リガ・デ・キト 0 - 1 マンチェスター・U (19:30/横浜/68,682人)
得点者:73' ウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)
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最後は役者の差だったかもしれない。
ヴィディッチの退場(49分)でひとり少なくなったマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に対し、リガ・デ・キト(エクアドル)も懸命の戦いを挑んだが、わずかに及ばず。欧州王者がエース・ルーニーの一振りで決勝弾を挙げた一方で、南米王者は最後まで1点が遠かった。
前半は、大方の予想通りマンチェスターUが圧倒的にボールを支配。ルーニーとクリスティアーノ・ロナウドを軸としたスピードある攻撃で、キトの守備陣をゴール前に釘づけにした。
あわやゴール、そんなシーンは何度もあった。9分、後方からのロングボールを胸で受けたルーニーが右足で強烈なハーフボレーを見せると、14分にも再びルーニーがミドルレンジから強打。いずれもシュートがGKセバージョスの正面だったことで得点には至らなかったが、キトにとっては肝を冷やした場面だった。
だが、それでもマンチェスターUの攻撃は止まらない。18分には、左サイドに流れたクリスティアーノ・ロナウドのクロスにテベスがダイビングヘッド。21分には、アンデルソンの縦パスに抜け出したルーニーがループシュート。34分にもルーニーとテベスのワンツーから最後はパク・チソンが右足で狙うなど、幾度となくキトのゴールを脅かした。
ハーフタイムのスコアは0対0。数ある決定機を生かせなかったマンチェスターUにとっては、誤算だった。加えて、不用意なラフプレーを働いたセンターバックのヴィディッチを後半開始早々に欠くことになったのだから、流れはこの上なく悪かった(ヴィディッチの退場でFWテベスを外し、DFエヴァンスを投入)。
しかし、そんな数的不利を感じさせずに強さを見せるのがスター軍団の為せる業か。10人となったことで守備意識の低いクリスティアーノ・ロナウドをトップに上げ、ルーニーを左サイドに出すことで、4-4-1にしてバランスを維持。そして73分、シンプルなパス回しから最後は中央のロナウドからペナルティエリア左で構えるルーニーへと渡り決勝弾が生まれた。目の前にはDFが2人、コースはないように見えたがゴール右隅を狙ったシュートはサイドネットへと突き刺さった。
もちろんリガ・デ・キトもマンチェスターUに黙ってやられたわけではない。振り返れば試合開始4分、最初の絶好機はキトに訪れた。右サイドからのFKにゴール前フリーのカンポスが右足で合わせたが、わずかにゴール右へ。このチャンスを生かしていれば、流れは大きく違っていたはずだ。
攻撃は主にカウンターだった。左サイドのボラーニョスは沈黙したものの、光ったのはトップ下のマンソ。高いボールキープ力で果敢に中央突破を図り、得意の左足で相手GKファンデルサールを慌てさせた。63分に続いて、88分にも個人技から強烈なミドルシュートを放つなど、積極的なプレーでスタジアムを多いに沸かせた。
「今日の違いはどちらに1点が入ったかということ。負けはしたが、キトはいいプレーをしたと思う」(GKセバージョス、リガ・デ・キト)
最後には、どちらにスターがいたかが問題だった。キトの粘り強い守備と諦めない戦いぶりは光ったが、それを上回ったのがマンチェスターUの高い個人技と決定力だった。
以上
2008.12.22 Reported by 栗原まさお
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