パチューカ 0 - 1 G大阪 (16:30/横浜/62,619人)
得点者:29' 山崎 雅人(G大阪)
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「最後はアップアップだったが、それはすべて出してきた中でのこと。試合後、選手も喜んでいるというより憔悴しきった感じだった。次にまた厳しいゲーム(天皇杯・準々決勝vs名古屋)があるので、それどころではないのかもしれないが。とにかく3試合出来て、全て出し切ったガンバの状態だと思っている」
西野朗監督が振り返ったように、試合後の選手たちの表情は、勝利した喜びに溢れるというよりは、疲れ切っていた。初戦のアデレード戦から中2日でマンチェスター・ユナイテッド戦、更に中2日でパチューカ戦を戦ったのだから無理もない。おまけに初めて挑んだ『世界』の舞台で、全精力を傾けて戦い切った3試合。特にFCWC最後の試合となったパチューカ戦はG大阪と同じく、ポゼッションを身上とする相手ということもあり、これまでの2試合以上に中盤でのせめぎ合いを強いられたからだろう。国内では他のどのクラブにも、ポゼッション率で上回られることが殆どないG大阪が、完全にパチューカにポゼッションをとられる90分となった。
特に後半はペースを握られ、振り回された。これは単に相手だけの問題ではなく、前半29分にFW山崎雅人が今大会2得点目となる値千金のゴールを決めた後、追加点を獲れるチャンスを作り出しながらも、それをものに出来なかったことが、自らの首を締めたとも言える。先制弾を奪ったFW山崎、そしてそれをアシストしたFW播戸竜二の2トップは試合後、揃って口にしている。
「前半、点を獲ってからももっと獲れるチャンスがあったしそれを獲れていたらもっと楽になっていたかもしれない。後半、守備にまわる時間が増えただけに、余計にそれを感じた(FW山崎雅人)」
「個人的には点を獲れなかったのは、チャンスがあっただけに残念。前後半を通じてチャンスはあったし、そこで決めていたら楽になっていたかもしれないので、そのへんは課題として残った(FW播戸竜二)」
それでも『勝利』への意欲が最後まで選手たちを走らせ、動かした。後半途中からボランチに位置していたMF遠藤保仁とMF橋本英郎がポジションを交代し、浮き足立っていた中盤に再度、落ち着きをもたらしたこともその助けになった。個々の運動量の低下が感じられる中、中盤を制され、サイド攻撃を仕掛けられる時間帯が増えていたが、それをピッチ上でしっかりと修正。相手の決定力不足に助けられた部分もあったとはいえ、試合前に選手たちが話していた「相手の良さを消しながら、自分たちの良さを出す」ことを最後まで追究し続けたのだ。
その結果、掴んだ0-1での勝利。そして、初めて挑んだクラブワールドカップでの『3位』の栄誉。もちろん、唯一の敗戦試合となったマンチェスター・U戦にみる世界との大きな差を考えれば、MF明神智和が話したように「これを勝ったからといって、イコール世界3位ではない」のは事実だろう。ただ一方で「世界3位になれたことは素直に自信になる(FW山崎雅人)」のも嘘ではない。実際、この舞台を楽しみながらも改めて『サッカー』の奥深さを知った選手たちは、試合を重ねるごとに逞しさを増していった。今季のJリーグでは示せなかった『ガンバ大阪のサッカー』を自信を持って体現し、結果を求め続けた。
多くの収穫を得て閉幕したクラブワールドカップ。後はこの経験を無駄にせず、クラブの、そして個々の財産として更に高みを目指して突き進むのみ。「やっただけで終わらせるのはもったいないので。しっかりこの経験を今後に活かしたい」と話したDF中澤聡太の言葉通りに。
以上
2008.12.22 Reported by 高村美砂
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