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【J1:第3節 磐田 vs 浦和】レポート:お互いに攻めきれず、ミスからの失点で1-1。それでも磐田にとっては、仕切り直しのリスタートに。(09.03.21)

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3月21日(土) 2009 J1リーグ戦 第3節
磐田 1 - 1 浦和 (14:03/エコパ/18,439人)
得点者:32' ジウシーニョ(磐田)、68' エジミウソン(浦和)
スカパー!再放送 Ch183 3/22(日)05:00〜(解説:桑原隆、実況:大石岳志、リポーター:鬼頭里枝、プレイヤー解説:名波浩)
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 決定機は浦和のほうが多かったが、磐田にとっても勝てる試合を勝ちきれなかったという悔しさはある。ただ、少なくともこの試合を見るかぎり、過去2試合で10失点を喫したチームの面影は、ほぼ消え去っていた。

 ホームの磐田は前節・G大阪戦とまったく同じスタメン。浦和のほうは体調を崩した原口元気の代わりに高原直泰が入った以外は前節・F東京戦と同じ。どちらも同じ4-4-2の布陣で、がっぷり4つの組み合わせで試合に入った。
 ただし、浦和の前線4人はかなり流動的に動き、状況によっては3トップのようにも見える形。そうした自由な動きの中で、それぞれがスペースに顔を出し、ボールを引き出してパスを回し、リズムを作っていく。だが、磐田のほうも、DFラインの4人と中盤の4人でコンパクトな2ラインを敷き、早い寄せで浦和の個人技を発揮させず、堅実な守りを見せた。
 12分の田中達也にスルーパスで裏に抜け出された場面など、2列目からの飛び出しへの対応に問題が出る場面は多少あった。だが、そこは守護神・川口能活が立ちはだかり、彼自身も復調してきたところを見せた。そのため、試合展開としては浦和が少し押し気味だが、磐田の選手たちも落ち着いた対応を続け、ときおり浦和ゴールにも迫るという流れで試合が進んでいく。
 そんな中での32分、中盤でのハイボールのつつき合いからルーズになったボールに対して、浦和守備陣の3人がお見合いしてしまった一瞬のスキを、好調なジウシーニョが見逃さなかった。3人の間に入ってボールを奪ったジウシーニョは、そのまま坪井慶介をかわして裏に抜け出し、GKとの1対1からあっさりとゴールを決めて、チームに大きな先制点をもたらした。これでジウシーニョは、3試合で4ゴール。チームの全得点を1人で叩き出している。

 その後も大きく流れは変わることなかったが、後半に入ると浦和は攻撃の勢いを加速させる。後半0分と11分には田中達の飛び出しからチャンスを作られ、高原にもシュートチャンスを与えてしまうが、ここも磐田守備陣が身体を張ってしのぐ。浦和の圧力にジリジリとラインを下げてしまうこともなく、「パスはつながれていたが、それほど恐さはなく、回させているという感じはあった」(茶野隆行)という状況だった。
 だが、23分に手痛いミスが出てしまう。細貝萌の左クロスに対して、ゴール前でのマークはできていたが、GK川口が飛び出したのを見た茶野がエジミウソンを放したのに対して、川口はボールに触ることができず、そのままエジミウソンにフリーで同点のヘディングシュートを決められてしまった。
 過去2試合のままの磐田であれば、このまま浦和の勢いに押し切られてしまったかもしれない。だが、この試合では同点にされても冷静さは失われなかった。ミスは多少目立ったものの、ボールを保持すべきときは確実につないで自分たちの時間を作り、守るだけの展開にはさせなかったのは、チームとして自信になる要素だった。
 30分の高原のボレーシュート、33分のジウシーニョのポストに当たったシュートなど、お互いに決定機を作った中でもスコアは動かず、結局1-1のままタイムアップ。磐田は、ようやく今季初の勝ち点をつかんだ。

 新たなチーム作りに取り組んでいる浦和としても、まだ攻撃で本領を発揮しているとは言えないだろう。終盤での攻撃の迫力も、強いときの浦和と比較すれば、少し物足りないものだった。ただ、それを割り引いても、磐田の守備はかなり安定感を取り戻し、ようやく普通に戦っていける状態となった。もちろん、磐田のほうも攻撃はまだまだ発展途上であり、「修正することはまだ山ほどある」(西紀寛)という段階ではある。
 今季の磐田の船出は、トラブル続きでなかなか前に進めなかったが、これでようやく港を出たというあたりだろうか。とすれば、これからが本格的な大海原への旅立ちとなる。

以上
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