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【いばらきサッカーフェスティバル2009 鹿島 vs 水戸】レポート:リーグ開幕に向けて、両チームともに好材料が多かった茨城ダービー。後半のゴールラッシュで鹿島が勝利をおさめる。(09.02.22)

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2月21日(土) いばらきサッカーフェスティバル2009
鹿島 4 - 0 水戸 (14:00/カシマ/7,454人)
得点者:43' 興梠 慎三(鹿島)、64' 野沢 拓也(鹿島)、89' 野沢 拓也(鹿島)、89' 大迫 勇也(鹿島)

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最終スコアは4−0。
鹿島の大勝に終わったが、両チームともに今後の課題がはっきりと見えた、プレシーズンマッチらしい試合だった。

試合開始序盤、ペースを掴んだのは水戸だった。
前線へのロングボールに対し2トップの高崎寛之と荒田智之が競り合いに勝つため、ボールがよくおさまった。FWにボールが入るとMFがすばやくパスを受けにフォローに入り、それと同時に別の選手が2列目から飛び出していく。何度も何度もこの形をトレーニングして開幕に照準を合わせてきた努力の成果が垣間見えた。特に左サイドの森村昂太の攻撃に加わるタイミングやパスの精度は、良い印象を残した。23分、自陣左サイドの深い位置からドリブルであがり、鹿島DFの裏に送ったパスなどは非凡なものを感じさせた。
木山隆之監督もこれには多少の満足感を得たようだ。

「しっかりと前にボールを入れて2列目が出ていくというのが何回かできかけたんですけど、それを最終的にシュートまで良い形で持ち込めなかったので、その辺の質を高めないといけないなと思います」
また、鹿島の岩政大樹を相手に、途中までは五分五分の勝率でロングボールをおさめていた高崎は、さすがのパフォーマンス。水戸が本来やりたかったのはショートパスを繋いでいくサッカーだったようだが、それでもボールをおさめる高崎の高さは魅力だろう。

鹿島にとっては、水戸のフラットラインを2列敷く4−4−2をなかなか崩すことができなかった。スペースを見つけられずに狭いところに追い込まれ、ボールを失うという場面が続いてしまった。だが、30分ごろからサイドチェンジを多用するようになるとボール支配率は高くなっていった。
先制点は43分。中央でダニーロがちょこんと浮かせたパスを興梠が胸トラップしながらDFを交わして裏に抜け出るワザありのゴール。チームとして崩したわけではないが、流れの悪い試合を個人の能力で打開して見せた。

後半からは興梠に代わって大迫勇也が登場。53分にマルキーニョスに代わり佐々木竜太、56分本山雅志に代わり増田誓志、62分に新井場徹に代わりパク・チュホと、続々と若手選手が交代出場してくると、鹿島の攻撃が活性化した。前半は足下へのパスが多かったのに対し、若い選手たちは動きながらパスをまわすためリズムが生まれていった。

2点目は64分。前線に残っていた岩政に対し、左サイドから増田がセンタリング。これは水戸がヘディングでクリアしたものの、こぼれ球を野沢がショートバウンドのボレーで合わせると、キーパーの原田欽庸が一歩も動けない程の鋭いシュートがゴール左に突き刺さった。
さらに、71分にダニーロに代わり遠藤康が入ると完全に鹿島のペース。遠藤のコントロールで次々と水戸のゴール前に迫った。

68分には自らが前線に飛び出しパスを受けポスト直撃のシュートを放つ。72分にはDF2人に囲まれるも、2人の足が届かないところにパスを出し、受けた増田がライン際までドリブルで持ち込みゴール前にマイナスのセンタリング。待っていた野沢は、さっきよりも遥かに簡単なフリーのシュートを吹かしてしまった。
89分の3点目も遠藤が演出。ドリブルで相手をひきつけ、左サイドのスペースに走り込んだ野沢にパス。野沢は右足で逆サイドに流し込む美しいゴールを決めた。
そして締めくくりは大迫。中央でパスを受けるとドリブルしながらそのままのモーションで左足を振り抜くと、ゴール左に吸い込まれていった。

鹿島は、キャンプからずっと若手選手の意識が高く、そこからの突き上げが激しい。得点こそなかったものの、佐々木も良い動きをしていた。本山のボランチ起用は、まだまだの感があるが、ベンチメンバーの充実は著しい。来週末のFUJI XEROX SUPER CUPは楽しみな要素が増えている。

水戸も、新加入の選手が良いパフォーマンスを見せた。試合途中、加入したばかりの吉原宏太が右MFで使われるシーンもあったが、右からの攻撃が少なかったことを考えると良いオプションになるかもしれない。守備についても、後半は弱気になり失点を重ねたが、前半の45分は決して悪くなかった。この試合を糧に、開幕まで調整していけば、楽しみなシーズンになりそうな予感があった。

以上

2009.02.22 Reported by 田中滋
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