4月19日(日)J1 第6節 磐田 vs 清水(13:00KICK OFF/エコパ)
スカパー!生中継 Ch180 12:30〜(解説:名波浩,澤登正朗、実況:八塚浩、プレーヤー解説:福西崇史,齊藤俊秀)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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今季は未だ公式戦での勝利がない磐田が、永遠のライバル清水をエコパに迎える今年最初の静岡ダービー。もちろん清水にとっても勢いを加速するために重要な一戦だが、ホームの磐田にとってはそれ以上に、現在の苦境を打破するきっかけとすべき正念場と言える。
両チームの現状は、磐田が2分3敗(勝点2)の最下位で、ナビスコカップでも2引き分け。清水は、2勝2分1敗(勝点8)の7位で、ナビスコカップでは1勝(他チームより1試合少ない)。清水は開幕3試合で2分1敗と出遅れたが、その後ナビスコカップ予選の京都戦で初勝利を挙げてからは公式戦3連勝中で、渋い勝ち方ではあるが徐々に調子を上げてきた。一方、磐田のほうは、このところ勝てそうなゲームはできているが、結局勝負所を逃して勝ちきれないという状況が続いている。
そのため磐田としては、どんな形でもいいから、とにかく1勝がほしいというのが正直なところ。清水は非常に失点が少なく(5試合で3失点/リーグ最少)、しかも得点ランクトップのジウシーニョが出場停止(警告累積)となったため、チームの現状を考えても大量点を奪うのは難しいだろう。となると、やはり打ち合いの展開は避け、先制点は絶対に与えたくないゲームとなる。
ただし、だからといってDFラインを下げすぎてしまうと、中盤にスペースができて相手の好きなように攻められ、守備陣が消耗してしまう。したがって、いかにラインを高くキープして守備のブロックをコンパクトに保ち、相手に攻めの基点を作るスペースを与えないかというところがポイントになる。その意味では、清水の2トップは岡崎慎司が裏への飛び出しを得意としており、ヨンセンはハイボールに絶対的な強さを見せるため、彼らの動きによってラインをじりじりと下げられてしまうことがないように注意しなければならないだろう。
また磐田の守備では、ときおり簡単に裏をとられてしまうシーンが見られるので、そこも高い集中力を保って、未然に防がなければならない。さらに前節・千葉戦では「我々の課題である中盤でのミスが出始めた」(柳下監督)という形から後半はピンチを迎える場面が多くなっていた。清水は速攻が得意なチームでもあるので、この点も十分に警戒しなければならないはずだ。
逆に、磐田の攻撃vs清水の守備という視点では、磐田が清水の守備をこじ開けて、点を取りきれるかどうかという点に尽きる。磐田のサイド攻撃も試合ごとに良くなりつつあるが、単純なクロスに対しては清水のセンターバック、青山直晃と岩下敬輔が非常に強いので、なかなか決定機につなげることは難しい。したがって、攻め崩しの過程のどこかで、相手の意表を突くワンタッチの連携を見せたり、1対1の勝負で勝ったりすることが必要になるだろう。
この試合では、加入したばかりのイ・グノが前田遼一と2トップを組むことが予想されるが、連携という面ではやはり時間不足。ただ、前田も「(イは)自分の動きをよく見ていてくれるのでやりやすい」と言っており、イ自身の突破力やスピードにも大いに期待したいところだ。
また、エースの前田も、前節・千葉戦で今季初ゴールを決めて、少し肩の力が抜けたところ。高さ、強さ、技術、決定力とさまざまな面で清水の堅守を突き破るポテンシャルを持っている選手だけに、彼の調子がどれだけ上がっているかという点にも注目したい。
一方、清水のほうは、前述の通り失点がリーグ最少だが、得点もリーグ最少(5試合で3点)。しかも、リーグ戦では岡崎しか点を取っていないので、そろそろ他の選手のゴールがほしいという状況で、とくに新加入のヨンセンの初ゴールが待望されている。ヨンセンが決定機に絡む場面は確実に増えているので、十分に期待は持てるし、彼が決めれば彼自身もチームも勢いづくはずだ。ここは、清水サポーターとしては大いに期待したい部分と言える。
またセットプレーにおいても、キッカーと高さが揃った清水が、攻守ともに優位に立つと予想される。クローズドなゲームでは、セットプレーが勝負を分けることが多いので、ここは清水としても狙い目と考えているはずだし、磐田としては踏ん張りどころとなる。
さらに、両チームともボランチに「山本」がいるが、この2人も好守においてカギを握る存在になるだろう。磐田の山本康裕、清水の山本真希とも、ユース出身でチームの将来を担うと期待される選手であり、ユース時代から静岡ダービーには強い闘志を見せてきた。中盤での主導権をどちらが握るかという点も、試合展開に大きな影響を及ぼすだけに、チームの中心となりつつある彼らの出来という部分にも注目したい。
その他にも、試合の見どころは書ききれないほど数多く挙げることができる。しかも過去の対戦を振り返っても、両チームともそれまでの試合で調子が悪くても、ダービーとなるとまったく異なる質の高いプレーを見せてきた。だから、良い意味でどんなドラマが起こるかわからないのが、静岡ダービーの楽しみでもある。
エコパ開催でスタンドにはまだまだ余裕があるので、ぜひ会場に足を運んで生で観戦してほしい大一番だ。
以上
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一覧へ【J1:第6節 磐田 vs 清水】プレビュー:チーム状況は対照的だが、何が起こるかわからないのが静岡ダービー。磐田が堅守の清水からゴールを奪い、今季初勝利を挙げられるか(09.04.18)













