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【Jリーグプレシーズンマッチ 第15回ちばぎんカップ 柏 vs 千葉】レポート:アクションサッカーの片鱗か?アグレッシブな姿勢を貫いた柏がちばぎんカップを制す(09.02.22)

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2月22日(日) Jリーグプレシーズンマッチ 第15回ちばぎんカップ
柏 3 - 1 千葉 (13:00//10,225人)
得点者:7' 菅沼実(柏)、41' 谷澤達也(千葉)、57' 栗澤僚一(柏)、59' 李忠成(柏)

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やはりプレシーズンマッチならではなのだろうか。試合後は勝敗に関係なく、両チームの選手たちの口から出る言葉には比較的課題に関することが多い。今日の試合を生かすも殺すも、残された開幕までの2週間にかかってくる。

「相手のDFラインの裏を狙っていこう」。
前半、そう高橋真一郎監督から指示を受けた柏は、序盤にその狙い通りと言わんばかりの先制点を叩き出す。昨年のように高い位置から勢いよくプレスをかけるのではなく、やや引いた位置でブロックを作り、その中で連動したプレスを仕掛ける。ボールをキープする千葉のラインが徐々に上がり、そうすることで千葉DFラインの背後を突いた。7分、杉山浩太のミドルレンジパスから前線へ抜け出した菅沼実が、落ち着いてGK櫛野亮との1対1を制して先制した。

しかし失点はしたものの、徐々にリズムを掴み始めたのは千葉の方だった。序盤こそ「ボールを持たされている」といった印象が強く、なかなかアタッキングサードへは入り込めなかったが、谷澤達也、工藤浩平、深井正樹らがフレキシブルにポジションを入れ替えることで変化をもたらし、サイドを起点として反撃を試みる。41分、工藤の絶妙のパスをペナルティエリア内で受けた谷澤が、巧みなステップで柏DFをかわし、左足で同点ゴールを挙げた。

同点で迎えた後半。56分の選手交代を機に、柏が今季目指すスタイルで再びリズムを手繰り寄せた。この日、前線でボールを落ち着かせることのできなかった李忠成を中盤の右サイドに回すなど、選手の並びを変更。するとその李をはじめ、菅沼、栗澤僚一といった選手たちが千葉の選手同士の間にスッと入り、パスの供給源であるフランサと杉山をサポート。ボールを受ける者、前へ出る者と、全体の動きが活性化され、柏のアクションサッカーの片鱗が姿を表した。ボールをキープしている間に、両サイドバックは高い位置へ動き、複数人がサポートの動きからポゼッションしては、最後はボールを引き出したフランサと杉山が、決定機につながるパスで急所を突く。ポゼッションで鮮やかに切り崩し、最後は栗澤が詰めて追加点。そして昨年までの柏の代名詞でもあった奪ってからの素早いカウンターで李が3点目を挙げ、千葉を突き放した。

李のサイド起用による新境地、フランサの好調ぶり、そしてまさに“マエストロ”とも呼ぶべき見事にゲームのタクトを振るった杉山の好パフォーマンスなど、アルセウ、大谷秀和の負傷とマイナス要因の多かった柏には、開幕に向けてひとつの形が見出されたプレシーズンマッチとなった。

一方、千葉は前半の終盤に見せたようなサイド攻撃が後半は鳴りを潜め、前線の巻誠一郎と新居辰基が効果的な形でボールを受けるには至らなかった。もちろん、後半のトーンダウンの理由には疲労の影響もあったと推測できる。新戦力のアレックスは徐々にコンディションを上げ、この試合には10数分の出場にとどまった中後雅喜が控えており、さらに福元洋平もまた最終ラインからのフィードには定評がある。素材は十分揃っているだけに、今後ミラー監督がいかにそのピースを当てはめていくか見ものである。

以上

2009.02.22 Reported by 鈴木潤
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