11月15日(土)第88回天皇杯5回戦 大宮 vs 名古屋(13:00KICK OFF/NACK)
-大宮へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
-試合速報はこちら-
----------
リーグ戦の6連敗はもはや過去のこと。現在大宮は、この天皇杯も含めるとなんと3連勝中だ。だが、今季リーグ戦の2連勝以上はいまだなく、J1残留のためにはリーグ戦単独での3連勝を何がなんでも果たしたいところ。だが、今週行われるのは天皇杯だ。「タイトルへの意気込みはつよいです」と樋口監督は強い意志を見せる。特に、直前に行われたACLでG大阪が優勝したことは刺激になったようで「2年連続アジアで日本のチームが優勝している。身近に感じますし、国外で戦ってみたいなとおもいます」と、天皇杯優勝、そしてACLという青写真を描いている。だがひとまず目指すのは、この試合の勝利。「3連勝の流れをきらないこと。同じ相手に1年で3回も負けないこと。タイトルを狙うこと」がこの試合への合言葉だ。今季リーグ戦での対戦は2連敗で、しかも7月21日のアウェイでは今季ワーストタイの4失点を喫している相手。昨年は5失点を喫したこともある。だが、数字は数字だ。今回はそれを払拭し、後のリーグ戦残り3試合に繋げる戦いを見せなくてはならない。
名古屋にしてみれば、残り3試合で勝ち点差2という拮抗した中で、優勝争いをしているリーグ戦ではなく全く別のタイトルを争うことになる。取れる限りの全タイトルを目指すのが当然だとしても、渦中にある戦いから精神的に切り替えることは難しいはずだ。その上、今週1週間指揮官が、家族のフランス滞在許可証の更新手続きで不在の中、練習を行っていることの影響もなくはないだろう。だが樋口監督は「今年一年間ずっと同じサッカーをしているチームだから、メンバーが変わるとか監督がいないとかは関係ないでしょう」と警戒を崩さない。ただ、代表戦と重なったことで玉田圭司を、負傷で楢崎正剛を欠くことは大宮にとっては朗報であることは間違いない。
樋口監督が警戒するのは、名古屋の両サイドのスピード。「名古屋は両サイドにボールを持たせてしまうと自由にやられてしまう。サイドでプレッシャーをかけ、中で奪うことをしたい」とイメージを話す。その奪う守備から攻撃のリズムを作ることが出来ているのが、このところの好調の要因。特に右サイドで起用されている金澤慎については守備の迫力を大きく評価しており、明日も鍵となる選手だろう。
メンバー的には、リーグ戦に向けたリスク管理もしながら決めるということになりそうだ。センターバックの冨田大介が外れ、このところボランチで守備の強さを見せていた片岡洋介が一枚下がる形になりそう。また、小林慶行が先発復帰する可能性もなくはないため、中盤の布陣は流動的。小林慶が先発の場合は小林大悟を「セカンドトップ」としてラフリッチと組ませ、そうでない場合はボランチで起用することになりそうだ。
チームとしてはJ1昇格の05年でのベスト4が最高位。もちろんそれ以上の成績を求めて戦うが、まずは目の前の一戦に集中する。
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【第88回天皇杯5回戦 大宮 vs 名古屋】プレビュー:2度目の5回戦突破へ、大宮は準備万端で名古屋を迎える(08.11.15)













