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【J2:第9節 愛媛 vs 草津】レポート:無得点の沈黙は破ったものの、愛媛は勝点をつかめず。互いに目指した6試合ぶりの勝利を手にしたのは「佐野・草津」(09.04.18)

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4月18日(土) 2009 J2リーグ戦 第9節
愛媛 1 - 3 草津 (13:04/ニンスタ/5,653人)
得点者:3' 松下裕樹(草津)、12' 青野大介(愛媛)、67' 熊林親吾(草津)、87' 後藤涼(草津)
スカパー!再放送 Ch180 4/19(日)22:30〜(解説:大西貴、実況:三宅きみひと、リポーター:重橋秀香)
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開始わずか3分、いきなり草津の強烈な先制パンチが飛んできた。左サイドで櫻田和樹、後藤涼と素早くつなぎ、中央へ折り返したところで待ち構えていたのは松下裕樹だった。思い切り振り抜いた松下の右足から放たれたシュートは、一直線に愛媛のゴールへ突き刺さった。

しかし、キックオフ直後から愛媛も草津のゴールを脅かしていた。「前半は自分たちがボールを動かしながらテンポも上げられ、ある程度しかけることができた」と望月一仁監督は振り返ったが、7分には大山俊輔、9分には横谷繁がミドルシュートを放ち、さらに11分には横谷のミドルシュートに大木勉が詰めて、ゴールまであと一歩のところまで迫った。

そして愛媛のカウンターパンチがヒットしたのは続く12分。クリアをカットした青野大介がドリブルを始めると、シュートコースが空いた。得意の左足から放たれた強烈なシュートが草津のネットを揺らす。愛媛にとってみれば第4節の熊本戦以来、5試合ぶりのゴールで同点に追いついた。3日前に長女が生まれたばかりの青野の下にはチームメートが集まり、ゆりかごパフォーマンスで祝福。点が取れなかったモヤモヤも、一気に吹き飛んだ瞬間だった。

その後も3試合ぶりのスタメンとなったFW田中俊也が絡み、愛媛の攻撃は勢いを増した。20分には大山と横谷、田中で、26分には再び大山から関根、田中とフィニッシュに持ち込む。そして42分にも田中が裏へ抜け出しシュートまで持ち込んだが、草津のGK常澤聡に阻まれる。前節の福岡戦に続き、攻撃の形をつくれていた愛媛だっただけに、悔やまれるのは足りなかった最後の一押し。それが後半、草津に付け入る隙を与えてしまった。

「前半からしつこくプレスをかけたり回したりすることで、愛媛の足が止まるのを感じた」と試合を振り返ったボランチ櫻田。同点に追いつかれても慌てることなく愛媛の攻撃をいなすと、後半22分に櫻田のパスを受けた熊林親吾が愛媛の勢いをそぐ追加点を決める。さらに42分にはペナルティエリア内で都倉賢が粘り、ダメ押しとなる3点目を後藤が決めた。

「佐野さんのやろうとしているサッカーをブレずにやることを、選手全員がやろうとしている」と語ったのは櫻田だが、「勝っても負けても変えない信念を持っている監督。こうやるんだ、というサッカーがあり、それに向かっているので選手はやりやすい」と語ったのは熊林。「我々のスタイルはコンパクトフィールドを作って、そこで奪って速い攻撃や相手陣内でキープしてパスワークで崩すということ」という佐野達監督の攻撃サッカーで、草津は6試合ぶりに結果を出した。自分たちのスタイルで手にした勝利だけに、その意味は今後に向けて大きいものとなる。

一方の愛媛は後半、開始直後に迎えた田中のシュート1本に止まり今季初の連敗。これまでは勝点をつかめないまでも、ドローに持ち込み連敗を逃れてきた。しかし、今日は今季最多の3失点でJFL時代からのライバル・草津に完敗。タイムアップ直後にはブーイングも起こったが、選手は結果で見返すしかない。そして、サポーターも今こそ「ひとつになって闘う」ことしか現状を打破することはできないことを理解し、ブーイングのあとの愛媛FCコールで示した。愛媛にとって困難な道のりは続く。しかし、次も負けられない試合が待っている。徳島との四国ダービー(4/25@ニンスタ)こそ、この6試合で溜まった鬱憤を晴らす絶好の舞台だ。

以上

2009.04.18 Reported by 近藤義博
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