12月20日(土) 第88回天皇杯準々決勝
柏 3 - 2 広島 (15:04/岡山/8,531人)
得点者:3' 古賀正紘(柏)、6' 佐藤寿人(広島)、13' 菅沼実(柏)、26' 佐藤寿人(広島)、99' フランサ(柏)
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●山根巌選手(柏):
「途中出場の時は、監督からの指示は特にはなかった。俺が前半からベンチで見ていて、『こうした方がいいんじゃないか』と思ったことを、中に入った時に、仲間に伝えた。
クリ(栗澤)とアレックスを前において、俺がその下にワンボランチという形にして、『ここにパスが出そうだな」というところを察知して、潰しに行った感じ。この形にしたのは、前半はボランチの前でボールが回されていたから。それを2人で追っかけるのは面倒くさそうだったし、後ろの危ないところを俺がカバーした方が、バランスがいいかな、と感じたから。でも、もしあれで失敗したら、俺のせいだから(笑)。
後半もかなりやばかったけど…。こんなもんでしょ、勝つ時って(笑)。今日はとりあえず勝ったから、まあいいかな。90分で勝てればもっといいけど、普通に負けそうだったしね(苦笑)」
●古賀正紘選手 (柏):
「相手の対応については、やりづらさというか、何というか…。タイミング的な問題だけど、誰がマークにつくのか、誰がカバーするのか、そこがはっきりしないところがあった。ただ、後半からは、しっかりできたと思う。
前半の実感として、ボールをキープされるのも、攻め込まれるのも仕方ない、ただ試合が終わった時に勝っていればいい、と割り切った。勝ちはしたけれど、今後に向けて反省しなければいけないところは、たくさんある。
ただ、今日は勝ったことが、一番大きな意味を持つ。負けては何も残らない。上に進めることができて、よかった。
負ければ石崎監督が最後の試合になるということは、試合前も試合の中でも、常に意識してやっていた。そういう気持ちの強みが、自分たちにはあると思っている。石崎さんとは、長くてもあと2試合しかできないし、勝てば優勝ということで、はっきりしている。石崎さんのためにも『タイトルを取りたい』という気持ちはある。
広島のつなぎの質は、外から見ていた時から『クオリティが高いな』と感じてはいた。ただ、ピッチの上でやってみると、テレビで見ていた時以上の、一人一人の能力の高さとか、レベルの高さを感じた。J1の中でも、あれだけ徹底したポゼッションができるチームは、そんなに多くない。来年のことを考えると、相手を見極める上では、すごくいい試合だった。次に闘う時は、前半からしっかりとやっていきたい。
試合の中で、広島の選手たちが、次から次へと飛び出してくるシーンは多かった。それもあって、特に前半は、なかなか自分たちの意図した形で守れなかった。できれば高い位置からボールをとれるのがいいけど、それは前半から上手くできなかった。だったら、相手に最終ラインまで来られてでも、そこで守ろうと意識で闘った。それがいい方向にいったと思う。
このチームはすごく若いので、何か一つのタイトルをとることは、周りが思っている以上に大きなこと。僕が名古屋で天皇杯の優勝を果たした後、すごくチームとして自信を持って、闘えるようになった。タイトルの重みは感じている」
●李忠成選手(柏):
「途中から試合に出ることは、最初から聞いていた。ということは、ジョーカー的な役割が求められる。最後の点に絡めたことは、よかった。うまく結果が出せて、ホッとしている。
監督には、入る時に『頼むぞ』と言われた。だから、自分が入ったからには、とにかく点が生まれなければいけない、と思っていた。だからDFの(小林)祐三や古賀さんに『自分が点を取るから、絶対に守ってくれ」と言った。それが実現できたので、本当に嬉しい。
次はFC東京戦。勝ちたいというより、FC東京に決勝に行かせたくないという気持ちがある。絶対に勝つ」
●フランサ選手(柏):
「得点シーンの時、そのままほっておけば入っていたボールだと思うけれど、ストヤノフにクリアされる怖れもあったので、自分もそのままの勢いでゴールに向かって行った。
ベンチスタートの選手はみんなそうだと思うけど、最初から出ている選手が120%の回転数で闘っているところに、途中から入る選手は30〜40%位の段階で入ってくる。その試合のペースに入るというか、自分の身体が暖まるまで、時間がかかってしまった。
入る時は、石崎監督には『点を取ってくれ』と言われた。石崎監督はシンプルな人なので、試合後に一言、『決勝点をとってくれて、ありがとう」と言われた。
クリスマス休暇はなくなったが、これは仕事だから(笑)。やるからには、勝つ気持ちで臨むし、タイトルをとりたい」
●佐藤寿人選手(広島):
「チャンスは多くつくったし、勝てる試合だった。柏もウチも、チームとして良さを出せた試合だったけれど、今日のような試合をモノにしないといけない。そういう意味では、本当に悔しいし、心残りだ。
ただ、自分たちのサッカーができたことは、確か。しっかりとポゼッションもできた。それを結果に結びつける勝負強さが、J1では求められる。ちょっとしたミスも、J1ではゴールにつなげられてしまうわけだし。とはいえ、若い選手がたくさんいる中で、チームとしていいプレーはできたと思う。最後は、フランサの個の力にやられてしまったけれど、ミスから学ぶことができればいい。
後半の槙野のシュートなどは、入ったと思ったんだけど……。あの時間帯、こっちが押し込んでいただけに、あそこでゴールをつかみとらないと厳しい」
●ストヤノフ選手(広島):
「今日は、若い選手たちの経験不足の部分が出た。しかし、ミスから成長へとつながっていくもの。ここで我々は勉強しないといけない。
今日は、勝利した柏に対しておめでとうと言いたいけれど、我々の敗因は自分たち自身。相手ではなく、自分たちに負けたと思う。
J1とJ2の違いはクオリティ。来季は、厳しいシーズンが待っている」
●槙野智章選手(広島):
「相手が前からくることはわかっていたし、中盤の選手にパスを当てればチャンスになると思っていた。たくさんの主力がいないけれど、それがモチベーション的にマイナスにならず、広島らしいサッカーができたと思う。1年間やってきたサッカーがJ1でも通用するという手応えはある。
ただ、いいサッカーをしていても、最後に点につながらずに負けたことむは、悔しい。チャンスを決めていれば勝てていた。そこは、課題となる」
●青山敏弘選手(広島):
「ウチの良さは出せた試合だったと思う。課題も多かったけれど、来年に向けていい経験にはなった。負けたけれど、勉強になった。
一誠との関係は、彼をなるべく前にいけるようにしたかった。一誠が前とうまく絡んで、スペースに入ってくれたんで、そういう長所を出していきたかった。
ただ、自分としては判断が遅かったと思うし、裏やクサビに対するパスの質を、もっとあげないといけない。まあ、今日は途中からうまくパスを回せるようになったから、あんまり裏に蹴らないようには心がけた。途中からウチらしいサッカーはできたし、後半もいいサッカーができた。自信を持っていいと思う。手応えをつかんだ、という形にしたい。
もうちょっとJ1と真剣勝負をしたかったのは確か。もっといいサッカーができると思うから。満足はしてられない。もっとレベルをあげて、来季に臨みたい」
以上















