誠のちょっとしたミスにつけ込まれた形でのものであり、彼らが意識して作った形ではなかった。そういう意味で、今日の日本の前半の仕上がり具合は上々だった。だからこそ、前半のうちに得点が欲しかった。
日本は右サイドを中心にUAEを崩したが、結果的にゴールを割るところまでには至らなかった。
期せずして日本の両サイドバックが同じような言葉を残している。例えば内田篤人は「前までは行ける。あとは最後のところ」と振り返ると、長友佑都も「最後のシュートの精度のところ。結局入っていない。そこさえ入ればというのはありましたね」と口を揃えた。共にサイドからチャンスを作り続けていた選手である事が象徴的だった。
前半の攻撃が右サイドに偏重していたのは、長友の「(中村俊輔)シュンさんがいると、全体的にそっちによる傾向になる」という言葉に頼るまでもなく、中村俊の存在による部分が大きい。だからこそ、後半に入りUAEは3ボランチの一人であるユーセフ・ジャベルを中村俊のマーカーに指定。これにより日本の攻撃は停滞を始める。あれだけチャンスに絡んでいた中村俊はその輝きを失ってしまった。
攻撃面でのてこ入れが必要な日本は、後半の57分に玉田圭司に代えて代表初招集の興梠慎三を投入。さらに65分に守備的な働きを岡田監督に「彼のところで潰しに行ったときは、マイボールにならなくても、必ずボールを前にこぼしてくれていた」と評価された稲本潤一に代えて中村憲剛をピッチへと送り出した。
長谷部との関係で、最初は前へと出ることを自重していたという中村憲は、自分のマークに付いていたナワフ・ムバラクの力量を見極め、長谷部と共に交互に前線へと飛び出す動きを見せ始める。さらに70分にマンマークによって消えていた中村俊が香川真司と交代。日本はこの時間帯から息を吹き返すこととなった。
日本の先制点は、途中交代出場から2分後の香川によってもたらされる。大久保嘉人からのクロスに合わせた興梠のヘディングシュートはポストに嫌われるが、これを内田がフォロー。ファーサイドに飛び込んだ香川は代表初ゴールを難なく決めることとなった。
前半から何度となく訪れた決定機を外し続けていただけに、ここから一気にゴールを畳みかけたかった日本だったが、その前がかりの姿勢が裏目に出てしまう。得点からわずか5分後にカウンターを受け、イスマイル・アルハマディに後半唯一のシュートを許してしまう。中澤佑二と高木和道がカバーに入ったが、不運にもこれが同点ゴールとなってしまった。
最終予選の事を考えれば、試合終盤にどうしても点が欲しい状況のシミュレーションとなった試合終盤の82分。岡田監督は岡崎慎司と大久保の2選手を同時に下げ、巻誠一郎と佐藤寿人を投入して一気呵成にUAEを攻め立てた。香川が連続ゴールの予感を漂わせるが、87分のフリーでのヘディングシュートも、ロスタイムに訪れた興梠の決定機も、共に枠をとらえることはできなかった。
結局のところ「コンセプト」に従って試合を支配し続けた日本は、この試合でも決定力不足という難題に悩まされることとなる。ただ、これは代表合宿でできることが限られており、その大半は選手個々の日々の練習に委ねられている問題である。この試合では、攻撃にかかったときのリスクコントロールをどうバランスさせるのかという新たな課題を提示された形となった。内容で上回っていただけに引き分けという結果は残念なものだが、その中でも若い選手の活躍は大きな収穫になったと言えるだろう。課題と収穫を見極めた上で、ウズベキスタン戦に備えてほしいところだ。
以上
2008.10.10 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【キリンチャレンジカップ2008 日本 vs UAE】レポート:代表初ゴールの香川を筆頭に収穫となった若い力。ただし突き付けられた課題も大きい。(08.10.10)
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