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【J2:第7節 福岡 vs 熊本】熊本側プレビュー:前節の勢いのまま、熊本がアウェイに乗り込む九州ダービー第1戦。1年前のことは忘れ、目の前の戦いに挑む事が勝敗の鍵を握る。(09.04.11)

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4月12日(日)J2 第7節 福岡 vs 熊本(13:00KICK OFF/福岡
スカパー!生中継 Ch182 12:50〜(解説:サカクラゲン、実況:川上政行、プレーヤー解説:布部陽功、リポーター:森田みき)
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「九州のチームには、とにかく、負けたくない」。
 昨年12月27日に行われた就任会見の席で、北野誠監督はそうコメントしている。そう考えているのは監督だけではない。札幌戦後の囲み取材では、複数の選手が今節にかける思いを語っている。昨シーズンまでの頼れる相棒、そして今季からライバルチームへ移籍した、“元”チームメイトを意識した言葉を含ませながら。
 熊本は前節、J1復帰を目指す札幌を迎えたが、“積極的な守備”をベースに“積極的な攻撃”のエッセンスを加えた見応えのあるサッカーで、今シーズンのホーム初勝利を完封で飾った。チームとしてのバイオリズムのようなものがあるとすれば、前節の札幌の曲線は、いちばん底を描いていたかもしれない。しかしそれを差し引いても、前からのプレスや球際での強さと迫力、連動した守備、そこからの早い切り替えとサポートの動き、ゴールへ向かう姿勢と、今年目指すスタイルを構成する要素がちりばめられた面白いサッカーを、熊本は確かに展開した。

 ポイントは、それを続けられるかどうかだ。
 札幌戦でそうしたプレーができた要因のひとつに、相手よりも早く動き出す事ができていたことが考えられるが、今週のトレーニングでは、その部分の質の向上をテーマにした。例えば、約30m四方のグリッド内で行う5対5+2では、「3タッチ以下」「2タッチ以下」「ワンタッチ」「必ず3タッチ」と、タッチ数を細かく変えて設定。攻守の早い切り替えと同時に、攻撃では“受けるための用意をすること”、守備では“1 stディフェンダーへのサポート”を意識づけた。もちろん、パスの出し手も、ただ出すだけではない。しっかりとコントロールして、角度をつけ、あるいはアプローチをブロックできる場所へボールを動かして…と、頭を使う事を求めている。
 「パスは、つながって初めてパスでしょ? ミスしてつながらなければパスとして成立しない。だったら、もらうためにどう動くのか、出した後にどうするのか、それを考えて準備をしないといけない。そこが、ウチの生命線ですから」。北野監督はそう話す。

 対する福岡は、ここ3試合は無失点で連勝中。前節も岐阜に押されながら耐えてセットプレーから2得点を挙げ、厳しい展開でもしっかりと勝点3という果実を持ち帰るしたたかさを見せた。高さのある大久保哲哉、そしてゴール前だけでなく、中距離砲も隠し持つ“あの男”の2トップを警戒すべきなのはもちろんだが、そうしたディテールをクリアするために、前述の“準備する動き”も含め、攻守両面において相手より先に動けるかどうかが、局面局面での優位性を作り出す事につながる。それは札幌戦と同じなのだが、それを“意識して”表現する事が問われるということだ。

 初めて九州ダービーに臨む宇留野純は言う。「せっかく手応えをつかんだんだから、それを次の試合でも出さないといけない。横浜FCに勝った後の徳島戦では完敗しているわけだし、“勝った試合の次”の試合が大事」だと。
 そうだ。忘れて挑まなければいけないだろう。前節の結果も、昨シーズンの1勝1分1敗という戦績も、そして初めての対戦で4−2という撃ち合いを制した事も。何しろ、あの日3点を挙げたストライカーは、仕事をさせてはいけない“要注意人物”になったのだから。

 つまりこの試合は、九州ダービーであるのと同時に、熊本にとっては前節で得た手応えをより確実なものにして、ステップアップする上で試される一戦なのだ。だとすれば、ピッチ上ではダービーであることを必要以上に意識する必要はない。一瞬一瞬に懸けて、目の前の勝負にこだわりさえすればいい。なぜなら——。
「九州のチームには、とにかく、負けたくない」。
 そう考えているのは監督と選手達だけではない。その思いを胸に、熊本からレベルファイブスタジアムに乗り込む大勢のサポーターが後ろについているからだ。

以上

2009.04.11 Reported by 井芹貴志
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