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【J1:第5節 大分 vs 山形】レポート:懸命さが生んだ必然の勝利。山形が暫定ながら首位に躍り出る(09.04.11)

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4月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第5節
大分 0 - 1 山形 (14:05/九石ド/18,461人)
得点者:63' 古橋達弥(山形)
スカパー!再放送 Ch183 4/13(月)14:00〜(解説:増田忠俊、実況:小笠原正典、リポーター:成尾佳代)
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 佐藤健太郎のサイドチェンジを受けた北村知隆が左サイドを突破し、クロスを上げる。長谷川悠がDFを引き寄せるようにファーに抜け、「ニアにクロスが入ると信じて走り込んだ」古橋達弥が頭で合わせ、勝点3をもたらす先制点を挙げた。
「意図する攻撃から得点できた。古橋がニアに向かった瞬間にゴールできると確信した」
 小林伸二監督が振り返った63分の一連のプレーは、山形の懸命さが導いた必然のゴールであったように思う。なぜなら、彼らが大分対策として取り組んできた練習が、そのまま形となって現れたからだ。
 山形の選手たちは、自分たちのリズムで戦えなかったが、役割をまっとうした。全員のハードワークの意識が高く、ラインをきっちり守り、大分のロングボールに対しチャレンジ&カバーで跳ね返し続けた。攻撃では「パスをつないで組み立て、サイドチェンジの意識を徹底した」(小林監督)。ボランチの佐藤は「サイドに散らすことを意識した」と意図を持ってピッチに立っている。先の決勝点は、こうしたチームの狙いが現れた形だ。攻守両面でそれぞれが仕事を理解し、「自分たちのレベルは、まだまだ下の方なんで100%の力を出し切るだけ」(古橋)と、チャレンジ精神をもち、果敢に挑戦する姿勢がワンチャンスをものにすることができたのだ。

 一方、組織的な守備とマーキング、カバーリングで堅守を築いた大分は、土台が揺るぎ始めている。「マークについているのに簡単に外されたり、一人ひとりがこれぐらいでいいやという感じでプレーしていた」と鈴木慎吾が話したように、昨年までの球際や人に対する激しさがまるでない。後半早々に森重真人が負傷退場し、DFリーダーを失うアクシデントがあったが、堅守と呼ばれていた粘り強い守りは影を潜めている。また、この試合でも上本大海がペナルティエリア内でファウルし一発退場を喫するなど、全てが空回りしている状態だ。

 ただ、一人少ない状況になってから“らしさ”は発揮した。西川周作が執念でPKを狙止してから、気持ちがひとつになった。攻守の切り替えの早さで数的不利のハンデを克服し、怒とうの攻撃をみせた。83分には、左サイドを抜けた清武弘嗣のマイナスの折り返しを東慶悟が落とし、鈴木のミドルはGKのファインセーブに阻まれたが、決定的な形をつくった。また86分には、サイドチェンジを東が鈴木につなぎ、GKとDFラインの間を狙ったクロスにウェズレイ、小林宏之が飛び込み、あと数センチ踏み込んでいれば、という場面をつくり会場を沸かせた。ここ数試合、消極的な試合が続いていた大分としては、この敗戦から何らかのきっかけを掴むヒントを得たかもしれない。

 J2時代から名勝負を繰り広げた両チームの7年ぶり対決は山形に軍配があがった。これで対戦成績は7勝3分7敗の五分。そして山形はこの日、暫定ながら首位に躍り出た。

以上

2009.04.11 Reported by 柚野真也
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