2月14日(土)13:00/沖縄市陸上競技場
琉球放送創立55周年記念「シーサーマッチ2009」
千葉 vs 横浜FC
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●J's GOALでは、スタメン、試合結果、試合後コメントなどを掲載予定です。お楽しみに!
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2009年シーズンの開幕まで残り3週間となり、どのクラブも開幕を迎えるチームの姿を徐々に固め始める時期となった。今季のJリーグプレシーズンマッチの皮切りとして開催される「シーサーマッチ2009」は、千葉、横浜FCともに2009年バージョンの両チームの手応えを得る良い機会である。監督にとっては、戦術の浸透度を測り、残り3週間のキャンプや練習においての修正の材料を集めることができる。また、新加入選手にとっては、開幕メンバー入りのための絶好のアピールの場となる。
千葉のサポーターにとって、昨季終盤の奇跡的なJ1残留劇は、記憶に新しいところである。だからこそ、今季はその経験を糧に、少なくとも残留争いに顔を出すことは避けたいというのが最低限の願いだろう。今季を迎えるにあたり、レギュラークラスでは大きな選手の入れ替えはなく、チームの骨格は変わらない。その中で、鹿島から期限付き移籍で加入した中後雅喜、柏から加入したアレックス、清水から移籍加入の和田拓三など、的確な補強をして層が厚くなったと言える。2月2日行われた新体制の記者会見のおいて、アレックス・ミラー監督は「システムが変わってもいろいろなポジションをできる選手がいる。そして今年の選手は全員が試合に出るチャレンジができる状況」と、2年目のシーズンに向けて戦力的な準備に自信を見せている。その上で、「1位で終わりたい」と意欲的な目標を掲げている。
そのミラー監督、今季の目標として改めて「スピードを持ったプレー」、「早めに高い位置からプレッシャーを掛ける」という点を挙げている。つまり、昨年の千葉のサッカーのレベルアップである。昨年はシーズン途中からの指揮だっただけに、今年はキャンプからじっくりチーム作りをできることが大きい。この時間を有効活用し、新加入選手がミラー監督のサッカーにフィットすることが最大のポイントだ。その意味で、注目の選手は中後とアレックス。これらの選手が機能すれば、千葉のサッカースタイルの進化に貢献できるだろう。
一方の横浜FCは、樋口靖洋監督を迎え、J1昇格とJ1に定着できるチームづくりを目標としている。その樋口監督は、「勝負にこだわる」、「選手全員のポテシャルを引き出す」、「イニシアチブを持って戦う」ことをチーム作りのポイントとしている。特に今年のJ2は51試合という長丁場であり、総力戦を覚悟する必要がある。そのため「三浦知良、三浦淳宏などのベテランの力はわかっているが、全ての選手をフラットに見ていく」(樋口監督)というように、これまでの練習試合でも、様々な組み合わせを試しながら、総力戦に向けた形を模索している。
さらに、イニシアチブを握るためのポイントとして重視しているのが「攻守の切り替えの速さ」。宮崎キャンプ前の練習でも、ボールを奪った後の速いボールの動かし方、ボールを奪われた後の素早い守備ポジションの確保を意識したメニューを組み入れている。ゲームに近い実践的な状況を想定した練習を通じて、早期の戦術理解を実現しようとしている。
今年の横浜FCは、例年に比べると戦力の入れ替えは少ない。池元友樹、吉田正樹、八角剛史など昨年台頭した選手が中心となっていくことは間違いがない。その上で、素早い攻撃を実現する選手として、新加入の劉孝眞(ユ・ヒョジン)、加藤大志、田中輝和などのサイドの選手が注目だ。さらに2006年J2優勝をもたらした強固な守備「ハマナチオ」の立役者の1人である早川知伸が復帰したことも大きい。これらの選手がどの程度、樋口監督の狙いを表現できるか、この試合での注目点となる。
この時期のプレシーズンマッチでは、勝敗だけでなく、チーム作りの進み具合の確認が重要となる。上位争いに向けて新加入選手による底上げを確認したい千葉と、新監督のサッカーの浸透度を確認したい横浜FCの、それぞれのキャンプの成果をチェックしていきたい。
以上
2009.02.12 Reported by 松尾真一郎
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