3月8日(日)J2 第1節 熊本 vs 草津(13:00KICK OFF/熊本)
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オフシーズンが最も長かった熊本のファンにとっては待ちに待ったサッカーの季節がいよいよやって来る。ちょうど1年前、Jリーグ初挑戦となった昨シーズンの愛媛での開幕戦も、まるで中学校や高校に入学したときのようなドキドキとワクワクで胸がいっぱいだった。2年目の今年もそれは同じなのだけれど、「なんとか1年やりきったんだぞ」という少しばかりの自信が加わったのが違うところ。
年が明けての本当に最初のリリースで、昨シーズン19得点を挙げたストライカーが同じ九州のライバルチームに移籍する事を知らされた時は正直どうなることかと思ったが、新体制発表会見を経て始動から約2ヶ月を経た今、例年以上に練習見学に訪れるファンが多いことからも、新しくなったチームへの期待が大きく膨らんでいるのが分かる。
というのも、クラブが今シーズン掲げる『絆〜Keep & Change〜』というスローガンの通り、池谷友良総監督・GMから指揮権を引き継いだ北野誠新監督が目指すのは、昨年までの“積極的な守備”というコンセプトをベースにしつつ(Keep)、攻撃面を進化(Change)させた“見て、プレーして楽しい”サッカー。高い位置でボールを奪ってテンポ良く前に運びながらポゼッションし、チャンスと見るや一気に仕掛けるというスタイルの片鱗は、磐田や仙台との練習試合でも垣間見る事ができた。
特に、キープ力があり視野も広く得点力にも優れた小森田友明をトップに置く事でボールが収まり、両サイド、あるいは2列目が前へ出やすくなり、単純なカウンターに終始しない多彩な攻撃でゴールに迫るシーンが増えているのだ。その中心となるのが、言うまでもなく今季から加わった藤田俊哉。2、3人に囲まれてもボールを奪われない技術、1本のパスで局面を変えることができるセンスと展開力などなど、開幕戦に限らず、今年の熊本のゲームは彼のプレーだけでも見る価値があると言い切れる。
対する草津も、熊本同様、コーチから昇格した佐野達新監督が指揮を執る。中盤のキープレーヤーだった島田裕介が鳥栖へ移籍したものの、東京Vから経験豊富な廣山望を獲得したほか、徳島から加入の玉乃淳ら、昨季躍進した土台に新たな戦力が加わった。前線からの組織的なプレスでボールを奪って攻撃につなげるが、島田が抜けた分、しっかりボールを回してチャンスを作るというより、中盤の選手が積極的に前線に絡んで素早く仕掛けるという形になるだろう。2週間前のキックオフカンファレンスで「うちにはスーパースターはいないので、全員で力を合わせて戦うだけ」と佐野監督は話していたが、熊林親吾や松下裕樹らタフな選手を中心に、攻守に渡ってハードワークする姿勢で臨んでくるはず。お互いに前からのプレスと早い仕掛けで攻め合うチーム同士、攻守の切り替えの早い、見応えのあるゲームになることは必至だ。
長いシーズンの1試合であることは間違いないが、やはり開幕戦は特別。「ホームだし、結果を出す事で流れも良くなる」と新キャプテンの河端和哉は言い、北野監督も「3回対戦するわけだから、1発めで叩けるならしっかり叩いて『熊本は嫌だな』と思わせたい」と、1点で逃げ切るのではなく、撃ち合いになろうが“攻めて勝つ”ことに意欲を見せる。
新監督の初采配対決、藤田と廣山の元代表対決など、見どころは尽きない。昨シーズンの戦績は1勝1分1敗の五分だが、熊本は第2節のホーム開幕で草津を降し、J初勝利を挙げた。果たして今年はどうなるか。現時点での天候の予報は芳しくないが、スタジアムで、自分の目で確認することを薦めたい。そうすればきっと、勝ち点3の喜びとともに“サッカーを見る楽しさ”も得る事ができるはずだから。
以上
2009.03.06 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
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