11月13日(木)キリンチャレンジカップ2008 日本 vs シリア(19:20KICK OFF/ホムスタ)
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このシリア戦を経て、いよいよ来週の19日に日本代表はアウェイでカタール代表とアジア最終予選の大一番を戦う。2010年のワールドカップ南ア大会に向けた大事な試合を前に、現時点でいくつかチェックしておかなければならないポイントがある。前回のホームでのウズベキスタン戦においてできていなかったいくつかの項目である。
10月に対戦した時点でのウズベキスタンは、予選リーグを2戦2敗としており追い込まれた状況にあった。W杯出場の可能性を残したいカシモフ監督は日本戦を前に「我々は勝点が何とか欲しかった。そうすると、多少危険を冒さないと勝点は取れない。攻撃にも力を向けなければ勝てない」と考えたのである。そこで狙ったのが、前からの積極的なプレスだった。ウズベキスタンはボールを失っても下がることはなかった。果敢に日本陣内へと選手を走り込ませ、日本代表にプレッシャーをかけていった。その攻撃的なディフェンスを受けた日本代表は、ミスを繰り返した。
もしあの時点の日本代表の完成度でカタールに乗り込んだとすれば、率直に言って勝てる可能性は限りなく0に近いものであろう。なにしろ相手のプレスに驚き、自らボールを失い続けてしまうのである。これほど相手チームにとって戦いやすい相手はない。だからこそ、このシリア戦ではまずは正確にパスをつなぐサッカーを取りもどして欲しい。日本の生命線でもあるパスがぶれてしまったら、どのレベルのチームとやっても勝利はおぼつかない。
パスが攻撃への直接的なきっかけであるとすれば、相手からボールを奪う守備は攻撃へと切り替えるための重要な準備であると言える。岡田監督は名古屋合宿時から「コンセプト」との言葉を使い、攻守の切り替えと積極的なプレスによる守備を構築してきた。これまでも書いてきたことだが、改めて積極的な守備、攻撃的な守備を見せて、シリアが保持するボールを「狩る」ほどの勢いを実現して欲しい。
つまりこのシリア戦は、ウズベキスタンでの悪いイメージを払拭し、カタール戦へとつなげるという位置づけの試合だということが言える。勝って勢いといいイメージをもってカタールへと旅立ちたい。
このシリア戦においてもう一つの見どころを与えるとすれば、それは超攻撃的な前線の可能性の確認という一面である。今回発表された代表メンバーの中で、ACLの決勝へと進出したG大阪の安田理大、橋本英郎。そして遠藤保仁の3選手と、欧州組の中村俊輔、松井大輔、長谷部誠の3選手を合わせた6選手が未合流である。そのため、FWの選手が中盤の役割を与えられそれをこなす事になりそうなのである。フルで公開された11日の練習時には、4-4-2(4-2-3-1)のサイドハーフにあたるポジションにFWの選手が配置され、攻撃に関するフォーメーション練習が行われていた。現在川崎Fが前線の4選手による迫力ある攻撃を見せているが、それと同じようなフォーメーションになる可能性が高い。そしてそんな先発メンバーについて中村憲剛は「ゴールに直結するような動きが多くなる。今までとは違ったおもしろさがあると思う」と述べ、超攻撃的な戦いを演出できるのではないかと期待を込めていた。
選手の不在についていうと、ここまで代表の柱として活躍してきてくれた楢崎正剛と中澤佑二とがともにケガで代表を辞退することとなった。その穴を埋める選手が誰になるのか。そして彼らが入った日本代表がどのレベルの戦いを繰り広げてくれるのか、という点も見ておきたいポイントである。
この試合は直接的にはワールドカップ出場権とはリンクしていないが、それだけに自分たちのサッカーを徹底して推し進め、内容のある試合を見せて欲しい。
以上
2008.11.12 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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