12月6日(土) 2008 J1リーグ戦 第34節
札幌 0 - 1 鹿島 (14:33/札幌ド/26,220人)
得点者:35' 野沢拓也(鹿島)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
----------
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:去年と今年の優勝の違い、野沢選手がゴールしたあと真っ先に監督のところに来ました。あのシーンに監督と選手の関係が凝縮されているように感じたのですが?
「去年を見てもらえれば、ほとんどガンバとレッズが独走するリーグの中で、最後の方で我々が可能性を信じて戦ったことで直接対決を制して、レッズと対戦していた横浜FCの手助けはあったかもしれませんけど、やっぱり自分たちがやるべきことをまずやった上での大逆転を成し遂げました。皆さんは運とかおっしゃいますけど、運ではなくて取り組む意識、姿勢というのが大事であって、それが試合に反映されて結果につながるわけです。それが評価されるべき部分であったんですけど、残念ながら運が良かったとか奇跡だとか言われました。そうではなくて日々の努力の積み重ねがあった。人生と同様、一時的な成功は簡単に手に入れることはできるけど、確実な成功は経験を積み、それが実になるわけであって、それが去年の部分ではないかと思います。
今年に関しては、混戦のJリーグになったのではないか。いろいろな要素があるかと思いますけど、それは皆さんが分析する仕事なので、任せたいと思います。大まかに言うと、最後の方では6チームが、あるいは途中でもトップが入れ替わることが多くなった時期もありました。そういう意味で混戦のシーズンだったと思います。どのチームも勝ってもおかしくない、タイトルを取れるチャンスが一時的にはありましたけど、最終的に詰めるところをしっかり詰めてやった部分で、我々が結果を出すことが出来てよかったと思います。選手たちのあきらめない姿勢、特に負けてはいけない部分、あるいは負けてはいけない試合というのは常に存在するし、そのポイントで力を発揮できたというのは良かったと思います。いろんな苦しいシーズンでしたけど、それを勝ち取ったことはチームの成長の証かと思います。
野沢選手に関しては、去年タイトルをとった後に調子を崩してしまった部分が見受けられました。今年に入ってもなかなか本調子じゃないというのがありましたし、試合で怪我をしてしまったこともあって、チームから離れることがありました。なかなか調子が戻らず、ポジションを失う形になりましたが、一生懸命自分で努力をし、話もしました。ベンチ外になったこともありましたし、苦しいシーズンを送ったと思います。継続して取り組んでいったことで、再びレギュラー、先発というチャンスをもらって、まだ本調子ではない部分もありますけど、ここ数試合を見てもらえば来年はもっと彼には期待したいと思うし、日本ではトップレベルの選手、特に技術という部分でサッカーのセンスや視野の広さではずば抜けたものを持っていると僕は思う。来年は彼が本調子に戻って、再び日本代表に呼ばれる選手になることを期待しています」
Q:来シーズンの目標は?
「今年は忙しいシーズンだったと思います。いろんな試合がありましたし、いろんなところへ行くことになりましたし、それで疲労が溜まる部分もありましたし、選手がうまくやってくれて助かった部分もありました。取れなかったタイトルは残念ですし、それを取っていきたいと思います。ただ、リーグ戦がいちばん難しいタイトルなので、それをもう一度取りたいという思いもあります。ACLにしろ4つとも重要な大会であって、価値あるものです。それを目指していきたいし、まずそこに至るまでの準備をしっかりしていければと考えています」
Q:今日は本来の鹿島と違うように見えましたが、ハーフタイムにどうやって立て直したのか教えて下さい。
「緊張感がなかったらおかしな話だと思う。同時刻でその他の試合があることはわかってたことで、我々も準備に当たって、選手たちの気持ちを平常心で保たせるかという作業が重要であった。選手たちにも『ドキドキしてきても試合になったときには良い緊張感に変えてほしい』とか、いろいろな作業をしましたが、なかなかそう簡単には人間の気持ちや心理を操ることは不可能で、でもできる限りのことはしました。前半立ち上がりは硬さもありましたけど、徐々にチャンスをつくりました。相手がチャンスをつくったことはまったくなかったわけであって、ハーフタイムには戦術云々、戦法云々ではなく、平常心を保たせることが重要でした。そこをメインにハーフタイムは取り組みました。後半は、良い状態でパフォーマンスを見せることができたと思いますし、1-0というスコアで終わりましたけど、2〜3点は取れたと思います。気持ちがどうしても入りすぎて最後のところではうまくいかなかったですけど、後半は主導権を握りながら試合をやれたわけですし、そんなに大きな問題とは考えてません」
Q:野沢選手が来たときはどう感じましたか?
「ほんとうに、選手が監督を信頼するという深い絆をつくるのは難しい世界です。ただ、いろんなことを選手と話しますし、オープンに話をするように心がけています。選手とともに戦って、選手とともにつぶれると選手には言っています。彼自身、厳しいシーズンだったし、僕も厳しい決断をしなければいけないときもありました。厳しい時期を乗り越えて、最後良い締めくくりを出来たんですけど、その喜びを僕と分かち合おうとしたことは本当にうれしかったし、感動しました。そう簡単にはないことなので、本当にうれしかったです」
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第34節 札幌 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(08.12.06)















