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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 横浜FM】レポート:今季未勝利のチーム同士がスコアレスドロー。勝ちきれなかったゲームではあるが、磐田には多くの収穫も(09.03.26)

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3月25日(水) 2009 ヤマザキナビスコカップ
磐田 0 - 0 横浜FM (19:00/ヤマハ/5,463人)
★ヤマザキナビスコカップ特集チケット情報

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 0-0という結果に対する悔しさはホームの磐田のほうが大きかったが、0-0のゲームから得た収穫もまた、磐田のほうが大きかった。

 磐田は、日本代表で抜けた駒野友一の代わりに2年目の山本脩斗が右サイドバックに入り、中盤で太田吉彰に代わって調子が上がってきた村井慎二が入った以外は、前節・浦和戦と同じスタメン。横浜FMも、代表の中澤佑二に代わって金根煥が入り、シャドーの位置で山瀬功治に代わって坂田大輔が入るという形で、前節・柏戦から2人だけの変更。
 どちらも結果は出ていないが、現在のやり方を変えることなく、細部の改善で活路を見出していこうという狙いが見えるメンバー・布陣で、ナビスコカップ初戦に臨んだ。

 その中で、前半はまず横浜FMが主導権を握ったが、磐田も左サイドの村井と山本脩のコンビが機能し、単発ではあるがチャンスを作っていく。左のワイドMFに入った村井は(西紀寛が右に移動)、柳下正明監督からオフ・ザ・ボールの動きの向上を求められているが、ウィズ・ザ・ボールの場面では高いキープ力と切れの良いドリブルを見せ、中盤でタメを作ることに大きく貢献。それを生かして山本脩が良いタイミングで駆け上がるという場面は、前後半を通してしばしば見ることができた。これは、磐田にとって大きな収穫となるだろう。
 また、ボランチの山本康裕が試合ごとに自信をつけ、余裕も増して視野が広がり、攻撃面で持ち味を発揮し始めたことも大きい。彼の広角な中・長距離のパスと前への推進力は、磐田に欠かせないものになっていることも強く感じられるゲームとなっていた。

 磐田の守備に関しては、DF4枚とMF4枚の2ラインでブロックを作り、それをコンパクトに保つという面ではかなり安定してきている。「ジュビロ(の守備)が思った以上に良かった」と横浜FMの木村浩吉監督に言わせたように、横浜FMにボールを保持されても、最後のところを突破する場面はなかなか作らせなかった。
 ただ、前半はロングボール一発で裏に抜け出される場面が何度かあり、「センターバックが1人前に出たら、もう1人のセンターバックとサイドバックでカバーするとか、そういうチャレンジ&カバーが不足して、DFラインのギャップを突かれてしまった。そのへんがズレていたので、無理にオフサイドトラップをかけにいって失敗したという場面もあったと思う」と那須大亮が反省点を口にする。ただ、その課題も、後半になるとほぼ修正できていた。
 19分に坂田に裏に飛び出され、GKと1対1になった場面でも、守護神・川口能活がうまく間合いをとってビッグセーブ。守備陣がミスをカバーし合って、前半のピンチをしのぎ、攻撃でも徐々に自分たちのリズムを作っていった。

 後半に入ると、今度は磐田が主導権を握る展開に。開始早々の1分に山本脩が左の裏に飛び出してクロスを入れ、前田遼一にチャンスを供給して先制パンチ。そこではシュートを決めきれなかった前田も、過去3試合よりもボールをしっかりとキープしてタメを作り、後半から入った右サイドの太田の飛び出しを引き出すなど、攻撃の活性化に貢献した。
 そして10分には、高い位置でセカンドボールを拾った山本康が、そのままドリブルできれいに突破して左足シュートを放つが、ここはGK榎本哲也の好守に阻まれる。だが、これも山本康の良さが出た素晴らしいプレーだった。
 35分にも、カウンターで左サイドからきれいにつなぎ、前田のスルーパスで太田が右から抜け出す決定機を作ったが、ここも榎本の勇気ある飛び出しに阻まれてしまう。
 だが、横浜FMの大きなアドバンテージであるセットプレーの回数を最小限に抑え(横浜FMのCKは4本)、今季初の無失点で90分を終了。後半のチャンスで1点でも決めていれば、今季初勝利を飾れそうな展開ではあったが、それは次節に持ち越しとなった。

 一方、横浜FMのほうも、後半には若い選手を起用してある程度の成果をつかみ、守備陣も最後まで集中して失点を0に抑えたことは収穫と言える。攻撃面では物足りなさもあったが、「0-0でOKの試合」(木村監督)というのは正直な気持ちだろう。
 それに対して磐田のほうは、ホームで勝てる試合を逃したという印象があり、やはりストレスは残る。だが、この試合では守備面だけでなく攻撃面でもいくつか明るい材料が感じられ、流れの良いパス回しからピッチの幅をうまく使ってフィニッシュに至る場面も何度か見られた。勝利をつかむまではもう少し我慢が必要だが、新生ジュビロは、少しずつではあるが着実に前進していることは間違いない。

以上
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