10月26日(日) 2008 J1リーグ戦 第30節
川崎F 3 - 1 札幌 (16:03/等々力/16,145人)
得点者:20' 中村憲剛(川崎F)、28' 谷口博之(川崎F)、72' ダヴィ(札幌)、84' ジュニーニョ(川崎F)
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同じように反省するにしても、負けた後と勝った後とではやっぱり受け止める意識が違ってくる。この日の川崎Fは反省材料に事欠かなかったが、反省の弁は苦笑いを交えながらのものとなった。どんな内容であっても、勝点3を積み重ねた事実の重さを感じた。
すでに降格が決まっていた札幌との戦いは、その札幌の出方がポイントになるものと考えていた。彼らが前から出てくれば主導権は奪われるかもしれない。そうなったときにひるまず受け止められるのかどうか。前節の悪すぎる試合内容もあって、一抹の不安を感じながらの試合となる。しかし心配は杞憂に終わる。試合が始まると川崎Fはらしさを発揮して主導権を握り、自分たちの戦いを全面に押し出す試合展開を見せることとなる。
惨敗した前節の清水戦での反省もあったのか、川崎Fは序盤から激しく札幌を攻め立てた。ポイントとなったのは、先発に復帰した鄭大世を中心とした前線の4枚の攻撃である。高畠勉監督が「流れの中でオフェンスの4人のポジション取りは任せている」と表現する前線の4枚のコンビネーションは抜群のものがあり、高い流動性によって札幌の守備陣を混乱に陥れた。さらに言うと、4人がそれぞれの距離をうまく調整したことで、パスとドリブルを効果的に使い分け、次々とチャンスを作りだしていった。
ペースを掴んでいたという点で、前半20分の中村憲剛の先制点は妥当なものだった。レナチーニョがトリッキーなドリブルで切れ込み、ジュニーニョにパス。これをヒールで落としたボールを中村憲が思い切りよくシュートした。
「コースは見えなかったんですが、GKも見えないと思って。ジュニーニョの落としがよかった。やっぱり打たないと入らないですから」と中村憲。この先制点で肩の荷が下りた川崎Fは、その8分後にも谷口博之が追加点を決めて札幌を突き放す。
前半の2失点について三浦俊也監督は「最終ラインのところが耐えてくれれば後半に切るカードでなんとかこちらにゲームを流せるかと思った」と振り返っていた。札幌としては、前半を無失点で乗り切れば、勝たなくてはならない川崎Fに焦りと動揺が生まれ、付け入る隙が出てくると考えていたのだろう。ただ、そうしたゲームプランを想定していたにしては、札幌の中盤は守備面の問題を抱えていた。クライトンが攻撃を指向するあまり大塚の守備的な負担が大きくなりすぎたのである。その点について大塚は「後ろの4人とボクだけでなく、全体でブロックを作れと言われていた」とうつむいたが、現実は中盤のプレスはないに等しい状態で、川崎Fは自由に攻撃を仕掛けられる状況だった。
ハーフタイムを終えた後半も川崎Fペース。1点を返そうとする札幌は先手を打つ選手交代を重ねながら攻撃に出ようとする。しかしその姿勢が手薄な守備につながり、ジュニーニョを中心とした川崎Fのカウンターに晒されることとなる。
後半の早い時間帯に川崎Fに3点目が決まっていれば、札幌は反撃の意欲を失っていた可能性が高い。30節を終え、鹿島に9点差を付けられていた得失点差を縮めるチャンスでもあった。しかし決めきれなかった。紙一重の差で失点を免れていた札幌は72分にダヴィのゴールで希望を取りもどす。
2点差を1点差にされた後の難しさは、今季だけで両方の立場を経験した川崎Fが一番よくわかっている。もちろんそれはジュニーニョも同様で「次は今日みたいに苦しまないように選手もサポーターもドキドキしないように頑張りたい」と申し訳なさそうに試合を振り返っていた。
等々力に漂う重苦しい空気を変えたのはそのジュニーニョの84分の3点目。FKを頭で折り返した寺田周平のパスを難なく押し込み、試合を決めた。結局そのまま川崎Fが逃げ切りに成功。勝点3を手にすることとなった。この結果、敗戦した鹿島との勝点差は2に縮まり川崎F自身も3位に浮上。この結果について鄭大世は「(鹿島が)こんなに早く負けるとは思っていなかった。1試合でひっくり返るところまできてよかった」と驚きの表情を隠そうとしなかった。
一方の札幌は、タイコを使わず、声のみの応援となったサポーターの願いを結果につなげることはできず。前節の降格に続き、今季の最下位が決定することとなった。
以上
2008.10.27 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第30節 川崎F vs 札幌】レポート:決定力を欠きながら3得点の川崎Fが3位に浮上。札幌は意地の1ゴールで一矢報いる。(08.10.27)
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