栃木のホームゲームながら、国立競技場で行われた試合。当然のことながら栃木からの出店はなく、宇都宮名物の餃子の販売もなし。それなら国立競技場の外へ。ということで、今日はスタジアムグルメ番外編。
国立競技場に行ったことがある人ならば、一度は見たことがあるそのお店は、国立競技場の代々木門を出て右に折れ、最初の交差点の左前方に見えてくる。目印は、派手な黄色の看板と赤で書かれた「ラーメンの店 ホープ軒」の文字。空を飛んでいる(?)豚が一緒に書かれているのは、豚骨ラーメン専門店だからだろう。ちなみに、この絵は常連だった漫画家・故横山泰三が書いたもの。1960年に屋台で営業を始め、千駄ヶ谷に店を出したのが1975年。1989年に現在の店舗を立てて営業を続けている。
メニューの基本はラーメン(700円)とワンタン(850円)。具のトッピングにより、チャーシューメン(950円)、モヤシラーメン(800円)、ネギラーメン(850円)、ワンタンメン(950円)、メンマラーメン(850円)がある。サイドメニューは味付け玉子(100円)と小ライス(100円)。味は醤油ベースのこってり系だ。店構えは、1階は立ち食いカウンターのみで、2階が椅子付きのカウンター席。ラーメン屋に女性が入ることがなかった頃の武骨さを残す店だ。
この日は奮発してチャーシューメンをチョイス。軒先の自動販売機で食券を買い、お店のお兄さんの指示に従ってカウンターにつく。ほどなく運ばれてきたのが写真のラーメン。なみなみと注がれた背油たっぷりのスープに隠れて具材が確認できないが(笑)、麺、モヤシ、メンマと大ぶりのチャーシューが6枚。カウンターに置かれたざるに入っている小口切りの長ネギは取り放題だ。
まず、スープを口へ運ぶと背脂がパァーっと溶けていく。脂肪好きには堪らない瞬間だ。次にチャーシュー。厚さは2〜3ミリ程度でボリューム感たっぷり。それでいて柔らかく煮込まれていて食感も味もいい。そして独特のコシがあるスパゲッティ程の太麺へ。箸で持ち上げると量感たっぷり。スープの表面に浮かんでいる背油が麺に絡まって上がってくる。シコシコ、ツルっとした麺の食感。口に広がる背油のインパクト。そのあとを追いかけてくる麺に絡んだ豚骨スープ。うまい。
そして、この店のもう一つの特長が、カウンターに置かれた小口切りのネギと、ジャスミンティ。背油ギンギンのラーメンは、ややもすると重たく感じられるものだが、ジャスミンティを一口含めば、あら不思議。口の中に広がった油がきれいさっぱり流れていく。また、ネギをたっぷり入れて背油と麺とネギを一緒に頬張れば、これまた不思議。背油が中和されたようになり、くどさを感じない。
そしてこの日、新たな発見が。スープをそのまま飲むと油こってり系の味だが、背油を寄せて下の部分だけを飲めば、豚骨のエキスはそのままに、あっさりとしたスープが楽しめる。一粒で二度おいしいとはこのことだ。
レンゲを使いながら上品に食べるのではなく、スープが飛び散るのも気にせずに、思い切り口を開けて、一気に麺と具材をすすり、最後に背油で光った唇を豪快にぬぐう。そんな食べ方が似合うラーメン。ガッツリ喰うならホープ軒だ。
以上
2009.03.28 Reported by 中倉一志
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量感たっぷりのチャーシューメン。背油たっぷりのスープは胃にガッツリくる。
黄色い看板、赤い文字、そして空飛ぶ豚(?)が目印。典型的なオヤジの店だ。















